【LINEリサーチ】高校生の「位置情報共有アプリ/サービス」の現在利用率は約5割 ふだん使っているアプリの1位は「Google マップ」

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LINE株式会社では、同社が保有する約630万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。

このたびLINEリサーチでは、日本全国の高校生を対象に、「位置情報共有アプリ/サービス」の認知率や利用率、また、どのようなアプリを利用しているかなどについて調査しましたので、その結果をお知らせいたします。

※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます:
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/43289851.html
※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。

■「位置情報共有アプリ/サービス」を知っている高校生は約9割、使っている高校生は約5割という結果に

高校生に「位置情報共有アプリ/サービス※」を知っているかどうか、また、知っている人には使ったことがあるかを聞きました。
※「位置情報共有アプリ/サービス」は、「Google マップ」「whoo(フー)」「NauNau(ナウナウ)」など、GPSを使って自分の位置情報を家族や友達などに共有できるアプリ・機能のことです。

全体では、「位置情報共有アプリ/サービス」の認知率※は約9割となりました。
また、「知っているし、使っている」という現在利用率は約5割という結果になりました。さらに、「知っているし、使っている」と、「知っているし、以前使っていたが、いまは使っていない」を合わせた利用経験率は、約6割という結果になりました。
※「知っているし、使っている」「知っているし、以前使っていたが、いまは使っていない」「知っているが、使ったことはない」の合計

男女別にみると、「位置情報共有アプリ/サービス」の認知率は、男子高生が88%、女子高生が94%と女子高生のほうがやや高いものの、「知っているし、使っている」という現在利用率や利用経験率は男女でほぼ差がない結果となりました。学年も含めてみると、高1の男子高生で現在利用率がもっとも高く58%となりました。

■ふだん使っている「位置情報共有アプリ」は「Google マップ」が高い割合で1位

「位置情報共有アプリ/サービス」を使っている高校生に、ふだん使っている「位置情報共有アプリ」を聞きました。

全体では、「Google マップ」が6割台後半の高い割合で1位になりました。
男女別にみても「Google マップ」がそれぞれ1位という結果になりました。特に、高2の男子高生では7割超の高い割合でした。

全体2位は3割弱で「whoo(フー)」がランクイン、続く全体3位は1割強で「Jagat(ジャガット)」がランクインしました。男子高生よりも女子高生で割合が高く、特に高2の女子高生では約2割という結果でした。

■高校生が位置情報を共有する相手は男子高生・女子高生ともに1位は母親、2位は親友

「位置情報共有アプリ/サービス」を使っている高校生に、位置情報を共有している相手を聞いたところ、全体の1位は約4割で「母親」で、男女ともに1位となりました。男子高生と比べて女子高生のほうが高く、女子高生ではすべての学年で4割以上となりました。

全体2位は約3割で「親友」、3位には僅差で「同じ学校の友だち」が続きました。「親友」は、特に高1の女子高生で36%と高い割合でした。「同じ学校の友だち」は、男女ともに2年生で高い傾向にありました。
続く4位には、2割強で「父親」がランクインしました。女子高生よりも男子高生で割合が高く、特に高1の男子高生では3割超という結果になりました。
「恋人(彼氏・彼女)」は、1割台となりましたが、男子高生より女子高生の方が恋人に位置情報を共有している人が多い結果になりました。

■高校生が「位置情報共有アプリ/サービス」を使う理由は?

「位置情報共有アプリ/サービス」を使っている高校生に、その理由を聞きました。
全体1位は「待ち合わせに便利だから」、2位は「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」、3位は「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」という結果になりました。

男女別でみてみると、まず女子高生は、「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」が約3割で1位になりました。2位以降は、「待ち合わせに便利だから」「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」が2割台で続きました。

「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」は、男子高生と比べて女子高生で高い割合でした。

男子高生では、「待ち合わせに便利だから」が2割後半で1位になりました。2位以降は、「遊ぶ相手を探しやすい・連絡しやすいから」「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」が2割弱でランクインしました。また、人との共有や連絡以外に「スマホをなくしたときに見つけられるから」は男女ともに5位以内となっており、便利機能として活用している様子もうかがえました。

学年別にみると、「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」は、高3の女子高生で高い割合でした。また、高1の女子高生や高2の男子高校生では「家族に使うように言われているから」が2割強という結果になりました。

■位置情報共有アプリ/サービスでの印象的なできごとやエピソードを紹介

高校生に、位置情報共有アプリやサービスを使ったときにあった、印象的なできごとやエピソードを聞きました。

【女子高生のエピソード】
・母親に連絡を取って待ち合わせようとしたが、アプリで見たら、どちらも待ち合わせるまでもない距離にいた(高2女子)
・部活などで帰りが遅くなるとき、毎回連絡しないといけなかったけれど、使うようになってから連絡する必要がなくなったので楽になった(高1女子)
・たまたま近くにいたときに位置情報を見た友達が連絡してきてくれて、一緒にご飯を食べて楽しかった(高1女子)
・駅で時間が余ったときに、アプリで近くに友達がいたからダメ元で誘ったけど、そのまま合流して遊べた!(高3女子)
・土地勘がない場所で迷ったときに、家族に位置情報を共有して助けてもらった(高3女子)
・母が帰ってくる前に場所を確認して片付けを終わらせたりした(高1女子)
・いつも一緒に学校に行っている友達が、いつもの時間に来なかったときに位置情報を見て安否確認をした(高3女子)
・デート中、友達と会いたくないなってときに、友達の居場所を確認して避けながら歩いた(高3女子)

【男子高生のエピソード】

・遊びに誘うときに相手がどこにいるかわかる(高3男子)
・遠足で別の班がどこに行っているのかがわかって面白かった(高3男子)
・夏祭りでもれなく全員迷子になったときに、屋台裏で集合できた(高2男子)
・スマホを無くした際に、母親に位置情報共有サービスを使い見つけてもらった(高1男子)
・位置情報共有アプリで鬼ごっこ(高3男子)
・友達に遊びに誘われたけど、面倒くさくて予定があるからと嘘をついたが当日ずっと家にいたことがバレた。翌日遊んだ(高3男子)
・友達にバイト先がバレた(高2男子)
・親に勉強をさぼってカラオケに行ったことがバレた(高1男子)
・部活を仮病で休んでいた奴が学校の近くのカラオケで遊んでおり、先生にバレて怒られた(高2男子)

LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していきます。

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2023年8月17日~2023年8月21日
有効回収数:1,037サンプル

※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約630万人のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
※2023年1月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/

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