世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】

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アウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都千代田区、代表取締役:信太明、以下「アウンコンサルティング」という)は、国内外の拠点でグローバルマーケティング業(SEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索エンジンマーケティング)、インターネット広告など)を展開しています。また、アジアにおいていち早くSEOを事業化し、2022年6月より25期目を迎えています。
アウンコンサルティングでは、2012年11月より世界40カ国を対象に検索エンジンシェアの推移をまとめております。この度、2023年5月時点の各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェアを集計いたしました。
※世界40カ国には国と地域を含みます。

世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】

世界の検索エンジンシェアはPC・モバイルともに中国・ロシアを除く38カ国でGoogleがトップシェアを占めております。今回も、前回のリリース(参考:2022年10月27日世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】)に引き続き、各国の検索エンジンシェアについてまとめました。

・世界で「DuckDuckGo」「Cốc Cốc」のシェアが増加

アメリカ発「DuckDuckGo」と、ベトナム発「Cốc Cốc」のシェアが世界的に増加していることが分かりました。

DuckDuckGoは、プライバシー保護を重視しており、ユーザーの個人情報や検索履歴を保存しない検索エンジンです。また、今年3月にはOpenAIの技術を採用したAI機能「DuckAssist」の追加も発表され、注目を集めています。

CốcCốcは、ハノイを拠点とするベトナム企業によって開発された検索エンジンで、ベトナム語特有の声調記号に対応していることから、ベトナムではPC・モバイルともにシェア2位を獲得しています。

ロシアの「YANDEX」のように、その国特有の検索エンジンのシェア率がGoogleを上回る場合もあります。Googleが世界的にトップシェアを占めていることに変わりありませんが、対策国によっては現地にローカライズしている検索エンジンの動向もチェックしていく必要があります。

※いずれも4月の値

■世界の「DuckDuckGo」「Cốc Cốc」シェア

・GoogleのAI搭載した新たな検索エンジン「SGE」について

Googleは5月10日(米国時間)、生成系AIである「SGE(Search Generative Experience)」を検索エンジンに導入しました。アメリカ国内のみ利用が開始され、利用者は招待制です。

SGEを導入することで、人工知能チャットボットのように、会話モードでの検索が可能となり、検索結果には画像も含まれるため、ショッピング分野での応用が期待されています。

すでに世界の検索市場においてトップシェアを占めているGoogleですが、今後のさらなるシェア拡大や、SGE導入によるSEO対策の変化など、チェックしていくことが必要です。

※用語の定義として、検索エンジンとは検索システムを提供する会社、ブランドを指します。具体例を挙げると、日本で最も人気のあるポータルサイトの一つ「Yahoo! JAPAN」は、検索エンジンとしては「Google」という扱いとなり、同様の理由から「Yahoo!台湾」や「Yahoo!香港」はMicrosoft Bingとなります。

2022年4月 各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェア

※2020年インターネット利用率において、グレー部分は2017年のデータ

集計概要

世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】

【集計要綱】

対象国: OECD加盟主要国を中心に当社にて抽出

インターネット利用率: Committed to connecting the world 

Statistics

Percentage of Individuals using the Internet

検索エンジンシェアデータ参考: Stat Counter http://statcounter.com/

調査日:2023年5月15日 ~ 2023年5月19日

調査対象時期:2016年1月 ~ 2023年4月

 

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