医療業務の効率化や医療DXへの対応が求められる中、厚生労働省が提唱するデータヘルス集中改革プラン(*2)への適応やそれに付随したセキュリティ対策、障害・災害対策用の業務継続計画(BCP)など、現在電子カルテにおける顧客ニーズは大きく変化をしています。今回発売した「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、従来製品の持つ操作性の高さや快適な入力スピードを保ちながら、オンライン資格確認や電子処方箋など医療DXへの取り組みに迅速かつ柔軟に対応でき、クラウド技術を応用したロケーションフリー及びデバイスフリーを実現したハイエンドモデルの電子カルテです。
「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、障害・災害発生時も即座にクラウド運用に切り替えられる「Medicom Cloud運用継続サービス」を標準装備しています。タブレット等を活用したデバイスフリーのカルテ閲覧や撮影画像の取り込み機能を持ち合わせ、また、ノートパソコンを活用したMedicom-HRシリーズの豊富な機能をロケーションフリーで利用できるフルリモートサービス機能を有した新製品です。さらに、高いカスタマイズ性、及び「Medicom Cloud Connect API」(*3) を通じた他社サービスとのAPI連携も可能となり、医療従事者の多様な働き方をさらに支援します。
■「Medicom-HRf Hybrid Cloud」が提供する3つの機能
#1 ブラウザ(PC・タブレット)を通じた院外からのカルテ閲覧
休日や診療時間外で、患者さんの容態が急変した時等に、PCやタブレットを使って外出先や自宅からでもカルテを確認できます。また、翌日来院する患者さんの事前確認、検査結果や特記事項などの閲覧、簡易的なメモ機能を通じて、医療従事者の業務効率化を支援します。
▲ブラウザ(PC・タブレット)での可読性を考慮した画面設計
#2 タブレットで撮影した画像のカルテ取り込み
タブレットに搭載のカメラで患部や保険証などを撮影し、ケーブル接続等を行わずに画像データを格納できます。これにより、在宅診療中にも患者さんを撮影した写真をカルテに取り込むことができ、業務時間の短縮につながります。
▲直感的に画像の撮影・取り込みが可能
#3.院内サーバーの電源を遠隔操作し、院内端末でどこからでも電子カルテを利用
従来の製品では、「リモートカルテ」というオプションサービスを提供していましたが、院外から電子カルテにアクセスするためには、院内サーバーの電源がONになっている必要がありました。「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、院内サーバーの電源を遠隔から操作できるため、医療機関の専用端末を使い、院内での作業と同様に電子カルテを利用できます。
ウィーメックスにて代表取締役社長を務める大塚孝之は、「私たちは、1999年に診療情報の電子媒体への保存が認められて以来、診療所向け電子カルテシステムの普及に向けて、トップシェア(*4)カンパニーとして市場をけん引してきました。医療現場の業務効率化と患者さんへのより良い医療サービスの提供、さらには医療DXが描く未来の医療を実現していくうえで、オンプレミス型とクラウド型を二者択一で選ぶのではなく、クラウド技術を活用した最適解を模索していきます。そして、今後はクラウド技術におけるウィーメックスの4つのビジョン『Cloud for Sustainability』『Cloud for Freestyle』『Cloud for Marketing』『Cloud for Innovation』を具現化する製品やサービスの開発を推進し、デジタルヘルスソリューションにおける新たな価値の創造に努めてまいります」と述べています。
(*1)「Medicom-HRf Hybrid Cloud」製品ページ:
https://www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mchrf-hybrid-cloud
※既にMedicom-HRfを利用のお客様におきましては、専用オプションのご契約により本製品を利用いただけます
(*2)厚生労働省「新たな日常にも対応した データヘルスの集中改革プランについて」https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000653403.pdf
(*3) Medicom Cloud Connect API連携とは:https://www.phchd.com/jp/medicom/cloudconnectapi02
(*4)株式会社富士経済「2022年 医療連携・医療プラットフォーム関連市場の現状と将来 展望」より
2020年企業シェア・数量ベース 診療所向け電子カルテ
<ウィーメックス株式会社について>
ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制で、2023年4月1日より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステムの他に、薬局経営や特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供します。国内の「医療DX」を推進するヘルスケアIT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
www.wemex.com
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18NBF 渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 大塚孝之
<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株 式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、ウィーメックス株式会社、株式会社 LSIメディエンスなどを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2021年度のグループ連結売上収益は3,405億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。
www.phchd.com/jp
【本件に関するお客様からのお問い合わせ】
ウィーメックス株式会社
E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.phchd.com