【仕訳業務の課題】およそ7割の経営者が自ら経理も担当していることが判明!業務で苦労していることとは?

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スタートアップ税理士法人(所在地:東京都新宿区、代表税理士:大堀 優)は、税理士をつけていない個人事業主と法人経営者を対象に、「仕訳業務の課題」に関する調査を実施しました。

個人事業主や法人経営者の方を悩ませる問題といえば、最も大きいのは「経理」でしょう。
店舗や事業を経営していると、あらゆる場面でお金が出たり入ったりとせわしなく動きがあり、その管理は大変なものです。

起業にあたって税理士をつけることは当たり前かのように思われがちですが、自分たちですべてを担い処理しているというケースも決して珍しくありません。

しかし、やはりその負担は大きいと感じている経営者も多いようです。
一体どのような点で苦労しているのでしょうか。

そこで今回、AIサポート機能『税金スッキリくん』を提供するスタートアップ税理士法人https://tax-startup.com/)は、税理士をつけていない個人事業主と法人経営者を対象に、「仕訳業務の課題」に関する調査を実施しました。

今回は、経理事務の中でも特に仕訳業務にフォーカスし、その実態を探ります。

調査概要:「仕訳業務の課題」に関する調査

【調査期間】2023年8月3日(木)〜2023年8月8日(火)

【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査

【調査人数】1,008人

【調査対象】調査回答時に 税理士をつけていない個人事業主/法人経営者 と回答したモニター

【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

  • 経理も担当している経営者はおよそ7割!その理由とは

はじめに、経理担当者について伺いました。

「経理は誰が担当していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『自分(67.9%)』『従業員(20.0%)』『家族(15.0%)』という回答結果となりました。

経営者自ら経理を担当している割合がおよそ7割という結果が出ています。
経営者が経理も担当している理由を伺ってみましょう。

■経営者自ら経理も担当する理由とは?
・費用がかからないから。やりとりが面倒でないから(30代/男性/神奈川県)
・経費削減のため(40代/男性/大阪府)
・小規模だから(50代/女性/福岡県)
・取引が少なく、難しい処理がないので(50代/男性/埼玉県)

会社規模が小さく手間があまりかからない、または、経費削減のためという回答が多く寄せられました。

  • 【帳簿記録】【伝票管理】仕訳業務に苦労する方が多数!

先程の調査で、およそ7割の経営者が、自ら経理も担当していることがわかりました。
次に、経理を担当するうえで苦労していることを伺いました。

「経理事務において大変な工程や苦労している工程は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『帳簿記録(23.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『伝票・領収書・請求書の発行、管理(21.4%)』『経費計算(20.9%)』『入金・出金管理(20.8%)』『売上管理(12.7%)』と続きました。

2割以上の方が、帳簿の記録や、伝票などの管理と回答しました。

帳簿の記録は、経理を行ううえで必須であり、勘定科目などの仕訳の知識が必要です。
専門的な知識が必要であるため、苦労している方が多いのではないでしょうか。

そこで、仕訳業務を行ううえでの苦労について伺いました。

「仕訳業務において大変なことや苦労していることは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『帳簿の記入、管理(29.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『溜まった領収書の管理(28.2%)』『支払いの振り分け(13.2%)』『支払いの記録(13.0%)』と続きました。

仕訳業務で特に苦労したエピソードを伺ってみましょう。

■仕訳業務で苦労したエピソードとは?
・該当する勘定科目として何が適切なのかを、毎回自身で調べる必要があること(40代/男性/大阪府)
・未だにどの勘定科目に含めれば良いかわからない時がある(50代/男性/埼玉県)
・領収書を溜め込み過ぎた為、整理に時間を要した(50代/男性/北海道)
・同じ仕訳を何度も入力するのが面倒(50代/男性/東京都)

勘定科目がわからずに苦労したという回答や、伝票をすぐに整理せず溜め込んだ結果、処理に苦労したというエピソードが多く寄せられました。

  • 仕訳代行サービスを利用したことのある方は1割に満たないことが判明

経理業務の中でも特に仕訳作業に苦労している経営者が多いことが明らかになりました。
では、仕訳代行サービスを利用したことのある経営者はどのくらいいるのでしょうか。

「仕訳の代行サービスを利用したことはありますか?」と質問したところ、9割以上の方が『ない(92.5%)』と回答しました。

■仕訳の代行サービスを現在利用していない理由とは?
・費用がかかる(30代/男性/大阪府)
・そのようなサービスがあることを知らなかったから(40代/男性/大阪府)
・セキュリティ上の問題(50代/男性/東京都)
・代行サービスを頼むほどの仕訳量ではないから(60代/男性/神奈川県)

特にコストをかけてまで代行サービスを頼むまでも無いという回答が多く寄せられました。

それ以外にも、仕訳代行サービスの存在を知らなかったという回答も複数見られることから、代行サービスの認知があまり広がっていないことがうかがえます。

  • AIで仕訳業務を効率化できる!利用してみたい経営者はどのくらい?

ここまでの調査で、多くの経営者が仕訳代行サービスを利用したことがないことがわかりました。
そこで、仕訳業務をAIなどで効率化できるサービスについて、どの程度興味があるか伺ってみました。

「仕訳業務をAIなどで効率化できるサービスがあれば利用してみたいと思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(11.0%)』『ある程度はそう思う(41.6%)』と半数以上の方が、AIなどで仕訳業務を効率化できるサービスに興味を示しているという結果が出ました。

その理由を伺ってみましょう。

■AIなどで仕訳業務を効率化できるサービスを利用してみたい理由とは?
・人件費を抑えられそう(40代/男性/福岡県)
・効率化できるなら試してみたいと思うから(40代/男性/広島県)
・費用次第ではあるが、仕訳に係る煩わしさから解放されたいため(50代/男性/福岡県)
・内容を見てみないとわからないけど、あると楽だし、ほかのことに時間を割けるから(50代/男性/兵庫県)

などの回答が寄せられました。
AIなどによる仕訳業務サービスを利用することで、仕訳に関する手間や人件費を減らせると考える経営者が多いようです。

最後に、仕訳サービスに期待したいことを伺いました。

「仕訳サービスに期待したいことは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『仕訳の正確性(41.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『スピード感(35.7%)』『帳簿などデータへの反映(28.7%)』『特にない(24.9%)』『節税などの相談(21.8%)』と続きました。

仕訳サービスには、正確性とスピードを重視する方が多いことがわかりました。

  • 【まとめ】仕訳業務の大変さが明らかに 簡略化のために役立つサービスは?

今回の調査で、税理士をつけていない個人事業主/経営者のおよそ7割が、自ら経理業務を行っていることが明らかになりました。

経理の中でも特に、勘定科目の知識が必要な帳簿記録や、伝票管理など、仕訳業務に苦労している方が多いようです。また、仕訳代行サービスを利用したことのある方は1割に満たないことも明らかになりました。

一方で、AIなどにより仕訳業務サービスへは半数以上が関心を寄せており、効率化ができるのであれば利用したい方が多いことがわかりました。

仕訳業務は専門的な知識だけでなく、手間や人件費がかかってしまいます。

業務効率化を目的にAIサービス活用を検討してみるのも良いでしょう。

  • ChatGPTを活用した起業向け情報収集ツール「税金スッキリくん」

今回、「仕訳業務の課題」に関する調査を実施した、スタートアップ税理士法人https://tax-startup.com/)は、AIサポート機能『税金スッキリくん』https://lp.tax-startup.com/chatbot)を提供しています。

「税金スッキリくん」は利用者の質問に回答する『チャットボット機能』と、freee会計に登録された仕訳帳をあらかじめ用意した判定事項の観点より、『ChatGPTが正誤判定をする機能』をもつAIサービスです。

予備知識や事前準備がないままでもPCやスマートフォンひとつで会計、税務、起業に関する情報を収集できる特長があります。

これまで専門知識や時間が必要となり税理士へ相談することに敬遠していた人や躊躇していた人たちでもお試し感覚でご利用できるサービスとなっており、起業に取り組む際のハードルを解消することが期待できます。

【「税金スッキリくん」の特徴】

  • ChatGPTと同じ言語モデルを利用した自然な会話形式で質問し情報収集が可能になります。

  • Prompt Engineering(入力情報の適正化)やEmbeddingが実装されており、起業に関連した会計・税務の情報を簡単に取得できます。

  • 事業内容・決算期・年間売上などの追加情報を入力することで今の状況に応じた情報を取得することができます。

  • 「gpt-3.5-turbo」「gpt-4」を搭載し、回答精度、回答粒度の設定に応じた情報を取得できます。

  • 税金スッキリくん追加機能

追加機能①:仕訳帳取得

freee会計APIから所属する事業所の仕訳帳を取得する機能の作成が可能になります。

追加機能②:仕訳帳判定

OpenAIのAPIから、会計仕訳帳をChatGPTに判定させる機能の作成が可能になります。

税金スッキリくんとfreee会計を連携させ、仕訳帳の取得から判定まで対応可能となりました。

※ただし、機能によっては法的に税理士法人として提供することが難しい可能性があります。
法律の専門家と相談しながら皆さんが使いやすいサービスにしていきます。 また、このサービスは税理士等の専門家の仕事を奪うものではありません。Web検索で得られる専門性の低い情報を提供し、専門家はより専門性の高い業務に集中できるようにすることを目指しております。
 

  • スタートアップ税理士法人について

社名:スタートアップ税理士法人
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・銀座オフィス
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営業時間:9:00~18:00

HP:https://tax-startup.com/
税金スッキリくん:https://lp.tax-startup.com/chatbot

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