両備トランスポートがトラック業界を本気で変えます!まずは半世紀ぶりにトラックデザイン一新

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両備ホールディングス株式会社(本社:岡山県岡山市北区下石井 杜の街グレース オフィススクエア、代表取締役社長:松田敏之)の物流部門を担う両備トランスポートカンパニー(社内カンパニー、カンパニー本部所在地:岡山県岡山市中区新築港9-4、カンパニー長:荒木一守)では、ドライバー不足が加速し、物流が停滞しかねない、いわゆる「2024年問題」を目前に控え、両備の“R”とも兼ねた2つの“R”、「Resilience(レジリエンス)&Rewarding(リワーディング)」をキーワードに、トラック事業者のイメージを根本的に変え、新たな事業体へ改革する取組みを進めます。
その第一弾として、長年の伝統に安住するのではなく、心機一転、新しい気持ちで挑む覚悟と、トラック業界に美しく爽やかなイメージを吹き込むため、この度、半世紀にわたりステークホルダーの皆様にご愛顧と信頼のシンボルとなってきた両備のトラックデザインを一新しました。今後は全保有トラックを新デザインに順次変更予定です。
乗務担当社員不足の確保等を通じて物流の未来を真剣に考え、改革に挑戦する両備トランスポートの新たな展開に、引き続きご注目ください。

2023年6月12日に施策発表及び新デザイントラックお披露目会見2023年6月12日に施策発表及び新デザイントラックお披露目会見

  • 背景及び変革のキーワード

物流業界では、長時間労働や歩合制による給与体系など他業界と比較しても労働環境や待遇面の水準が低いことが原因で若年層の定着率の低下や高齢化が著しく、また近年ではインターネット通販の拡大や物流需要の増加により、人手不足を感じている物流事業者は増加傾向にあります。加えて翌年に差し迫る時間外労働の上限規制強化により今後さらに長距離輸送が困難となる中で、業界積年の問題である多重下請構造によって現状と同じコスト・サービスでの輸送が難しくなります。両備トランスポートカンパニーではこれまでにも様々な業務改善を図ってまいりましたが、物流業界が抱えるこれらの問題を解決するには今まで当たり前とされてきた業界の商習慣を見直し、抜本的な取組みを推し進める必要があります。

そこで、当カンパニーがかかげた変革のキーワードは、「Resilience(レジリエンス)&Rewarding(リワーディング)」。この2つの“R”を実現することにより、長年物流業界が課題としてきた「ドライバー不足」という難題に、当カンパニーが解決の糸口となるべく、業界を牽引する想いで挑んでまいります。

<「Resilience(レジリエンス)&Rewarding(リワーディング)」が表現するもの>

「Resilience(回復力・復元力)」
会社に、どんな困難や脅威に直面しようともしなやかさ・柔軟さを発揮することで乗り越え、成長軌道へ戻れる力を持つための改革

「Rewarding(満足感・やりがい)」

満足感ややりがいを感じることで、社員が仕事に誇りを持ち、笑顔で日本の物流に貢献できる環境作り、待遇改善の実行

  • 2つの“R”の具体的な施策

「Resilience(レジリエンス)」及び「Rewarding(リワーディング)」の具体的な施策は下記の通りです。

 トラックドライバーが会社を選ぶ際に求めると言われる要素、将来性、規模・安定性、給与、休日数、時間、教育体系、雰囲気を網羅した取組みを策定しました。

<「Resilience(レジリエンス)」な取組み>

既存事業、体質の基盤強化や新たな事業の創出等に向けたビジョンの策定

2022年4月に「物流で地域の豊かな未来を創る」を標榜したトランスポートの経営方針となる「RYOBI TRANSPORT WAY」を策定し、SDGs、カーボンニュートラルの実現に向けて、輸送だけでなく、新たな付加価値を提供できる事業体への改革を進めております。  

また2023年4月にはブランド戦略を策定しました。物流業界の「3K(きつい・汚い・危険)」職場のイメージを払拭し、「適正な労働時間・クリーンな職場・安全最優先の職場づくり」を目指すとともに、トラック輸送にとどまらない新たな事業領域への取組みを発信し、業界のイメージ転換を図りたいと考えております。 

【成長戦略】 

⑴岡山&瀬戸内ではグループシナジーを活かした何でもできる事業領域の拡大

⑵伸びる地域への進出の加速(M&Aも視野に検討中)

⑶高付加価値事業への拡大(危険品・リサイクル他)

⑷アライアンス強化によるパートナーシップ構築

⑸海外事業の次なる投資(進出しているASEANではベトナム第2弾進行中)

<「Rewarding(リワーディング)」な取組み>

待遇改善 

給与:

乗務担当社員の定昇ベアでの昇給を平均5%アップしました(約17,100円のアップで過去最大の昇給)。

※2023年4月より

休日:

現在、事務系社員の実質年間休日を111日(年間休日105日+特別休日6日)から120日への改定を段階的に進めております。今後は、乗務担当社員を含めた技術系社員にも展開していく予定です。

(参考:当カンパニー乗務担当社員の現在の年間休日数:105日、物流業界でのトラックドライバーの平均年間休 日数:100日)

時間:

乗務担当社員の労働時間短縮のため、高速道路活用、パレット利用、荷役業務の削減、到着予約システムの導入等を進め、2024年4月より適用される厚生労働省告示「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」に対応しました。今後は同じく両備グループのICT部門である両備システムズとの連携で、デジタル

技術を取り入れた物流プラットフォーマーを目指すことにより、さらなる生産性向上を図ります。

教育:

大型自動車免許等資格取得のサポートとして、取得費用を会社が全額負担(1回に限り)しています。

(参考:取得費用 約35万円)

(今後の展開)乗務担当社員の楽しさ、会社の魅力を発信する企画を始動

「トラックドライバー」という職業や、両備トランスポートカンパニーについて知ってもらう機会になればと、当カンパニーのコーポレートサイト内に「ゴールドR(アール)の部屋」(新デザイントラックの愛称にちなみ)というページを開設し、当カンパニーの乗務担当社員のインタビューなど会社の雰囲気が伝わる情報を定期的に掲載していきます。 

※2023年7月より掲載開始  <サイトURL:https://ryobitransport.com/

  • 新デザイントラックについて

これからの変革への決意表明を込めた新生・両備トランスポートの象徴ともなる新デザイントラック「ゴールドR(アール)」[愛称]に加え、 ブランド戦略の一環として「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK(通称:ワンセトトラック)」も新たに3台製作しました。ワンセトトラックは、両備グループを育ててくださった岡山・瀬戸内に感謝して、荷物だけでなく、瀬戸内の魅力も全国に運んでいきたいとの想いを込め、またこれを運転する乗務担当社員にも「地方創生」の新たな誇りを持ってほしいと製作したものです。

デザイン:両備ホールディングス株式会社 両備グループ経営戦略本部 クリエイティブサポート部

手前の1台が「ゴールドR」、残りの3台が「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK」手前の1台が「ゴールドR」、残りの3台が「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK」

【 NEW STANDARD TRUCK バージョン:ゴールドR(アール)】

コンセプト:

「Resilience(レジリエンス)」と「Rewarding(リワーディング)」の「R」を大きくシンボライズしました。これは「RYOBI GROUP」の「R」でもあり、変革していく私たちの象徴です。

どんな困難にも負けない「強靭なしなやかさ」を持って、そして社会に役立つことで「常にやりがいと満足感」を感じることができる、そんな物流事業者としての誇りをこの大きな「ゴールドR」に込めました。

今回の取組みは、今までの全てを捨てて、全てを塗り変える、真っ白からのスタートであると位置付けており、新しい文化を育てる強い意志の表現として「真っ白の車体」をベースにしました。その中に、私たちを育ててくれたこの岡山・瀬戸内のきらきらと光る凪の海を三角形のグラデーションパターンを美しく積み重ねて象徴的に表現しました。輸送途中、他の車両から一瞬で識別でき、全国各地で容易に記憶してもらうことができる、大きな「ゴールドR」と繊細な「煌めく波光」のコンビネーションが特長的な、シンプルかつインパクトのあるデザインです。また、クリーンかつスマートに仕上げることで、アセアン諸国など海外でも通用するデザインであると考えています。

導入台数:13台(6月12日現在)

今後の展開:

(国内)保有トラック447台(全450台のうちワンセトトラック3台を除く)を順次変更。年間約50台、約9年をかけて新デザインに切り替えていく予定です。

投資額:1台あたり約2,000万円(新車購入費を含む)※年間投資額 約10億円

ゴールドR(愛称)ゴールドR(愛称)

【WONDERFUL SETOUCHI TRUCK(ワンセトトラック)バージョン A/B】

コンセプト:

NEW STANDARDバージョンと同じく「R」を大きくシンボライズしており、同様に、この「R」に込めた強い思いを統一して表現しています。WONDERFUL SETOUCHIバージョンは楽しく、またスマートに、岡山・瀬戸内の良さを感じ取ってもらえるデザインにしました。私たちを育ててくれたこの岡山・瀬戸内には、光煌めく海、緑豊かな山、満天の星、名所や名産品などたくさんの魅力があります。

Aバージョンは、これらを可愛いイラストで具象化して全面に詰め込むことで、瀬戸内の楽しさが目を惹くデザインに、Bバージョン(2種)は、特にその自然の素晴らしさを幾何学的に抽象化し、シンプルに、そして爽やかに描くことで瀬戸内の明るい世界観を伝えるデザインにしました。

全国各地を走るトラックに岡山・瀬戸内の魅力を描くことで、WONDERFULなSETOUCHIの魅力を多くの皆様方に伝えていきたいと考えています。

導入台数:3台

今後の展開:まずは3台のみですが、社内やお客様等の感想をもとに台数の増加について検討する予定です。  

投資額:1台あたり約2,000万円(新車購入費を含む)

WONDERFUL SETOUCHI TRUCK AバージョンWONDERFUL SETOUCHI TRUCK Aバージョン

WONDERFUL SETOUCHI TRUCK BバージョンWONDERFUL SETOUCHI TRUCK Bバージョン

WONDERFUL SETOUCHI TRUCK BバージョンWONDERFUL SETOUCHI TRUCK Bバージョン

  • 会社概要

■両備ホールディングス株式会社   URL:https://www.ryobi-holdings.jp/

本社:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 杜の街グレース オフィススクエア 5階

創立:1910年7月

資本金:4億円

代表者:代表取締役社長 松田 敏之

従業員数:約2,100人

売上高:387億81百万円(2022年3月期)

 主な事業:交通運輸業、不動産業、倉庫・通関業、スーパーマーケット事業、整備業、製造業

両備トランスポートカンパニー(両備ホールディングス株式会社社内カンパニー) 

URL:https://ryobitransport.com/

カンパニー本部所在地:岡山県岡山市中区新築港9-4

カンパニー長:荒木 一守

事業内容:陸運・倉庫・通関事業

【2023年6月現在】

・国内事業所

営業所数:49事業所(北関東から九州まで)

トラック保有台数:450台 

乗務担当社員数:約420人

・海外関連会社

現地法人会社3社(ベトナム、ミャンマー)

トラック保有台数:5台

乗務担当社員:5人

■両備グループ   URL:https://ryobi.gr.jp/

事務局 :岡山県岡山市北区下石井2-10-12 両備ホールディングス株式会社本社内

代表者 :両備グループ代表 小嶋 光信

主なグループ企業:両備ホールディングス株式会社、株式会社両備システムズ、岡山交通株式会社、和歌山電鐵株式会社、株式会社中国バスなど、全43社(2023年6月)

従業員数:約8,300人

 連結売上高:1,559億79百万円(2021年度)

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