フロア名称である「LOCUL」には、今回のリニューアルコンセプトである「Lo-Fi Culture Collective」の略と、街に開かれたコミュニティーを示す「LOCAL」の二つの意味が込められています。LOCULは、ショップ、カフェ、イベントスペースやワークプレイスの機能がシームレスに繋がり、従来の商業施設を「売り買いの場」から「体験・共感・共創を生むコミュニケーションの場」にアップデートし、各出店者と利用者がこの場で共存し、共感し、相乗効果を生み、それぞれが育っていく”新しい商店街”のような施設をめざします。
■ フレキシブルな出店スタイル
従来の商業施設は、初期投資や契約期間など出店へのハードルが高いことから、常に変化するトレンドや消費者ニーズへの対応に課題がありました。その課題に対して、LOCULでは施設側で内装や什器を用意することで初期投資を限りなく抑えることを可能としています。また、期間や場所、什器を自由にセレクトし、ミニマム1日1㎡から出店できるサブスクリプションサービスを提供します。サブスクメンバーは月額会費制で、自身の出店したいタイミングで什器費用を都度支払うことで、賃料負担なく出店が可能になります。このようなフレキシブルな出店スタイルの仕組みを構築し、様々な業種業態の企業や個人がチャレンジできる場所を提供することで、多種多様な個性や文化が成長・発展していく施設をめざします。
【従来の商業施設とLOCULの比較例】
■ プロモーション連動
LOCULでは、フロア内にイベント・ポップアップスペースを設けるとともに、6階「おもはらの森」でのイベントやエントランス広告と連動することで、プロモーションとしての表現の幅を拡げます。
■ フロアマップ
■ LOCULを盛り上げるメンバー
●EXplanning&company / LOCUL CAFE&DINER
「EXciting(感動)・EXperience(体験)・EXclusive(唯一無二)」の3つの「EX」をテーマにフードサービスを中心とした様々なコンテンツを展開。 LOCULでは、コミュニケーションのハブとなるダイニングカフェを出店。拘りのスペシャリティコーヒーサービスの他、余計な添加物等を使わない、お母さんが家族の健康や幸せを願って作る家庭料理を目指したフードメニューやスイーツメニューを展開いたします。 併設されたコミュニティラウンジや6階屋上テラスも客席としてご利用いただけます。※8月5日OPEN予定
●志津野 雷(写真家・映像作家・CINEMA CARAVAN主宰)
カメラマンとして世界中を撮影しつつ、地元・逗子をベースにした活動にも力を注ぐ。ANA機内誌「翼の王国」等雑誌、Ron Herman等広告撮影の他、アーティストとのコラボレーションも行う。逗子海岸映画祭の発起人であり、移動式野外映画館プロジェクト『CINEMA CARAVAN』の主宰として国際的な現代美術展「documenta fifteen」や「六本木アートナイト」に参加するなど、その活動は多岐に渡る。 LOCULでは、自身が世界を旅して撮影した写真達を展示販売します。
●長島 源(CINEMA AMIGO館長)
CINEMA AMIGO館長。モデル、ミュージシャンとしても活躍。2009年、友人二人と生まれ育った逗子にカルチャー発信型の映画館CINEMA AMIGOを立ち上げる。開館14年目のCINEMA AMIGOは映画だけでなく逗子、葉山、鎌倉エリアの音楽、食、アートの発信基地として地元に愛される存在となっている。 LOCULで毎月行うCINEMA DAYの映画キュレーションを担当。様々な角度からシネマをセレクトし、カルチャーを発信します。飲食を楽しみながらゆっくりご鑑賞ください。
https://www.instagram.com/cinemaamigo/
●Jazzy Sport/ジャジースポート
「リアルミュージックとスポーツの融合」というコンセプトのもと、盛岡に最初の店舗をオープンし、2003年、渋谷宇田川町に「Jazzy Sport Music Shop Tokyo」をオープン。その後、目黒区五本木へ移転。現在は五本木、盛岡、下北沢、京都に店舗を持ち、同時に音楽レーベルとしても活動を続けるクリエイティブ集団。 アナログ文化を体験できるレコードショップ。ジャジースポートがセレクトしたレコードを試聴しながら楽しめる。実際に手にとってお気に入りの一枚を見つけてください。
●キュリアスデザイン
「世界一HAPPY なSHOP」をコンセプトにした自社の「Parc.1 HAPPY SHOP」で、お客様だけではなく、そこで働くショップスタッフも幸せになれるリアルショップ作りを行っている。 意外性・新たな出会い・自分自身の形(フォルム)をキーワードにした自社ブランド「Parc.1」や希少なD2Cブランド等を出店し、アパレル分野を盛り上げます。 LOCULでは異業種とのコラボなどアパレルの枠を超えた新しいファッションのカタチづくりを体現していきます。
開業時メンバー
【アパレル】
・キュリアスデザイン(アパレル)https://parc1happyshop.com/
・muddler(ヴィンテージクロージング)https://muddler.official.ec/
・WRECKER & DONUTS(ヴィンテージクロージング、雑貨)
https://www.instagram.com/wreckerdonuts/
【ライフスタイル】
・CINEMA CARAVAN(フォトギャラリー)https://www.instagram.com/cinemacaravan/
・CINEMA AMIGO(ミニシアター)https://www.instagram.com/cinemaamigo/
・PLAY from MUNSELL(フラワーショップ)https://www.instagram.com/play.munsell/
・PERMANENTE TOKYO(コンセプトストア)https://permanente.world/
・AT.1011(グリーンショップ、ヴィンテージクロージング)https://at1011.com/
・inew( アートギャラリー)https://www.instagram.com/inew_official/
・JUJUBODY(ウェルネス)https://www.jujubody.com/about.html
・DDAA Inc.(アトリエ兼ギャラリー)https://www.instagram.com/ddaa_inc/
【フード】
・EXplanning&company/LOCUL CAFE&DINER(カフェ)https://expc.co.jp/ ※8月5日OPEN予定
・TASHIMART(ガトーショコラショップ)https://www.instagram.com/early_gateau/
・長屋/NAGAYA(麹のコンセプトショップ)https://www.nagayajp.com
■ 原宿・神宮前エリアを新しい文化が生まれる場に
「広域渋谷圏における文化の創造発信地」をめざす、原宿・神宮前エリア。ファッションや写真、デザイン、映画、広告、雑誌など、様々な分野のクリエイターが集まりシームレスにつながることで、新しい文化を生み出し、発信し、さらにその文化に共感・共鳴する人々が集い、出会い、また新たな文化を共創するという循環をつくります。
また、神宮前交差点の一角で2024年春の開業を予定している「東急プラザ原宿「ハラカド」」に合わせ、東急プラザ表参道原宿も「東急プラザ表参道「オモカド」」と改称します(※2024年度以降予定)。「かど」と「かど」が合わさることで、人と人の出会いの交差点となり、この神宮前交差点から新しい文化を創造、発信していくという想いが込められた「ハラカド」「オモカド」。共感を中心とした「協業型」の商業事業モデルでは、テナントと来街者によるコミュニティーによって新たな価値が生まれる商業施設をめざします。2館における連携を行いながら、「新たな文化発信拠点」として原宿・神宮前エリアのさらなる魅力向上を図ります。
■ 8月1日(火)にLOCUL開業イベントを開催
LOCULの開業を記念し、8月1日(火)に、5階と6階にてオープニングイベントを行います。5階「LOCUL」ではDJイベントやシネマの上映、6階 おもはらの森では個性的な店主やブランドが集うフードマーケットを開催します。来春開業予定の「ハラカド」への出店予定テナントも参加し、原宿・神宮前エリア全体を盛り上げていきます。
日時:8月1日(火)12:00〜21:00
場所:東急プラザ表参道原宿5階LOCUL・6階 おもはらの森
フードマーケット出店者:
ベトナム料理店 An-Di/熟成焼売とウーロン茶ハイの専門店 カメラ/
角打ちバー 野村商店/ビーガン料理専門店 FALAFEL BROTHERS(ハラカド出店予定)/
ローマ発祥のジェラートブランド Giolitti(ハラカド出店予定)
※雨天中止、開催場所変更の場合もあり
■ LOCUL プロジェクトチームコメント
■ リアルゲイト 渡邊 学:トータルプロデュース、フロアマネジメント
シェアオフィスなどの空間を創るうえで大切なのは「どのような人たちに使ってもらうか」です。建物竣工時はまだその空間は未完成で、そこで働く人や使う人によって価値や使い方がアップデートされ、完成していきます。
今回、商業施設での新しいカタチを考えるにあたってもこの観点が重要だと思い、コンセプトに反映しました。そしてこのコンセプト実現のために、運営目線で建築と滲み出しエリアの作り方を検討し、柔軟な運営方法の構築、コンセプトに共感し、フロアの価値を盛り上げてくれる仲間<メンバー>を集めました。ハードルは高いですが、利用者がショップを応援し、ショップがショップを応援し、利用者とショップのコミュニティーも広がっていく。そんな施設をめざします。
■ DDAA Inc.元木 大輔:インテリアディレクション・デザイン
「街の文化を育てる新しいかたちの商店街」というコンセプトから、Z世代の若い人たちが気軽に出店しやすい仕組みをつくること、ひとつの目的のために訪れる場所ではなく、様々な情報とのインターフェースとなる場所をつくることをめざしました。ショップやポップアップスペースには、ギャラリーやリテールなど用途に応じた様々なかたちの什器を選び、小さな台から大きな売り場までつくることができる仕組みを提案しています。オフィスは、中心となる畳の小上がりとコタツ、キッチン、さらにオフィスと共用部の境界には縁側的な場所をつくることで、全体が自然と中心を向くレイアウトとなっています。フロア全体に配したさまざまなコミュニケーションが生まれるきっかけによって、テナントや業態の垣根を超えて自由に集まれる場になるとよいと思っています。
■ Project O 栃澤 克次:クリエイティブディレクション
オンラインでオススメされて買い物する。そんな毎日も嫌いではないけれど、リアルな物や人との出会いから生まれる、あの喜びや感動の瞬間が忘れられない方も多いはず。仮にこれまでの商業施設が最新トレンドや有名ブランドを集めることで、流行や競争を助長させてきた側面があったならば、そこを変えていく。そしてお客様とメンバー、物やサービスの共感や共存が生まれる「場所づくり」と、その運営と編集をユニークな体験につなげていく「仕組みづくり」に挑戦したのがこのプロジェクトです。これから個性的な人やブランドが参加することで、LOCULがどのように変化していくのかは未知数。みんなとその成長を見守ることが楽しみでなりません。
■ 広域渋谷圏における東急不動産の取り組み「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」
「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」は、「人と、はじめよう。」をコンセプトにした、広域渋谷圏における東急不動産の取り組みです。多様な人や企業との共創や、交流の仕組み・場づくりを通じて「創造」「発信」「集積」を循環させ、共感する人や企業とパートナーシップやアライアンスを構築していきます。
当社は、2024年度までに渋谷桜丘、原宿・神宮前、代官山、代々木公園エリアで4つのプロジェクトの開業を予定しています。広域渋谷圏におけるエリアを連携させ、長期的な視点のもと、まちの魅力を高めていきます。
PROJECT LIFE LAND SHIBUYA HP:https://life-land-shibuya.com
広域渋谷圏のまちづくり HP:https://www.tokyu-land.co.jp/urban/area/shibuya.html
■ 長期ビジョン「GROUP VISION 2030」でめざす、「環境経営」と「DX」の取り組み
東急不動産ホールディングスは2021年に長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表しました。多様なグリーンの力で2030年にありたい姿を実現していく私たちの姿勢を表現する「WE ARE GREEN」をスローガンに、「環境経営」「DX」を全社方針として取り組んでいます。
中核企業である東急不動産では「環境先進企業」をめざして様々な取り組みを積極的に進めており、2022年末には事業所及び保有施設※の100%再生可能エネルギーへの切り替えを完了しました。
※一部の共同事業案件などを除く
東急不動産ホールディングス「GROUP VISION 2030」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス「中期経営計画2025」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan/
■ 施設概要
名称:東急プラザ表参道原宿
所在:東京都渋⾕区神宮前4−30−3
交通:東京メトロ千代⽥線・副都心線「明治神宮前」駅 徒歩1分
階数:地下2階〜地上7階 延床面積:11,852.34㎡
リニューアル対象面積:1,136.50㎡
竣工:2012年3月
公式WEB:https://locul.tokyo/