おてらおやつクラブのおすそわけを受け取るご家庭の数は現在約9,000世帯に上り、コロナ禍前(2020年3月時点)の約25倍に急増しました。夏休みなどの長期休暇は、給食が出ず光熱水費もかさみ家計が圧迫されやすいため、助けを求める声がさらに増える時期です。
現在、プロジェクトに参加してくださるお寺さま、ならびにご寄付・ご寄贈で支えてくださる方を募集しています。多くの方が少しずつ力を出しあうことで、全国の数多くの子どもたちにおすそわけを通じて、夏休みの楽しい思い出を届けられるよう準備を進めています。
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プロジェクトの背景
おてらおやつクラブからおすそわけを受け取るひとり親家庭は、2023年6月時点でおよそ9,000世帯となり、コロナ禍以前(2020年3月時点)と比べて25倍以上に増えました。
おてらおやつクラブは今も日々多くのひとり親家庭におすそわけを送っています。しかしながら、すべてのご家庭におすそわけを届けられていない現状があります。その原因は、配送費の工面の難しさにあります。
2022年、ご家庭からの支援要請は12,323件ありましたが、そのうち4,762件(約40%)のご家庭にはおすそわけを届けることができませんでした。
1世帯に届けるためにかかる配送費は約1,000円。すべてのご家庭に届けるには、年間約1,232万円が必要となります。
配送費は皆さまからのご寄付を活用させていただいています。コロナ前と比べて寄付は約2.2倍に増えましたが、それを上回る規模の支援要請があり、バランスを保つことが困難になっています。
態勢をととのえるため、2023年3月より、2回目以降の支援要請があったご家庭へのおすそわけを見合わせています。せっかく声をあげてくれた方を落胆させてしまうこともあり「この状況を何とかしたい」との想いから、長期休暇の時期にご家庭へ希望を募り、全国2,000のひとり親世帯におすそわけを一斉に届ける取り組みを実施することとなりました。
7月中に全国の寺院へ協力を呼びかけ、8~9月の期間に各地の寺院から順次おすそわけが発送されます。
*昨年度の活動状況の詳細はインパクトレポートをご参照ください
▼2022年度 インパクトレポート
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なぜ「夏休み」に実施するのか?
夏休みなどの長期休暇は、給食がなく食費や光熱水費もかさむため、家計が圧迫されやすい時期です。長期休暇の時期には「たすけて」の声がいっそう増える傾向にあります。夏休みのシーズンに私たちのもとに寄せられた声の一部をご紹介します。
夏休みが苦しい想い出ではなく、楽しい想い出となるように。さまざまな方のご厚意が集まることでより多くの子どもたちが支えられ、夏休みの想い出を作ることができます。
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発送会を予定している全国の寺院
「夏のおすそわけ2023」では、全国各地のお寺から申し込みのあったひとり親家庭へ、匿名配送の仕組みを用いて「おすそわけ」が送られます。
現在「夏のおすそわけ2023」に向けて、地域のボランティアや近隣寺院との合同発送会を予定している寺院は以下の通りです。
・宝林寺
7月29日(土)15:00~
東京都練馬区谷原6-8-25
・壽徳寺
①7月29日(土)14:00〜
②8月18日(金)14:00〜
福島県耶麻郡猪苗代町山潟字村上2540
・法泉寺
7月31日(月)16:00~
大阪府松原市一津屋1-13-22
・覚王寺
8月29日(火)14:30~15:30
北海道札幌市北区麻生町5-2-12
【メディアさまへ】
*各お寺での発送会の様子や関係者へのインタビューなど取材いただけます。(内容要相談)
*取材いただける場合、以下のフォームより事前におてらおやつクラブまでご連絡ください。
▼取材依頼フォーム
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認定NPO法人おてらおやつクラブについて
おてらおやつクラブは、全国の子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、さまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動です。
▼Webサイト
▼お問い合わせ
https://otera-oyatsu.club/contact/
名称 |
認定NPO法人おてらおやつクラブ(2020年11月27日認証) |
所在地 |
〒636-0311 奈良県磯城郡田原本町八尾40 |
代表者 |
代表理事 松島靖朗 |