【龍・ステンドグラス(男性スパ施設内)】横約6.0メートル、縦約2.2メートル
【鳳凰・ステンドグラス(女性スパ施設内)】横約4.0メートル、縦約3.5メートル
THE MAGARIGAWA CLUB
THE MAGARIGAWA CLUBは、世界屈指の曲川をモチーフにした全長3.5キロのドライビングコースと、リゾートホテルのようなクラブハウスなどを備えたアジア初の施設です。
クラブハウスはドライバーに同伴した全ての方々が楽しめるように設計されており、その中にあるスパは、まさに癒しと寛ぎのスペース。悠然と佇むステンドグラスは、南房総の大自然とエンジン音との融合を楽しむことができ、極上の空間へ誘ってくれます。
アーティスト 森勉(Ben Mori)
森勉氏は世界的ファッションデザイナーである森英恵氏を祖母に持つ、日本を代表する気鋭のアーティスト。
同氏はアメリカの美術大学でグラフィック・デザインを専攻。現在も国内外で個展を開催するなど精力的にアーティスト活動を行っています。
同氏が表現するデザインはステンドグラスと親和性が高く、ステンドグラスをはじめとしたオリジナルのガラス製品を手掛けるエージー・クルーとは様々なプロジェクトでコラボレーションしており、今回も同氏からのオファーにより制作チームが結成されました。
オリジナルステンドグラスの制作
今回、同氏の原画をもとに制作されたステンドグラスは、『龍』と『鳳凰』の2種。
同氏は何度もアトリエに足を運び、ガラスの色合いや透過性など、制作チームと打ち合わせを重ね、7ヶ月超の制作期間を経て、完成に至りました。
いずれの作品も同氏の原画を再現しながらも、グラデーションと立体感というステンドグラスならではの技術とこだわりを各所に加えています。
『龍』:顔は凹凸感のあるガラスを、鱗は濃淡のあるガラス選んではめ込むことで荘厳さを追求。富士の山頂から裾野にかけてのグラデーションは透過率を意識した構成になっています。
『鳳凰』:顔は、世界随一のドイツ・ランベルツ社製のアンティークガラスを惜しみなく使用し、赤と青を有機的に表現。尾羽は、黄と橙、赤と紫の濃淡のあるガラスで構成することで、鮮やかさと気品を表しています。
【龍・原画(クラブハウス内)】森勉氏 作
【鳳凰・原画(クラブハウス内)】森勉氏 作
原画制作風景:https://www.instagram.com/p/CmOK_u6pQTL/
【THE MAGARIGAWA CLUB】
建築主:コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
設計者:株式会社16A
施工者:前田建設工業株式会社
【ステンドグラス制作】
株式会社エージー・クルー
東京都板橋区南町46-7(本社・アトリエ)
TEL:03-6804-5700