世界経済フォーラム(WEF)が2022年7月に発表した、各国の男女格差を図る「ジェンダーギャップ指数」によると、政治分野では日本は146か国中139位。日本の政治参画は各国と比べ、非常に遅れています。一方、2023年の統一地方選挙では、女性の躍進が目立ちました。内閣府によると、当選者に占める女性の割合は前回に比べて3.6ポイント上昇し、19.9%に達しました。また、候補者の女性割合は、19.2%(同3.2ポイント上昇)と同水準であり、候補者と当選者の男女比が連動していることがわかります。女性の政治参画を増やすためには、候補者の女性割合を増やすことが重要です。そのためにも、村上財団は「パブリックリーダー塾」を継続し、次世代を担う女性政治家志望者の支援・育成を通して、女性が立候補しやすい環境づくり、ひいては日本のジェンダーギャップ解消と社会的課題の解決を目指します。
※本プロジェクトは特定の政党・思想を応援するものではなく、「政治家になりたい」という女性たちすべてを支援するプロジェクトです。
第二期の募集を開始するにあたり、統一地方選挙における女性候補者の動向に関する振り返りの他、第一期のプログラムに参加した後に当選した女性議員にご登壇いただき、女性が立候補する上での現状の課題、それでも女性政治家が必要な理由などについてのお話を発表しました。
2023年5月15日記者会見の様子
記者会見では登壇いただいた女性議員の皆様から下記のようなメッセージをいただきました。
▷衆議院議員 英利アルフィヤさんから
「仲間ができたことが一番の収穫だったと思います。一生の仲間ができたと思っています。」「いろんな講師の方々に来ていただいて、実際に公の場に立って、いろんな批判を受けながらがんばっていらっしゃる方々のアドバイスを受けるのは非常に貴重だった。」
▷岐阜県議会議員 今井るるさんから
「政治に少し踏み出したいんだという方々と出会うことで、自分の想いや志を見つめ直す機会になったのかなと思います。」「自分ができることを周りを巻き込んで動かしていく、それこそがリーダーシップであるということを学べるのがこの塾。」
▷豊島区議会議員 有里真穂さんから
「やっぱりここで諦めちゃいけないんだなって思う出会いがある。もう一度私にできることを、一からやり直してやろうという力強い支えがパブリックリーダー塾でした。」
▷北区議会議員 佐藤ことさんから(オンライン参加)
「同じ志を持つ仲間に出会えたこと、そして、講師の女性リーダーの皆様も、超党派ですけれども、本当に似たような経験をされてきたっていう中での言葉が私にとっては大きかったなと思います。」
2023年5月15日記者会見の会場にて
記者会見の様子は下記よりご覧いただけます。
■【記者会見】政治家を目指す女性たちのための「パブリックリーダー塾」第2期スタートのご案内
ぜひ多くの女性たちが本プログラムへの参加の機会を得ることができるよう、ご取材賜りますようお願い申し上げます。
(問い合わせ先)
一般財団法人村上財団 担当:宮本 090-3383-4468 mff.pla.2022@gmail.com