デザイン誌への竹尾のファインペーパー広告は、『グラフィックデザイン』誌1977年No.67に始まり、86年に『アイデア』誌に引き継がれながら、現在(2023年)まで47年間もの長きにわたり継続しています。その間このシリーズ広告は、グラフィックデザイナー永井一正氏がデザインし続けています。
このたび「竹尾アーカイヴズ」では、ウェブサイト上に「永井一正デザインによる竹尾広告」のデザインアーカイヴ公開をスタートいたします。
◎「永井一正デザインによる竹尾広告」デザインアーカイヴ
竹尾のファインペーパー広告は、毎号異なるファインペーパーを使用し、表面には永井氏のグラフィック、裏面にはその紙の紹介が掲載されているものです。公開第一弾として、現在1991年1月号までをご覧いただけます。2023年7月に、2023年1月号までを公開予定です。
竹尾アーカイヴズ|デザインアーカイヴ|永井一正デザインによる竹尾広告
https://www.takeoarchives.com/archive-collection/nagai-takeo/
◎「永井一正デザインによる竹尾広告」インタビュー
2023年に94歳を迎えた永井一正氏の創造力と想像力は衰えることがありません。現在も毎日制作しているという永井氏の創造の原動力はどこにあるのでしょうか。表現は変遷しつつも変わることのない思い、想像力、描くことに対する態度など、デザインする姿勢に大切なことをお話いただきました(2022年12月5日収録)。
>>デザインアーカイヴとインタビュー動画はこちらでご覧いただけます
竹尾アーカイヴズ|デザインアーカイヴ|永井一正デザインによる竹尾広告
https://www.takeoarchives.com/archive-collection/nagai-takeo/
◎広告集vol.2,vo.l3の刊行と、「NAGAI & TAKEO ――永井一正デザインによる竹尾広告」展開催
『永井一正デザインによる竹尾広告集 vol.1』(1991)に続くvol.2とvol.3の刊行を、2023年7月に予定しています。ファインペーパー上に印刷された91年以降の広告現物を、2冊の特装本にまとめたものです。広告現物を綴じこむ特別な作品集のため、部数限定での刊行となります。
また刊行にあわせ、竹尾 見本帖本店では「NAGAI & TAKEO ――永井一正デザインによる竹尾広告」展を開催。広告第一作から現在までほぼすべての作品を一堂に展示いたします。
永井一正作品の豊かな創造の歴史と、竹尾ファインペーパーの軌跡をご覧いただけますと幸いです。
展示会名:「NAGAI & TAKEO ――永井一正デザインによる竹尾広告」
会期:2023年7月24日|月|―9月22日|金| 11:00-18:00
*クローズ日:土日祝および8月14日|月|・8月15日|火|
*特別オープン日 2023年8月5日|土|・9月2日|土|13:00-17:00
会場:竹尾 見本帖本店 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3(店舗内2F)
企画:竹尾アーカイヴズ
ディレクション・デザイン:永原康史
主催:株式会社竹尾
>>展示会情報はこちら(竹尾コーポレートサイト)https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20230724.html
永井一正(ながい・かずまさ)氏 プロフィール
1929年大阪府生まれ。1951年東京藝術大学彫刻科中退。卒業後、大和紡績に入社し、グラフィックデザイナーとなる。1960年日本デザインセンター創立に参加。1975年〜86年日本デザインセンター代表取締役社長。2013年最高顧問となり現在に至る。日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)特別顧問。戦後日本のグラフィックデザイン創成期から70年以上に渡り最前線で活躍し続けている。