今回のPIST6カップは通常とは異なり、既存競輪でA級クラスに所属する選手を集めたラウンド。出場選手全体の能力が拮抗しているだけに、予選からおもしろいレースが期待される。
前期S級に所属していた曽我圭佑(熊本/写真左)は今期からA級所属となった。PIST6では2月(ZEROラウンド8/2月19-20日)にS級のトップ選手相手に優勝した実績が示す通り、実力は1枚上の存在だが、前回(セカンドクォーターラウンド3/6月25-26日)は5度目の参戦にして初の予選落ちを喫した。開催後には「2カ月ぶりのカーボンフレームでギアを踏めていなかった。次は良かった頃の走りを取り戻したい」と前を向いていただけに、復活を目指すスタートとして結果を出したい2日間となる。
PIST6でもお馴染みとなった渋谷海(香川/写真右)は、タイムトライアルから数字を上げて着実に成長中。これまでの7度の出場ではいずれも決勝進出には届かず、今回は「壁」となっている準決勝を何としても乗り越えたいところ。決勝進出がさらなる自身のレベルアップに繋がるはずだ。
PIST6開幕シーズン(JAPAN HEROES ラウンド2/2021年10月9‐10日)以来約9か月ぶりの参戦となる上遠野拓馬(宮城)も成長を見せている若手の1人。高校・大学と打ち込んできた自転車競技の経験値は十二分で、先月既存競輪の結果を受けて特別昇班を果たすなど、好調をキープしている。久々のPIST6の舞台だが、前回以上の走りを見せてくれることだろう。
◇「PIST6 Championship 2022-23」 セカンドクォーター PIST6カップ1 出場選手一覧
※直前のレースなどにより、欠場及び出場選手が変更する場合がございます。