Instagram:https://www.instagram.com/kiso_nihonshu_ki/
■プロジェクト概要
このプロジェクトは、木曽のモノ・コトを都市部の若年層に対して発信し、地域への誘客や消費を促進する目的で始まりました。木曽郡は、東京と京都を結ぶ中山道のちょうど中間地点に位置する、緑豊かな地域です。山林に囲まれた谷には歴史ある宿場町が点在しており、良質な木材から作られる木曽漆器や、厳しい寒さのなか生まれた独特な発酵文化が魅力の地域です。また、木曽郡には五つの酒蔵があり、同じ地域にありながらもそれぞれの個性が光る日本酒が楽しめます。
一方で木曽郡は、人口減少による厳しい課題に直面しています。国勢調査によると、木曽郡における人口減少率は、5年間(2015年~2020年)で10.3%にもおよび、消滅可能性都市※1にも指定されています。地域の文化やモノづくりの技術を百年後に残すためには、域外からの誘客や消費活動を促進し、持続可能な地域経済の発展を目指す必要があります。そのためにコンテンツの価値を高めるだけではなく、木曽の良さを世界へ「伝える」ことが求められています。「風よ吹け」プロジェクトでは、SNSだけでなくオフラインイベントの機会も今後継続的に創出していき、特に若年層に対するアプローチを強化していきます。
■「伝える」ことの重要さ
・SNSで伝える
本プロジェクトでは、ターゲットである若い人の利用が多いSNS/Instagramへの投稿に注力します。日々多くの情報に囲まれる彼らに興味を持ってもらえるよう、「直感的」や「驚き」をキーワードに、クリエイター/In-yoの協力を得て木曽の写真をシェアいたします。具体的には、個々の投稿にストーリー性を持たせ、木曽のいくつかの要素を繋げて記憶してもらうことを重視します。例えば、木曽を旅する若い女性が日本酒を起点に、綺麗な水、山の恵み、木工品へと興味を広げていく演出を考えました。
・リアルに伝える
8月1日のオフラインイベントでは、<木曽の水を日本酒で感じる、自然の力強さを発酵食材で感じる、そして木の温もりと先人たちの想いを漆器で感じる>木曽をぎゅっと凝縮した体験を提供します。コンテンツは以下のとおりです。
– ペアリング専門店/MAEN(東京都渋谷区)監修のもと、木曽漆器×日本酒×地元の食材のペアリングメニューを披露。
– ゲストとして、木曽の日本酒蔵の杜氏(=酒蔵の製造責任者)が登場。世界的な酒コンペティション「IWC2023」でSAKE部門最高賞であるチャンピオン・サケにも選ばれた湯川酒造店(木曽村)や、休眠蔵から再生したsuginomori brewery(塩尻市)のほか、七笑酒造(木曽町)、中善酒造店(木曽町)の杜氏も勢ぞろい。造り手自ら、酒造りや木曽のディープな話を語る。
「風よ吹け」プロジェクトでは、SNSとイベントを通して、木曽に興味を持ってもらえるような発信を続け、日本中に木曽の風を吹かせていきます。
■「風よ吹け」公式SNSアカウント。
木曽の魅力をInstagramにて発信中。
https://www.instagram.com/kiso_nihonshu_ki/
・8月1日オフラインイベントについて
【主催】
木曽広域連合
【参加者】
■酒蔵の杜氏
湯川酒造店/湯川 慎一 氏
中善酒造店/山口 孝 氏
七笑酒造/柳沢 悟 氏
suginomori brewery/入江 将之 氏
■陰陽
「陰陽(In-yo)」は高柳景多(作家・俳人・監督)と石川寛(フォトグラファー・監督)による、全ての物事に存在する光と影を表現するアーティスト。日本文化の奥行きを芸術的観点で表現するそのためには「訴える」のではなく「圧倒的美によって惹き込む」。
■日本酒ペアリングレストラン MAEN
渋谷区広尾1丁目16-1-7階
驚きと楽しさを魅せるのは、シェフ井戸雄太×日本酒の伝道師・御子柴悟の1984年生まれ/ 同い年コンビ。二人に縁がある徳島県と長野県の食材を使ったメニューと日本酒を中心に、新たなペアリング体験を提供している。
【後援】
木曽町、木祖村
【協賛・協力】
株式会社加藤組
有限会社丸嘉小坂漆器店 、木曽漆器青年部、一般財団法人塩尻・木曽地域地場産業振興センター、ジビエ工房木曽百田商事、木曽郡の地域おこし協力隊の皆さま、有限会社小池糀店、木曽漆器海老屋
【運営】
後藤興業株式会社
財務・事業企画・組織開発など、幅広い知見に基づいた経営支援、新規事業企画支援をメインにコンサルティングサービスを提供。地域製造業やサービス事業者に対して地域目線で一緒に考えることで、エコシステムを構築する支援を行う。
代表/後藤 健太郎
ニューヨーク大学大学院卒/メリルリンチ日本証券、ヒューロンコンサルティンググループで勤務したのち、事業会社に参画。現在は上場会社を含む複数社の取締役・顧問を務める。
【本件に関するお問い合わせ】
後藤興業株式会社 町田
kiso.kazeyo.fuke@gmail.com
※1:消滅可能性都市:2010年から2040年にかけて、20~39歳の若年女性人口が5割以下に減少する市区町村
(画像1:Direction by ©In-yo, Photo by ©Yuki Furue, Design by ©Frcon、画像2:Direction by ©In-yo, Photo by ©Yuki Furue、画像3:©Hiroshi Ishikawa)