【YOKOHAMA Hack!】 マンホール蓋の異常検知AI開発を実証実験 ~下水道管路施設の業務効率化に向けたデジタル技術の活用~

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東日本電信電話株式会社 神奈川事業部(執行役員 神奈川事業部長:相原 朋子、以下「NTT東日本」)は、横浜市と下水道管路施設の業務効率化を目的としたデジタル技術の活用に向けて協定締結し、「マンホール蓋の異常検知AI開発」に関する実証実験プロジェクトをスタートします。

【左】AI検知サンプル画像(ヒビ割れなどAI検知結果を画像へ付与)【左】AI検知サンプル画像(ヒビ割れなどAI検知結果を画像へ付与)

【右】AIを活用した点検イメージ(NTT東日本による電柱等線路設備の画像診断利用時)【右】AIを活用した点検イメージ(NTT東日本による電柱等線路設備の画像診断利用時)

1.取り組み背景

横浜市では、DX推進の取組として、行政の業務やサービスにおける課題・改善要望(ニーズ)と、それを解決する民間企業等が有するデジタル技術(シーズ)提案をマッチングするオープンなプラットフォーム「YOKOHAMA Hack!」を運営しています。<*1>https://hack.city.yokohama.lg.jp/about

横浜市の下水道管路施設として、マンホールが約54万箇所あります。老朽化する施設は急激な増加が見込まれており、維持管理の必要性・重要性が高まっている中、下水道管路施設のマンホール蓋は摩耗の進行やガタつき等の事象をもとに、職員の経験知等により交換時期を判断しています。

一方、NTT東日本ではインフラ通信事業者として、通信ビル・電柱・とう道・ケーブル等の多くの通信設備を維持・管理しています。その維持・管理業務において、デジタル技術を活用して作業・業務の効率化を図っており、横浜市におけるマンホール点検業務のDX推進に貢献できると考え、「YOKOHAMA Hack!」に応募し、この度、実証実験プログラムを開始するに至りました。

2.実証実験プログラム概要

(1)期間:2023年8月17日 ~ 2023年12月28日

(2)内容:マンホール蓋の型式、異常判定及び劣化度のAI予測

(3)役割分担:

・横浜市:実験計画・目標の策定、実証の庁内業務フロー検討、関係者へのアンケート実施 等

・NTT東日本:実験計画・目標の策定、実験に必要なソリューションの環境構築 等

3.今後に向けて

NTT東日本グループでは、「持続的な成長が可能な地域社会の実現」に向け、従来の光回線をはじめとしたICT(情報通信技術)を活用した付加価値の高いサービス提供に加え、地域課題の多様化も踏まえた非通信分野事業へ事業領域を拡大し、地域のみなさまからのご要望に応えられるよう取り組みを進めています。

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