また活動開始にあたり、更なる共同研究者や協賛企業を募集いたします。
AgeWellJapan Lab公式サイト
https://www.miharu-inc.jp/lab/
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Lab設立の背景
日本における65歳以上の高齢化率は29.0%(2022年10月1日時点)。世界的に高齢化の進むフランスやドイツを上回り、日本は高齢化率において世界一※となっており、すでに「超高齢社会」に突入していると言われています。この状況において大きな問題は、シニアが一旦社会とのつながりを失うと孤独を深め、早期にフレイル(健康と要介護の間にある虚弱状態)に陥ってしまうことです。
MIHARUは超高齢社会自体が問題なのではなく、シニアが社会とのつながりを保てないことこそが日本社会の課題であると考え、これまで「人生の相棒」として対話や傾聴を届けるサービスを提供してきました。その中で、加齢による自身の変化をポジティブに捉え、かつ社会とのつながりを能動的に創ろうとする多くのシニアに出会いました。
私たちはそのような「ポジティブに歳を重ねる行動」を”Age-Well”と定義しました。そしてAge-Wellな社会の実現を目指す人々と共に研究を行う場として、このたび「AgeWellJapan lab」を設立いたしました。
※内閣府 「令和5年版高齢社会白書」より
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”Age-Well” とは
高齢社会において良く使われる言葉として、“Well-Being”があります。Well-Beingは「肉体的・精神的・社会的すべてにおいて満たされた状態」を指します。
これに対して“Age-Well”は、「状態」ではなく「行動」を指します。歳を重ねることによる自己の変化をポジティブに捉え、社会との能動的な関わりを築いていく。そのような行動は、仮に肉体的に不自由があったとしても可能であり、私たちはそのような行動によって人生をワクワクして生きる多くのシニアを知っています。
日本にはそのような「行動」を生み出すための事業や社会システムが、さらに必要とされています。
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AgeWellJapan Labの特徴
AgeWellJapan Labは、Age-Wellを実現する事業や社会システムの創造につながる研究ネットワークを目指します。そのため研究メンバーは、世代を超えた生活者・業界を超えた事業者・国を超えた研究者によって構成されています。
これらのメンバーとの対話を通じ、Age-Wellという行動はどのような要因やプロセスによって創られるのか、その実現にはどのような社会システムが必要とされていくのかを探求し、発信してまいります。
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AgeWellJapan Labの拠点と活動内容
AgeWellJapan Labは横浜・二俣川駅直結のコミュニティスペース「モットバ!」を活動の拠点とし、以下の4つのアプローチで、シニアを取り巻く多様な領域の研究を行います。
①シニアの傾聴インタビュー
シニアが主役となり、研究メンバーとの対話を通じて考え方や気づきを共有します。
②シニアのアンケート調査
研究者が様々な切り口からシニアの意識を調査し、レポートとして発表します。
③シニア向け事業者の傾聴インタビュー
事業者との対話を通じて、アンケート調査の解釈や事業化のヒントを得ます。
④Age-Well 会議
AgeWellJapan Labのメンバーが集まり、日本社会が直面する超高齢社会における
課題について話し合いを行います。
活動レポートは、公式サイトなどを通じて発信してまいります。
AgeWellJapan Lab公式サイト
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AgeWellJapan Lab メンバーのご紹介
AgeWellJapan Labの代表は、株式会社MIHARUの代表である赤木円香が務めます。
監修者として、オイシックス・ラ・大地株式会社 専門役員かつ株式会社顧客時間 共同CEO 取締役の奥谷孝司氏と、株式会社顧客時間 共同CEO 代表取締役の岩井琢磨氏にご参画いただきます。
また、研究パートナーとしてJT(日本たばこ産業株式会社)様にご参加いただいております。
<代表>
株式会社MIHARU 代表取締役CEO 赤木 円香
【略歴】
東京都渋谷区生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2013年に人材コンサルティング会社に参画。法人向けのコミュニケーションやホスピタリティ研修の企画・営業を担当。2017年に味の素株式会社に入社。財務経理部にて決算および原価計算業務を担当。2020年、「シニア世代のわくわくを創造する」を掲げ、株式会社MIHARUを創業。シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」と多世代交流スペース「モットバ!」を運営。カンファレンスイベント「AgeWellJapan」を主催。渋谷のラジオ「誰でもスマートフォン講座」レギュラー出演をはじめメディア出演多数。
【コメント】
創業以来、1,500人を超えるシニア世代の方と対話する中で、いくつになっても「明日〜したい!」「今日〜ができた!」と目を輝かせるAge-Wellな方々に憧れると共に、「問題」として扱われがちな超高齢社会に可能性を見出すようになりました。そんな私たち若者が憧れるシニア世代のAge-Wellな行動や創るべき社会について学び・考え・発信するのがAgeWellJapan labです。弊社を創業期から応援くださっている奥谷さん・岩井さんが「監修」として、また、ニューノーマルな超高齢社会創りに共感くださっているJT(日本たばこ産業)様に「パートナー企業」としてお手伝いいただけること、大変ありがたく嬉しいです。創業4年目の挑戦にご期待ください。
<監修者>
オイシックス・ラ・大地株式会社 専門役員/株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
奥谷孝司氏
【略歴】
1997年良品計画入社。店舗勤務や取引先商社への出向(ドイツ勤務)、World MUJI企画、企画デザイン室などを経て、2005年衣料雑貨のカテゴリーマネージャーとして「足なり直角靴下」を開発して定番ヒット商品に育てる。2010年WEB事業部長に就き、「MUJI passport」をプロデュース。 2015年10月にオイシックス・ラ・大地に入社し、専門役員/COCO(チーフ・オムニ・チャネル・オフィサー)に就く。 2017年にEngagement Commerce Labを設立。 2018年に顧客時間共同CEOに就く。 2020年からLazuli株式会社顧問。
【コメント】
人は生まれて死ぬまで、常にウェルビーイングでありたい生き物です。つまり、Age-Wellはこの世にいるすべての人にとって大切なものであります。この人間の根源的欲求をシニアはもちろん、若い世代が先導し、それを応援する事業者と共に探求する場所がAgeWellJapan Labとなります。超高齢社会を迎える日本を全世代がタッグを組んで、Age-Wellにしていく素敵な社会活動です。みなさんもぜひご参加ください。
<監修者>
株式会社顧客時間 共同CEO 代表取締役
岩井琢磨氏
【略歴】
1993年博報堂DYグループ入社。インストア・プランナー、クリエイティブ・ディレクターを経てブランドコンサルタント。2012年にコーポレート・コミュニケーション・センターのセンター長に就く。製造業、サービス業界を中心に、部署横断型の事業変革プロジェクト、企業ブランディングおよび企業コミュニケーション設計プロジェクトを数多く手がける。2018年に顧客時間を設立し、共同CEO代表取締役に就任。日本マーケティング学会理事。
【コメント】
Age-Wellとは、「シニアの積極的・能動的な『行動』をどう創るか」という観点です。その価値観に形を与え、行動を促す社会の仕組みを創っていくことは、これから未知の超高齢社会を迎える日本にとって重要なことです。そして、このような取り組みが若い世代のリードによって立ち上げられるということに、この国の大きな可能性を感じざるを得ません。ネットワークに集う生活者・研究者・事業者の皆さんと、ポジティブで能動的な超高齢社会の運動律を共に創っていきたいと思います。
<研究パートナー>
JT(日本たばこ産業株式会社)様
【コメント】
当社のパーパスである「心の豊かさを、もっと。」を実現するうえで、生き生きと年齢を重ねていける社会の実現はとても大切だと考えております。AgeWellJapan Labおよびコミュニティのみなさんと様々なAge-Wellな活動に取り組み、「ニューノーマルな超高齢社会」に向かって歩みを進めていきたいと思います。
AgeWellJapan Labでは、より多様な人々が参画することで充実した研究活動を展開すべく、引き続き共同研究者や協賛企業の参加も募集しております。
>問い合わせ・ご応募はこちらから
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【株式会社MIHARUについて】
「Age-Wellな人生の相棒になる。」をビジョンに掲げ、シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」(https://motto-mate.com/lpsenior/)を運営しています。日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社 23年に飛躍する企業」に選出されました。
・社名:株式会社MIHARU
・代表:赤木円香 ・住所: 東京都渋谷区渋谷1丁目15−12 レイドアウト渋谷205号室
・事業内容:孫世代の相棒サービス「もっとメイト」、多世代コミュニティスペース「モットバ!」
・設立:2020年1月10日
・資本金:3400万円
・会社ページURL:https://www.miharu-inc.jp/