■業務提携の背景
近年、なりすましメールによる被害が増加しています。それに伴い、ブランドや社名を悪用され被害を受けている企業も後を絶ちません。その対策として、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)が注目を集めています。DMARCとは「送信者のなりすまし」などの不正を防ぐことを目的とした、送信ドメイン認証技術の一つです。なりすましメールの送信状況を把握できることに加え、そのメールの送信元や差出人メールアドレスが信頼できるものかを判断し、メール受信者に不正なメールが届かないようにすることができます。
当社は企業と顧客の双方向コミュニケーションをメールやSMS、Webアンケートなど多様なチャネルで実現できるコミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズを提供しています。中でもメール配信システム「WEBCAS e-mail」は、20年以上にわたり大手企業や官公庁など多くのお客様にご利用いただいています。社会基盤と言えるメールに関する環境整備は当社の命題であり、なりすましメールによる被害リスクを抑えるためにも、当社ではメール配信システムをご利用のお客様にDMARC導入を推奨しています。
TwoFiveは、メールに関連するセキュリティやシステム構築、スレットインテリジェンス(※)を、国内大手ISP /ASP、携帯事業者、大手企業に対して総合的に支援しています。中でも同社が提供するクラウド型 DMARC 解析サービス「DMARC/25 Analyze」は認証結果情報(DMARC レポート)を集計・可視化して解析し、Webベースの分かりやすいレポートを提供するサービスです。不審なメールの存在や内容を的確に把握できるため、自社のメールを受信する可能性のある顧客やビジネスパートナーに警告通知することで、被害拡大を低減することが可能です。
※スレットインテリジェンスとは、サイバーセキュリティ上の脅威を収集・蓄積し、それらを分析した情報および情報提供サービスのこと。
今般、当社は「WEBCAS e-mail」の利用企業様のDMARC導入をより強固に支援するため、業務提携に至りました。
当社およびTwoFiveは、メールのセキュリティ対策を推進することで社会課題であるなりすましメールによる被害を抑制するとともに、クライアント企業様の安全で快適なメールマーケティング活動の実現を支援してまいります。
■当事会社の概要
株式会社TwoFiveについて
TwoFiveは、大手ISP、ASP、携帯事業者の電子メールシステムインフラで長年経験をつんだメールシステムの技術者集団により2014年に設立されました。日本の電子メール環境を向上させることを使命としてベンダーニュートラルな立場で最適な技術とサービスを組み合わせ、メールシステムの設計・構築、電子セキュリティなどについてコンサルティング、ならびに各種レピュテーションデータを提供しています。
主な事業内容
・メッセージングシステム
・メッセージングセキュリティ
・スレットインテリジェンス
設立:2014年5月
本社所在地:東京都中央区日本橋3-1-4 画廊ビル3F
代表者:代表取締役 末政 延浩
URL:https://www.twofive25.com/
株式会社WOW WORLDについて
WOW WORLDは、メール配信やフォーム作成を軸としたコミュニケーションシステム「WEBCAS」やエンゲージメントソリューション「WOW engage」の企画開発・販売を通して、企業のマーケティング活動とカスタマーサクセスにおける課題解決を支援しています。
主な事業内容
・コミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズの開発・販売
・エンゲージメントソリューション「WOW engage」の開発・販売
・メールコンテンツやWebアンケートのコンサルティング・制作
設立:1995年4月
本社所在地:東京都品川区西五反田7-20-9
代表者:代表取締役社長 美濃 和男