コロナ禍の「国内出張に対する意識調査」を公開!約半数が「出張=面倒なもの」へと意識が変化~出張周辺業務に要する時間は約90分~

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JTBグループで経費精算・出張管理ソリューション『J’sNAVI NEO(ジェイズナビネオ)*』を提供する株式会社 JTB ビジネストラベルソリューションズ(本社:東京都江東区、代表取締役兼社長執行役員:渋谷 正光、以下「JTB-CWT」)は、2021年5月〜2022年4月の期間に3カ月に1回以上の頻度で宿泊を伴う国内出張に行った経営者・会社員500人を対象に「国内出張に関する意識調査」を実施いたしました。

 

今回の調査では、コロナ禍で外出や出張が制限されたことを背景に、出張に対するビジネスマンの意識の変化を聞くアンケートを実施。結果から、出張の重要性、出張にまつわる周辺業務の実態が明らかとなりました。

▼調査概要

  • 新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言発令時には、65.4%の方が出張・外出を制限されていたと回答。
  • 2022年現在と2021年の国内出張の頻度を比較すると「変わらない(49.2%)」、「増えた(29.2%)」となり、少しずつではあるが国内出張再開の流れがあることが明らかとなった。
  • 外出・出張の制限を通じて、「出張は面倒である(47.3%)」という意識が強くなっている。また、「面倒」と感じる部分については、手配やスケジュール調整が「約5割」、出張精算や立替精算が「約2割」と、出張前後の周辺業務に関する回答が多い。
  • 1件の出張において、「手配」「スケジュール調整」「出張精算」という周辺業務に、平均で「約92.3分」かかっている。
  • リモートワーク・オンライン商談が浸透する中でも、ビジネスにおいて「出張は重要」と67.8%が回答。直接対面でコミュニケーションがとれる、現場を確認できる点において、出張は重要なビジネスチャンスである。

【調査結果詳細】
◆緊急事態宣言発令時には、65.4%の方が「出張に関する規制があった」と回答(図1)。
2022年現在と2021年の国内出張の回数は「変わらない」が49.2%、「増えた」が29.2%(図2)。

図1で示しているように、緊急事態宣言発令時※には、65.4%の方が「出張に関する規制があった」と回答しています。内訳として、「一部条件付きで制限されていた」ケースが43.2%と最多となりました。

また、図2の通り、2022年現在と2021年で国内出張の回数を比較すると「変わらない」が49.2%、「増えた」が29.2%となりました。新型コロナウイルス感染症の拡大から3年目となり、徐々に国内出張を再開する企業があることがうかがえます。

※緊急事態宣言発令期間(地域により異なるため、1都道府県以上に発令されている期間を記載)
第一回:2020/4/7~5/25
第二回:2021/1/8~3/21
第三回:2021/4/25~6/20
第四回:2021/7/12~9/30
 

 

◆コロナ禍を通じて、出張に対する意識に変化あり。ポジティブな変化では「関係者とのコミュニケーション(39.2%)」(図3)、ネガティブな変化では「感染リスク(31.2%)」や「移動時間(23.2%)」が上位(図4)。

コロナ禍による出張制限を通じて、出張に対しポジティブ・ネガティブそれぞれ意識の変化が見られました。ポジティブな意識の変化(図3)では、「直接関係者とコミュニケーションをとることで円滑に仕事が進んだ(39.2%)」が最多。続いて、「直接現地の様子を見ることで有益な情報が得られた(31.2%)」と現地に赴くことへのメリットを感じています。

一方で、ネガティブな意識変化(図4)では「新型コロナウイルスの感染リスクに不安を感じた(31.2%)」についで、「移動時間がもったいなく感じた(23.2%)」、「出張後の処理業務が面倒だった(21.0%)」が上位となり、出張に関連した「時間」に対する課題が明らかとなりました。

出張のメリットを享受するためには、移動時間の有効活用や周辺業務にかかる時間削減がポイントとなることがわかります。

◆出張回数が増えたことで47.3%が面倒になったと回答(図5)。原因は「宿泊先・交通機関の手配(56.5%)」「スケジュール調整(53.6%)」などの出張に関わる周辺業務(図6)。

図5のとおり、出張回数が増えたことで47.3%が面倒になったと実感しています。図6からは、面倒に感じている原因について、「宿泊先・交通機関の手配(56.5%)/スケジュール調整(53.6%)」に加えて「出張精算(27.5%)/立替精算(21.7%)」など、出張に関わる周辺業務であることが明らかとなりました。
 

◆出張の周辺業務にかかる時間は平均92.3分(図7)

 

出張に関わる周辺業務について、「宿泊先・交通機関の手配」「出張前のスケジュール調整」「出張精算」に要した合計時間を調べてみると平均で約92.3分かかっていることが明らかとなり、周辺業務の効率化が必要であることがうかがえます(図7)。

◆出張はビジネスにおいて重要な役割を果たすとの回答が67.8%(図8)。
対面コミュニケーションや直接の現場視察に重要性を感じている回答が上位(図9)。

面倒という印象がある中で、出張自体は「ビジネスにおいて重要な役割を果たしている」との回答が67.8%となりました(図8)。その理由については、図9の通り「対面コミュニケーションの方が関係構築しやすいから(49.0 %)」、「現場を直に確認することが重要だから(46.6 %)」など、直接訪問することに意義を感じているケースが上位となりました。このことから、出張はビジネスマンにとって関係値構築における重要な手段として捉えられていることがうかがえます。

【総論】
今回の調査により、出張は顧客と直接対面ができる貴重な機会として、ビジネスシーンで重要視されていることが明らかとなりました。一方、コロナ禍で業務のオンライン化が進んだ結果、移動にかかる時間や出張後の処理業務に対するネガティブな意識は強まっています。「宿泊先・交通機関の手配」「出張前のスケジュール調整」「出張精算」に平均90分以上かかっていることからも、周辺業務の効率化がより一層求められます。

<引用・転載の際のクレジット表記のお願い>
調査結果引用・転載の際は、“株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ調べ”と
クレジットを記載していただけますようお願い申し上げます。

【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:自社調査
調査対象:全国の29〜59歳の男女、年に3回以上、宿泊を伴う国内出張に行く経営者・会社員
調査時期:2022年5月31日〜6月3日
回答数:500※四捨五入の関係で、合計数値が合わない場合がございます。

▼「J’sNAVI NEO」とは
「J’sNAVI NEO」は、出張のオンライン手配システムと経費精算システムが一体化した出張・経費精算管理ソリューションです。交通費や会議交際費等の経費精算はもとより、国内や海外の出張申請から手配・精算・支払にも活用可能。分散していた経費精算や出張関連業務を一元管理することで、業務の効率化・省力化を実現できます。

【「J’sNAVI NEO」公式サイト】
https://www.jsnavineo.com/function/ticket/

【「J’sNAVI NEO」製品紹介動画】※外部サイトに遷移します。
・出張手配~精算デモ編
https://youtu.be/QxjhUJkwkVE
・製品概要編
https://youtu.be/pUVv3Fysqns

【株式会社 JTB ビジネストラベルソリューションズについて】
会社名:株式会社 JTB ビジネストラベルソリューションズ
代表者:代表取締役兼社長執行役員 渋谷 正光
所在地:東京都江東区豊洲 5-6-52 NBF 豊洲キャナルフロント
設立:2000 年 8 月 /企業サイト:https://www.jtb-cwt.com/

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