渋谷二丁目17地区市街地再開発事業ビル名称を「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に決定

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渋谷二丁目17地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急株式会社は、渋谷駅東口エリアで計画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」のビル名称を、「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)(以下、本ビル)」に決定しました。開業は2024年度上期の予定です。
「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」という名称には、青山(AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)の街をつなぎ(Ⅹ:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという思いを込めました。また、挨拶や友好のしるしである「握手(アクシュ)」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子を表現しています。

▲渋谷アクシュ ロゴ▲渋谷アクシュ ロゴ

▲渋谷アクシュ外観(南側)▲渋谷アクシュ外観(南側)

本ビルは、渋谷駅から青山方面へと続く渋谷東口エリアに位置しますが、坂道の中腹にあるとともに、宮益坂・明治通り・青山通りの幹線道路に囲まれているため、周辺エリアとの円滑な回遊が妨げられています。また、人がたまれる空間の不足により、賑わいが欠如している課題がありました。そこで、高低差を解消する縦動線や隣接街区と接続するデッキを整備し、新たに人々が集い憩えるオープンスペースと商業店舗を歩行者動線上に沿って配置することで、これまで通り道であったこの場所が、足を止めて休憩したり、食事を楽しむことができる空間に生まれ変わり、渋谷駅東口エリアの新たな賑わいの拠点となることを目指します。

本ビルは、1-4階は商業施設、5-23階はオフィスで構成されています。1-2階では飲食店舗を中心とした入居を予定しており、3-4階は「ウェルネス」に着目し、渋谷エリアに不足しているワーカーに対する心と体の健康を高められるサービスを提供します。働く人と企業の健康をサポートする健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」がオープンし、化学・日用品メーカーであるサラヤ株式会社が、ナチュラルレストランとフィットネスを連動させた店舗を関東で初出店する予定です。働き方のニーズや価値観が多様化する社会の中で、渋谷で働くひとりひとりの心身ともに健康的な状態を意識し、生産性や創造性の向上を支援します。

また、脱炭素に向けたサステナブルなまちづくりを目指し、環境配慮型ビルとして省エネルギー施策を積極的に実施しており、既に取得済みの「ZEB Oriented」認証に加えて、オフィス部分において建築物省エネルギー性能評価制度(BELS)の「ZEB Ready」認証を2月24日付で取得しました。今後、「CASBEE-WO認証制度」におけるSランクも取得予定であり、建物利用者の健康性や快適性の増進にも取り組みます。
本リリースに関する詳細は以下のとおりです。

■ビル名称・ロゴマークについて

▲渋谷アクシュ ロゴ▲渋谷アクシュ ロゴ

「渋谷アクシュ」のロゴマークは、「A(青山)」と「SH(渋谷)」をつなぐ「Ⅹ」を異なる2色でデザイン。知的で洗練された青山をイメージしたブルーのラインと、最先端のカルチャーを発信し続ける渋谷をイメージしたイエローのラインが交わる形状で、「街・文化・人々をつなぐ」という本施設の目指す姿を象徴的に表現しています。

 

また、ビル名称の決定に伴い、「渋谷アクシュ」の名称に込めた想いをテーマとしたアートプロジェクトを、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)と協働で実施しました。2023年5月30日(火)より現地仮囲いに作品を掲出します。前回の「渋谷二丁目アートプロジェクト」※1に引き続き、建設現場の彩りと街のにぎわい創出に貢献します。
※1:渋谷二丁目アートプロジェクトWEBサイト https://shibuya2artproject.cadan.org
 
■施設デザイン
ビルのルックスを印象付ける施設デザインとして、高層部のファサードには、渋谷駅東口エリアにおける当施設のネットワークを表現したデザインを施しました。渋谷から青山を始め、さまざまな場所の結節点となり交わることで賑わいが生まれることを想像し、デザインしています。低層部は、坂道によって生まれる隙間をめくり、更に広げることで人々を導くデザインとなっています。

▲歩行者ネットワークイメージ▲歩行者ネットワークイメージ

 

 

▲フロア構成▲フロア構成

■施設構成
【5-23階オフィス】

▲3階オフィスエントランス▲3階オフィスエントランス

 渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィス(総賃貸面積24,950㎡、基準階面積約1,325㎡)を提供します。23階フロアには一部テナントが利用可能な屋上スペースを併設しており、オフィスワーカーに開放的な空間を提供し、リフレッシュしたり、想像を広げたりする場として使用可能です。また、3階のオフィスエントランスは植栽をふんだんに配置することで緑あふれる雰囲気を作り上げ、渋谷をホームタウンにする企業に相応しいオフィス空間を実現します。

【1-4階商業施設】
1-2階は広場やアトリウムとのつながりを活かしつつ、周辺エリアに不足する飲食機能の充実を図り、日常的な賑わいを形成します。3-4階は、時代とエリアのニーズに応えた、「ウェルネス」をテーマとしたオフィスサポートに資するテナントが入居します。4-5階には、渋谷駅に最も近い3.0テスラMRIを有した健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」がオープンし、「都会のオアシス」をイメージした癒しの空間で、働く人と企業の健康をサポートします。3-4階では、化学・日用品メーカーであるサラヤ株式会社が、「カッコイイ大人を創る」をコンセプトに、食事と運動を連動させた店舗を関東で初めて出店。地方の旬の食材を最適な調理で食べられるナチュラルレストランと、最新のマシンを導入したトレーニングや最新のスタジオプログラムを提供するフィットネス施設を展開予定です。

▲1-2階アトリウム▲1-2階アトリウム

【アトリウム】

 

1-2階をつなぐアトリウムには縦動線を整備することで、周辺エリアへのフラットなアクセスを実現します。アトリウムは広々とした吹き抜け空間を活かし、インテリアグリーンを手掛けるSOLSO(株式会社DAISHIZEN)と協働し、植栽を充実させて緑量豊かな空間としました。特に2階天井に配置された「垂直庭園」は、フロアで分断されがちなビル空間を緑で繋ぐ大きな要素となっており、空間全体の緑視率向上にも繋がっています。

【広場】
ヒカリエ側広場と青山側広場では、坂道の中腹に位置する立地特性を活かし、段差を使ったベンチや階段で憩いのある空間を整備します。また、季節感の感じられる植栽を豊かに配置することで潤いのある広場を実現します。青山側広場では、賑わい創出や文化発信の取り組みとして、組合構成員である株式会社NANZUKAがキュレーションを担当し、パブリックアート作品として広場で展示する予定です。

 

▲渋谷ヒカリエ側広場▲渋谷ヒカリエ側広場

▲青山側広場▲青山側広場

■ZEB Readyとは
ZEB(Net Zero Energy Building)は、省エネルギーとエネルギー自立によって室内環境の質を維持しながら、エネルギー収支をゼロにすることを目指す建物のことです。なかでもZEB Readyは、年間一次エネルギー消費量を同水準の標準的な建物に比べ50%以上削減した建物に与えられる認証です。本施設は、2021年8月に建物全体評価でZEB Oriented認証を取得しておりますが、今回新たにオフィス部において、更に上位ランクのZEB Ready認証を取得しました。渋谷エリアの超高層ビルでは「ZEB Ready」認証取得の第一号案件となります。

■CASBEE-WOとは
一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)による評価制度であり、建物利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取り組みを評価するツールです。建物内で執務するワーカーの健康性、快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、知的生産性の向上に資する要因や、安全・安心に関する性能についても評価する制度です。

■SDGs達成への貢献
SDGsは「持続可能でより良い社会の実現を目指す世界共通の目標」です。本事業ではSDGsを達成するために様々な省エネルギー対策に取り組みます。

以 上

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