2019年からコロナが猛威をふるい始めて、働き方に大きな変化が起こりました。
オフィスに出社しないテレワークやリモートワークが普及し、情報の管理やシステム部分で大きな変化が訪れました。
特に、情報やデータのクラウド化やセキュリティ対策、コミュニケーションツールをはじめとするシステムの導入など、環境が大きく変わったと肌で感じられるでしょう。
そんな中、企業の情報システム部はコロナ前後でどのような変化・影響を受けたのでしょうか。
そこで今回、kintone(キントーン)の導入や運用を支援するペパコミ株式会社(https://pepacomi.com/)と共同で、企業の情報システム部に所属する方104名を対象に「コロナ前後の情シス部門に関する調査」を実施しました。
■調査サマリー
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コロナ前より業務量が増えたの回答が8割超え
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増えた業務内容の第1位は「社内システムの運用・管理・保守」
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5割以上の方が直接利益につながらないノンコア業務にかかる時間が長いという結果に
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コロナ禍以降、業務にストレスを感じる方が76%
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情報システム部門で感じている課題の上位2つは『人材不足』と『人材育成の難しさ』と判明
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ノンコア業務のアウトソーシングを検討されている方は半数以上の結果に
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コロナ前より業務量が増えたの回答が8割超え
まず、「コロナ以前と以降で、情シスの業務負担はどのように変化しましたか?」と質問したところ、
とても増えた:15.4%
増えた:68.3%
特に変化していない:16.3%
減った:0%
と、83.7%の方がコロナ前後で業務負担が増えたと回答されました。
テレワークをはじめ、オンライン上で仕事をする機会が増えたため、突然の変化を強いられたことが大きな原因でしょう。
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増えた業務内容の第1位は「社内システムの運用・管理・保守」
では、具体的にどのような業務の負担が増えたのでしょうか。
そこで次に、「具体的にどのような業務が増えましたか?」と質問したところ、
『社内システムの運用や管理、保守』が最も多い結果となりました。次いで、『問い合わせやヘルプデスク対応』の業務負担も増加したようです。
新規システムの導入やオフィスに出向けないことによる問い合わせやヘルプデスク対応の増加は、やはり大きな負担になったことがわかりました。
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5割以上の方が直接利益につながらないノンコア業務にかかる時間が長いという結果に
では、コロナ前後でコア業務とノンコア業務どちらにかける時間が長くなったのでしょうか。
そこで続いて、「コロナ以降、コア業務とノンコア業務どちらにかける時間が長いですか?」と質問したところ、
コア業務(ITの戦略策定など):47.1%
ノンコア業務(問い合わせ対応など):52.9%
と、事業の利益に直接つながらないノンコア業務の割合が多いと回答された方が5割を超える結果となりました。
ノンコア業務には、高度な判断が不要で難易度が比較的低い付随的な業務も含まれています。
コア業務にリソースを割きづらくなったことで、システム化が急務になりました。
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コロナ禍以降、業務にストレスを感じる方が76%
ノンコア業務の割合が増えたと感じられる方が多い中、ストレスなどは今までと比べてどのように変化したのでしょうか。
そこで次に、「コロナ以降、情シスの業務に対して忙しさやストレスを感じますか?」と質問したところ、
とても忙しくストレスもすごく感じる:20.2%
忙しくストレスを感じる:55.8%
あまり忙しくなくストレスもそこまで感じない:24.0%
全く忙しくなくストレスも感じない:0%
と、76%の方が業務にストレスを感じていると回答されました。
雑務の割合が増えれば、会社の利益に貢献できている実感も薄くなりやすく、やりがいの部分でよりストレスにつながったのでしょう。
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情報システム部門で感じている課題の上位2つは『人材不足』と『人材育成の難しさ』と判明
情シス部門で業務に対してストレスが大きかったと多数の回答があった中で、どのような課題を感じているのでしょうか。
次に、「情シス部門で感じている課題について教えてください」と質問したところ、
『専門知識を持った人材がなかなか育成できない』『コア業務・ノンコア業務を遂行できる人材が足りない』といった人材面での懸念点が大きいとわかりました。
システムの導入をはじめ、労働環境の変化が加速した中で、すぐに対応できる人材の確保は容易ではありません。
いくらシステムを導入しても、使いこなせる人材や外注する選択肢が持てなければ、効果は得られないでしょう。
『導入システムの運用・保守の負担が大きい』という課題も多く挙げられていることから、人材面でも問題は深刻と言えます。
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ノンコア業務のアウトソーシングを検討されている方は半数以上の結果に
人材面での課題感が深刻だとわかりましたが、ノンコア業務のアウトソーシングはどれくらいの割合で検討されているのでしょうか。
そこで最後に、「今後、情シスにおけるノンコア業務のアウトソーシングを検討されていますか?」と質問したところ、
検討している:52.9%
検討していない:47.1%
という結果になりました。
ノンコア業務のアウトソーシングは、5割以上の割合で検討されていることがわかりました。
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【まとめ】情シスの業務負担が大きく、ノンコア業務が増加していることが判明
これまでの調査で、コロナ以降情シス部門の業務負担が増えたと実感している方が『8割以上』、ストレスを感じる方は『7割以上』という結果となりました。
さらに、システムを扱える人材や育成人材の不足といった人的リソース面での課題感が強いことが判明しました。
事業の成長にはコア業務への注力が欠かせません。そこで直接利益につながらないノンコア業務は、アウトソーシングしていくことが大切です。
セキュリティ上、アウトソーシングに不安を感じる方も多いかもしれません。
しかし、アウトソーシングは人材面の課題解決に直結します。
自社の業務効率化や人材難の解消を実現するために、業務システムの導入やアウトソーシングを検討されてはいかがでしょうか。
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kintone導入から改修内製化までの業務改善ならペパコミ
ペパコミ株式会社(https://pepacomi.com/)は、kintone(キントーン)導入から改修内製化まで一気通貫・伴走支援でサポートするサービスを提供しています。
■そもそもkintone(キントーン)とは
kintoneとは、サイボウズ株式会社が運営するデータベース型業務システム構築クラウドサービスです。快適かつ柔軟に、スピーディーで低コストに業務改善を実行でき、累計20,000社以上・毎月500社以上が導入しています。
【kintone8つの特徴】
・プログラミング不要で柔軟性の高い改修の実現
・必要な機能を組み込むだけでオリジナルのシステムが完成
・慢性的な人材不足や煩雑になったEXCEL、集計作業の解消
・最小限の機能だけでスモールスタートが可能
・顧客・案件管理(SFA)や見積もり/発注管理といった管理システムの構築
・アンケート集計やマッチングといった集計・活用システムの構築
・豊富な拡張機能でスムーズな連携の実現
・担当者の育成により、後に社内で改修が可能に
kintone(キントーン)を活用すれば、顧客・案件管理やオンライン予約管理、アンケート集計など、あらゆる業務の効率化を実現できます。
さらに、必要な機能を取り入れて企業が持つ課題に最適化したシステムの構築も行えます。後から機能を付け足しできるので、都度改修も手軽に行えるでしょう。
ただし、kintone(キントーン)は豊富な機能があるがゆえに、使いこなせるとは限りません。
「情シス部で課題に感じている人材面の問題をなんとか解決したい……」
「どの機能を取り入れたら導入効果を最大化できるのか分からない……」
「システムを導入したけど、使いこなせない……」
こうした悩みをkintoneの運用支援会社であるペパコミ株式会社が解消いたします。
「人材不足や業務過多を課題に感じている」「自社に最適な業務システムを構築したい」と考えているなら、ぜひペパコミ株式会社にご相談ください。
■お問い合わせ:https://pepacomi.com/contact
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調査概要:コロナ前後の情シス部門に関する調査
【調査期間】2023年8月20日(日)~2023年9月2日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】情報システム部の担当者104名
【調査主体】MEDIA PRESS(andmedia株式会社)×ペパコミ株式会社
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■ペパコミ株式会社概要
https://pepacomi.com/company
・代表取締役:小川 喜句
・〒160-0022 東京都新宿区新宿4丁目1-6 JR新宿ミライナタワー18F
■andmedia株式会社概要
https://andmedia.co.jp/company/
・代表取締役:鳥越 凌
・〒151-0062 東京都渋谷区元代々木町27−14
■MEDIA PRESS概要
https://andmedia.co.jp/press/
独自のリサーチでユーザーに価値ある情報を届けるメディア。