TGESは、本ビルのガスコージェネレーションシステムや排熱回収型ガス吸収冷温水機(以下「CGS等」)を設備投資からシステム設計、施工、設備のメンテナンスまで一括して担うエネルギーサービス方式で導入し、2022年8月1日より稼働を開始させます。本ビルでは、2006年の竣工時にTGESのエネルギーサービス方式でCGS等を導入し、都市ガスで発電した際に発生する廃熱を空調に有効利用することで高い省エネ性を実現してきました。このたび、これまでよりエネルギー利用効率の高いCGS等の導入により、電力の更なるピークカットや省エネ性の向上が期待されます。
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出する CO2をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。CN都市ガスやコージェネレーション等のさまざまなソリューションの提供により、お客さまとともに地球規模での環境負荷低減への取り組みを推進してまいります。
- CN都市ガス供給概要
供給サイト:汐留芝離宮ビルディング(東京都港区海岸1丁目2番3号)
供給量:約314千m3/年
供給開始日:2022年7月1日
- 導入設備概要
CGS370kW×1台、廃熱回収型ガス吸収冷温水機300RT×2台
- CN都市ガスについて
CN都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。
■ホームページ:「カーボンニュートラルLNG ー未来へ向かうガスー」
https://carbon-neutral-lng.jp/