-
背景・概要
従来のスマートフォンやノートパソコン以外に、家電、医療機器など無線通信機能を有した機器が増えている中、新しく無線通信機器を市場へ販売するためには日本では技適を取得する必要があります。その技適取得に際し、SAR試験によって当該無線機器が日本の法律に適合していることの確認が必須となっております。
SARとは“Specific Absorption Rate“の略となり、無線通信機器を使用した際に無線通信機器が発する電磁波が人体に悪影響を及ぼすかの確認をするための人体暴露試験となり、SAR試験は日本だけではなく世界各国で要求されております。
マイクロウェーブファクトリーは、無線通信評価システムを提供しており、開発~実装の段階において多数の支援実績がございます。今回新たにSchmid&Partner社製品を取り扱うことにより、無線性能試験だけでなく、より広範な技術支援を提供することが可能となります。
主な取扱い製品
– DASY8 Module SAR、APD、mmWave、WPT、HAC:RFコンプライアンス用スキャニングプラットフォーム
– DASY8 Module R&D:汎用近傍界スキャナ
– cSAR3D: 高速SAR測定システム
– ICEy EM:干渉・互換性(EMI/EMC)用自動近傍界・スキャニングシステム
– OH4VNA: 非干渉S11測定用光学ヘッド
– MAGPy:ハンドヘルド磁界プローブシステム<10 MHzの暴露評価用
– DAK: 誘電率測定システム
– OTAPhantoms:RF試験用ボディシミュレータ
– SEMCAD X/Sim4Life:高性能マルチフィジックス計算プラットフォーム
関連記事:https://www.mwf.co.jp/news/kiji60.html
-
マイクロウェーブファクトリー株式会社について
マイクロウェーブファクトリーは、電波に関する先端技術開発に携わる顧客を全面的にサポートし、独自技術、独自特許、豊富な経験等、自社のノウハウを活かした解決策を提供する、電波のトータルソリューションカンパニーで、付加価値の高い業務に特化し、お客様に提供します。
-
Schmid & Partner Engineering AG(SPEAG)について
SPEAGは、1994年にスイス連邦工科大学(ETH)からスピンアウトし設立されました。同社は、通信業界においてデファクトスタンダードである近傍界測定システムDosimetric Assessment System(DASY)をはじめ、数kHzから110GHzまでの電力密度試験装置、誘電試験装置、ファントム、電磁界シミュレーションを提供しています。代表的なアプリケーションには、磁気共鳴イメージング・スキャナー、医療用インプラント等のEM安全性と設計最適化を行います。
Website: https://speag.swiss/
-
問い合わせ先
マイクロウェーブファクトリー株式会社
営業部 担当:中川 裕斗
横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル7F
TEL:045-594-6639