関係人口拡大による地域活性化を目指し、「JALふるさとワーキングホリデー」を実施

この記事は約4分で読めます。

2022年7月15日
第22031号

 JALは、関係人口拡大による地域活性化を目指し、「JALふるさとワーキングホリデー」を実施します。「観光以上、移住未満」の視点で地域に想いを寄せる都市部の人々を対象に、都市部に居住したまま地域へ訪問し、農作業などの就業体験や地域でのさまざまな体験をいただくことで、参加者にとっての新たな学びの機会の提供と地域課題の解決支援、関係人口の拡大を目指します。
 なお、当該事業は、株式会社百戦錬磨、受け入れ先地域の自治体様のご協力のもと、令和4年度農林水産省の農山漁村振興交付金の採択を受け、JALが実施します。

 第一弾を、8~9月に岩手県遠野市にて実施します。ビールホップの農作業や専業農家でのレタス収穫作業など、プログラムを3つに分けて参加者を募集します。農作業などの就業体験や地域課題の解決支援以外の時間は、地域観光や体験、テレワークに充てていただくことができます。
 今後は、岩手県八幡平市、秋田県藤里町、鹿児島県奄美大島大和村などの地域でも実施予定です。

 また、関係人口拡大に向けた持続可能な取り組みとすべく、地域が必要とする労働力・スキルを有する人財のマッチングプラットフォームの構築も検討してまいります。

 JALは日本の翼としてこれからも地域社会に寄り添い共に考え行動し、人と社会と世界をつなぐことにより地域活性化に貢献するとともに、豊かな地球を次世代に引き継ぐため取り組んでまいります。

「JALふるさとワーキングホリデー」第一弾 岩手県遠野市「遠野の夏休み!」概要
 実施期間:8月22日(月)~9月4日(日)
 申込期間:7月15日(金)~8月10日(水)
 募集人数:プログラム毎に数名程度
 応募方法:以下、専用サイトよりご応募ください。
      URL https://japan.jal.co.jp/workingholiday_monitor/

各プログラムについて
下記3パターンのプログラムを実施します。
①ホップセンターでの摘花作業
滞在先:遠野市内の農家民宿
内容 : ホップセンターでは、真夏に収穫されたホップをツルから摘み取る作業のお手伝いをしていただきます。日本産ホップの将来にわたる持続的生産体制の確立を通じて地域活性化を目指す遠野では、地元の大切な資産であるホップの魅力を最大限に活用し、「ホップの里からビールの里へ」を目指しています。生産者の高齢化や後継者不足でホップ生産量が大幅に減少していますが、遠野が目指す「ビールの里」に向けてお手伝いする現地体験です。

②専業農家でのレタス収穫作業など
滞在先:遠野市内の農家敷地内にある「蔵」
内容 : 耕作地を田舎の景観として保全する取り組みや有機農業のSGDsにも取り組む専業農家に滞在いただくプログラムです。参加者は専業農家宅に寝泊りして(離れの「蔵」が寝室)、滞在中は家族の一員として農作業から家事までを体験し、また、三食を共にし農業を知り尽くした農家との交流を深めることで、リアルな農業を学ぶことができます。農業従事者の高齢化などにより耕作放棄地も増えていますが、担い手のいなくなった農作業を地元の住民から委託されている専業農家での貴重な体験です。

③農業生産組合での草刈り作業、野菜収穫作業など
滞在先:遠野市内の作業場周辺のシェアハウス
内容 : ホタルも住む清流「宮守川」が流れる宮守の里山で、草刈り作業とトマトの収穫作業などのお手伝いをするプログラムです。1,000mも続く鍾乳洞の奥から湧き出す稲荷穴の名水をはじめ、自然の恵みを活かした農業、畜産、林業などが行われています。里山の美しい風景を生み出す棚田は「農水省つなぐ棚田遺産」に登録されており、1日の疲れを癒してくれる光景です。近年は農業従事者の高齢化や後継者不足により、美しい景観を保全する上で大切な草刈り作業の人手も不足していますが、未来に残したい大切な風景を肌で感じながら農作業を体験できます。​

※作業日と休日のスケジュールは各プログラムによって異なります。
※現地宿泊先は受け入れ先が手配しますが、各プログラムによって異なります。
※食事は、各プログラムによって異なります。
※移動交通費は参加者各自にて手配、負担いただきます。
※報酬(賃金)の詳細については、専用サイトにてご確認ください。
以上

タイトルとURLをコピーしました