東京医療保健大学医療保健学部看護学科西村礼子准教授日本看護系大学協議会が行う「看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に向けた調査研究」のメンバーとして選出

　学校法人青葉学園が運営する東京医療保健大学（本部：東京都品川区、理事長：田村哲夫、学長：亀山周二、以下「本学」) の医療保健学部看護学科西村礼子准教授が、一般社団法人日本看護系大学協議会が文部科学省からの受託により実施する『令和5年度「先導的大学改革推進委託事業」看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に向けた調査研究』のメンバーとして、事業を推進しています。

■調査研究概要

　「看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に向けた調査研究」は、2040年以降の社会を想定した看護職、次世代を担う看護実践能力、そのために必要な教育内容を明らかにし、次期「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」の改訂案を作成することを目的とした、文部科学省の令和5年度「先導的大学改革推進委託事業」です。

　調査研究では、臨床経験のある全看護職の方、看護系大学教員（基礎分野・専門基礎分野・専門分野・非常勤含む）、看護職経験のある大学院生を対象に、Chat型AIを活用したインタビュー実施いたします。

　なお、本事業は、日本看護系大学協議会の組織を基盤に、以下の事業1-4の行程により実施します。

【事業1】

看護教育現場の課題や現状を踏まえ、看護学実習の質保証や評価の仕組みや関連する法令・ガイドラインを整理し、解決する方策を検討します。

【事業2】

世界基準の看護実践や評価に関する基準や国内外論文などから Chat 型 AI を作成、臨床経験のある全看護職、看護系大学教員、看護職経験のある大学院生の約200万人を対象にインタビュー調査を実施します。次世代看護職の基本的資質・能力、コンピテンシーに基づく教育内容、教育内容の範囲案を提案します。

【事業3】

コンピテンシー基盤型教育となるモデル・コア・カリキュラムとすべく、コンピテンシー、領域、レイヤー、学修目標、方略、評価規準・基準を作成し、評価時期（マイルストーン）・重みづけ・ナンバリング・到達度を提案します。

【事業4】

看護教育の質保証となる実習や能力評価の方略を検討、方略に対して評価規準・基準・ブループリントを作成し、看護教育・臨床の現場からのフィードバック検証を実施、提案します。

　今後、西村准教授は、事業1のメンバー、事業2.3.4の責任者として調査・研究に取り組んでまいります。

■調査対象者・調査期間

　本調査研究は計4回実施し、第1回目は2023年8月7日（月）～8月25日（金）の間、臨床経験のある看護職・看護職経験のある大学院生・看護系大学教員・CNS・NP・CNEを対象に調査いたします。

調査回数	調査時期	調査対象者
第1回	8/7（月）～8/25（金）	臨床経験のある看護職・看護職経験のある大学院生・看護系大学教員・CNS・NP・CNE
第2回	9/4（月）～9/20（水）	国内の医療機関等に勤務する副看護師長級以上の看護職・特定行為研修修了者・看護系大学教員・ CNS・NP・CNE
第3回	10/2（月）～10/20（金）	CNS・NP・CNE・多職種連携を専門とする看護師・看護情報学を専門とする教員および看護職
フィードバック検証	2024年2月頃予定 ※調査時期が決定次第、　改めてお知らせします	CNS・NP・CNE・多職種連携を専門とする看護師・看護情報学を専門とする教員および看護職