■北陸大学データサイエンス・AI教育プログラムについて
同プログラムは、データ分析を地域や職場で活かすことができる人材の育成を目的として、2022年度から北陸大学でスタートしています。
最先端の分析ソフトウェアを用いて基礎的な記述統計から機械学習までを幅広く学ぶことができるだけでなく、複数の民間分析会社と連携し、実社会で活用可能なデータリテラシスキルを大学のプログラムとして体系的に習得できる、非常に優れた教育プログラムです。
■Snowflake上の分析用オープンデータ基盤を無償提供
この度、truestarは当プログラム専用の分析用オープンデータ基盤を構築・提供しています。
これにより、履修する学生がデータの収集や加工といった分析の前処理(=データプレパレーション)作業に貴重な時間を浪費することなく、より本質的な実習に取り組むことができます。
データ基盤上には、truestarがSnowflakeマーケットプレイス上で無償公開している「Prepper Open Data Bank(PODB)」の全データが格納されています。総務省統計局e-Statの国勢調査、国交省国土数値情報の境界線や施設のポイントデータ、気象庁の気象データ、経産省gBizINFOの法人データなど、通常は収集・加工に膨大な時間を要するデータ群をすぐに使うことができます。
このデータ基盤は弊社が契約するSnowflakeの環境(リーダーアカウント)を用いており、同プログラムの中で世界最先端のデータクラウド環境に触れる機会も創出しています。
■Tableauでのオープンデータ活用の演習教材動画を提供
また、同プログラム前期課程の「統計学Ⅰ」の授業において、オープンデータの活用演習教材(動画)を提供しています。
本動画を通して、BI(Business Intelligence)ツールTableauを用いたPODB上のオープンデータの分析方法をハンズオン形式で学ぶことができます。
■北陸大学経済経営学部教授田尻慎太郎教授のコメント
「この連携により、我々が取り組むデータサイエンス教育における新たな一歩を踏み出せることに興奮しています。これまで、オープンデータの利用ではデータの前処理が大きな課題となっていました。しかしtruestarのPODBを使えば、学生たちはこれを直接Tableauに接続するだけで、迅速にデータ分析を行うことが可能になります。」
■今後の展開
truestarはCSR(Corporate Social Responsibility)活動の一つとして幅広く日本のデータ分析者を支援するため、2021年7月にPrepper Open Data Bankを開始し、データ拡充や定期更新を続けています。本サービスの運用においては、国内外からインターン生を積極的に受け入れて実践の場を提供するなど、学生のデータリテラシスキルを高める機会を創出しており、北陸大学からも経済経営学部生一名がフルリモートで運用に携わっています。
今回の取組を契機として他の教育機関との連携も視野に入れながら、次世代のデータ分析人材の養成とキャリア形成を支援しつつ、社会貢献活動を継続的に行っていきます。
【会社概要】
社名:株式会社truestar
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス 8F
代表取締役社長:藤 俊久仁
HP:https://truestar.co.jp/
Prepper Open Data Bank:https://podb.truestar.co.jp/