ファーウェイ、グリーン開発2030レポートを発表

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[2022年4月27日、中国・深セン] ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は本日、深センで開催され、世界中のアナリスト、専門家、学者、ジャーナリストが出席したファーウェイグローバルアナリストサミット2022(HAS 2022)の「グリーンICTが実現するグリーン開発フォーラム(Green ICT Empowers Green Development forum)」において、グリーン開発2030レポートを発表しました。ファーウェイのICTインフラストラクチャ・ビジネスCMOの張宏喜(ケビン・ジャン)が発表した当レポートは、ICTがいかにグリーン開発を実現できるかについて体系的に説明しています。

HAS 2022でグリーン開発2030レポートを発表する、ファーウェイICTインフラストラクチャ・ビジネスCMOの張宏喜HAS 2022でグリーン開発2030レポートを発表する、ファーウェイICTインフラストラクチャ・ビジネスCMOの張宏喜

グリーン開発2030レポートは、インテリジェントな世界2030レポートのシリーズの最新版であり、ファーウェイが今後の体系的な見通しを提示し、ICT業界の発展と、ICT業界が他の業界にいかに貢献できるかについて、全体的な青写真を提示しています。当レポートは、ファーウェイが長年にわたり蓄積した業界の見識とベストプラクティスに基づいて作成され、100人近くの業界専門家および、30人以上の政策立案者、協会、シンクタンク、企業等のサードパーティ組織の情報に補完されています。

グリーン開発2030レポートは、デジタル化と脱炭素化がいかにグリーン開発を推進できるか、および2030年までの主要産業におけるグリーンICTの潜在的アプリケーションにフォーカスしています。中でも注目されるのは、グリーン開発2030レポートで説明される以下の6つの見通しです。

1.再生可能エネルギーが主流となる
電力の50%以上は再生可能エネルギーで供給されるようになるでしょう。世界の最終エネルギー消費に占める電力の割合は30%に増加するでしょう。また、エネルギー貯蔵システムの世界的な設備容量は、20倍に増大するでしょう。

2.産業は環境に優しいものとなる
労働者10,000人当たり、390台のロボットが作業をするでしょう。

3.運輸における総合的な電化
世界規模で1億4500万台の新たなエネルギー車両と1億台の専用充電パイルが出来るでしょう。

4.将来の建物は排出実質ゼロで稼働するようになる
2030年までに全ての新たな建物は排出実質ゼロで稼働し、2050年までに全ての建物は排出実質ゼロになるでしょう。

5.環境に優しいデジタルインフラが基本要件になる
デジタルインフラは、2030年までに100倍のエネルギー効率を実現するでしょう。

6.低炭素生活が勢いを増す
世界の遠隔医療市場では10倍以上の成長が見込まれます。中国のオンライン教育は約23倍になることが予想されます。また、10億人のユーザーがバーチャルツアーに参加するでしょう。

また、当レポートはグリーン開発を実現するために今後のICTイノベーションが追求すべき主な3つの課題である、デジタルインフラのエネルギー効率の向上、発電における再生可能エネルギーシェアの増加、そしてグリーン産業の実現について説明しています。これにより、世界規模のグリーン開発の取り組みについて洞察を得ることができます。

張はフォーラムの自身の講演で、以下のように述べました。「デジタル化と脱炭素化は互いを強化し、共にグリーン開発を推進します。ICTは、デジタル化と脱炭素化のいずれのプロセスにとっても鍵となります。ファーウェイは、ICTイノベーションのリーダーとして、グリーンICTインフラの構築、再生可能エネルギー開発の推進、さまざまな業界における省エネの強化と排出量の削減に取り組んでいます。これにより、社会全体の持続可能な開発を促進することを期待します。」

ファーウェイのSingleRAN製品ライン担当社長の姜旭冬(アロン・ジャン)もフォーラムで講演し、同社の最適なパフォーマンスと高エネルギー効率の両方を備えたネットワーク構築の実績について、「ファーウェイのグリーン5Gソリューションは、インテリジェントテクノロジーの活用により基地局のエネルギー効率を改善し、ネットワーク全体のエネルギー消費を削減します」と言及しました。

フォーラムには、GeSI(Global Enableing Sustainability Initiative)、チャイナモバイル、国網江蘇省電力有限公司、BYD等の業界の代表が多数出席し、デジタル技術を活用したグリーン開発強化に向けた各社のロードマップとベストプラクティスについて話しました。

GeSI CEOのルイス・ネベス(Luis Neves)氏は次のように述べました。 「ICTは、2030年までに世界のCO2排出量を20%削減して、2015年の排出レベルを維持することで、効果的に経済成長を排出量の増加から切り離す可能性を秘めています。これは、ICTソリューションの効果が2030年のICT予想フットプリントのほぼ10倍であることを意味します。8つの経済セクターである、交通&物流、製造、食品、建物、エネルギー、業務&ビジネス、健康&学習の評価においても、ICTが2030年までに年間11兆ドルを超える経済的利益を生み出す可能性があることを示しています。これは、2015年の中国の年間GDPに相当します。現在、デジタル技術の潜在性は十分には発揮されていません。これらの潜在性は集団的行為によってのみ、達成することができます。GeSIがICT業界に対して、目的を持ったデジタル化に共に取り組むよう求めるのはこの為です。」

チャイナモバイル企画&構築部門の副ゼネラルマネージャの李訓(リー・ジョンイエン)氏は、炭素排出量のピークとカーボンニュートラルの目標達成に向けて同社が改定した「C2 + 3つのプログラム」という最新のグリーン・アクションプランについて言及しました。このアクションプランは、3つのプログラム(省エネ、クリーンエネルギー、産業イネーブルメント)と6つのグリーン・イニシアチブ(グリーンネットワーク、グリーンエネルギー消費、グリーン・サプライチェーン、グリーンオフィス、グリーン・イネーブルメント、グリーン文化)を網羅する革新的な開発モデルを含みます。李氏は「ICT業界はデジタル経済のバックボーンです。そのため、チャイナモバイルはICTオペレーターとしてのリーダーシップを発揮し、上流と下流の両方で学界、研究機関、業界の関係者と協力し、より大きな相乗効果を創出します」と説明しました。チャイナモバイルは、第14次5カ年計画期間の終わりまでに、通信サービス毎のエネルギー消費量と炭素排出量の少なくとも20%の削減、同社の電力使用量の400億kWh以上の削減、そして他業界の16億トン以上の排出量の削減を達成することで、2030年までにカーボンピークに到達し、2060年までにカーボンニュートラルを達成するという中国の「デュアルカーボン」目標をサポートします。

国網江蘇省電力有限公司 副ゼネラルマネージャの王国平(ワン・グオピン)氏は、次のように述べました。「我々は塩城市の低炭素 & スマートエネルギー・イノベーションパークを、新たな複数のエネルギー源に基づくスマートで、炭素排出ほぼゼロのキャンパスにできるように取り組んでいます。当社はファーウェイとの共同イノベーションの一環として、マルチエネルギーの統合、スマートゼロカーボンの管理、効率的な運用、新たなサービスの4分野にわたり、デジタル技術を活用したアプリケーションを開発しています。これは、エネルギーミックスで新たなエネルギーシェアを増やすのに役立つでしょう。当プロジェクトにより、産業IoE(Internet of Energy)デモンストレーション・キャンパス、及び産業エネルギー統合実践基盤のイニシアティブに参加し、中国のカーボンピークおよびカーボンニュートラルの目標に貢献できることを光栄に思います。」

BYD情報センターのICTセキュリティ責任者の羅小平(ルオ・シャオピン)氏も、グリーン光ネットワークを活用したスマート製造、およびグリーンで低炭素な運用を実現する方法について説明しました。羅氏は、次のように述べました。「新エネルギー車の市場は急成長しています。当社はマーケット・リーダーとして、ファーウェイの環境に優しくシンプルな光学テクノロジーを用いて、常州を拠点にショーケースプロジェクトを構築できたことを嬉しく思います。ファーウェイの光ネットワークソリューションは、シンプルなアーキテクチャ、高い信頼性、超柔軟性をサポートし、当社の生産ネットワークとオフィスネットワークの効率的な伝送を実現しています。お陰で高まる生産能力に対応できるようになりました。」

 張宏喜は、協力とグリーンICTを活用したファーウェイのグリーン開発推進に向けたコミットメントについて繰り返し、ファーウェイはより高いエネルギー効率と低エネルギー消費の製品を提供し、ビットでワットを管理し、カーボンフットプリントからカーボンハンドプリントに移行することで、世界全体のグリーン開発を推進します、と述べて講演を締めくくりました。
 

グリーン開発2030レポートグリーン開発2030レポート

詳細については、以下よりグリーン開発2030レポートをダウンロードしてください。
https://www.huawei.com/en/giv/green-development-2030

【ファーウェイについて】
1987年に設立されたファーウェイは、情報通信技術(ICT)インフラ、およびスマートデバイスの世界的プロバイダーです。195,000人の従業員を擁し、170を超える国と地域で事業を展開し、世界の30億人以上にサービスを提供しています。
当社のビジョンおよびミッションは、あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェントな世界を実現することです。この目的に向けて、ファーウェイではユビキタス接続とネットワークへの平等なアクセスを推進し、インテリジェントな世界の基盤を築きます。また、必要な時に、必要とされる場所で多様なコンピューティングパワーを提供し、クラウドおよびインテリジェンスを世界の隅々まで届けます。さらに、デジタルプラットフォームの構築により、あらゆる業界および組織が、よりアジャイルで効率的、そして動的となるようサポートします。またAIの活用により、ユーザーエクスペリエンスを再定義し、自宅、オフィス、外出先、そして娯楽、ワークアウトを問わず、生活のあらゆる側面において、よりスマートで、パーソナライズされたユーザーエクスペリエンスを実現します。詳しくは、ファーウェイのウェブサイト www.huawei.com をご覧頂くか、以下をフォローして詳細をご確認ください。
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