「SAKURA VILLAGEプロジェクト動画」
在宅勤務ができる環境が整った一方、社会的課題として認識されるようになってきた社員間コミュニケーションの問題。これらを解決すべくプロジェクトチームが立ち上がり掲げたミッションは「社員が出社したいと思える社屋をつくる」こと。
メンバー自らがコンセプト立案から設計まで行うプロジェクトを開始しました。
<働き方の多様化・在宅勤務の増加による社会的課題>
コロナウイルスの拡大を契機に、これまでは出社することが常識とされてきたのが一転、在宅勤務が推奨され、多様な働き方が認められるようになりました。在宅勤務は通勤時間が不要となり、時間と交通費の節約となる他、地理的な制約なく効率よく業務を行うことができます。
一方で、在宅勤務では会社へのエンゲージメントの低下や、気軽なコミュニケーションの減少による心理的安全性の悪化、また企業理念やカルチャーに関しても在宅勤務の社員はその浸透のスピードが遅くなる傾向にあります。
つまり、在宅勤務の増加はコスト削減や短期的な効率アップができる一方で、組織としての強さにつながる企業文化構築に悪影響を与え、長期的な生産性を下げることが問題になってきました。
<出社と在宅勤務を選べる環境>
さくら構造では、子育てや介護・病気をはじめとする個人的な事情を抱えた社員に対して、コロナ禍前から出社を強要することなく、個人的な事情に配慮した在宅勤務や時短勤務を認めてきました。
社員全員に出社を強制することは、働き方の多様化が進む今の時代に合っていません。しかし、社員同士が同じ時間、同じ場所を共有することで生まれるコミュニケーションが信頼関係を促し、企業文化を浸透させていくことは、今後の企業としての成長に欠かすことができません。
そこでさくら構造では、在宅勤務という選択肢はもちろん残しながら「社員が自ら出社したくなるオフィス」を作ろうとプロジェクトチームを立ち上げ、各種工夫をしたスペース設計を自らが設計者となって行います。
<新社屋を設計するにあたりプロジェクトチームが意識した点>
新社屋設計にあたり若手社員を中心として9人のメンバーが集まりました。
同じ場所で同じ時間を過ごし価値観共有できる場作りを行うこと、そして企業バリューのひとつでもある「遊び心で、心に余裕を」もつことを軸に新社屋の仕掛けを検討しました。
本業の耐震設計業務の傍らチームメンバーで1年間会議を重ね2024年春竣工を目指しています。
<新社屋「SAKURA VILLAGE」の工夫>
1.コミュニケーションを促す「ひな壇」スペース
ワークスペース一角には大きな吹き抜けを設け、上下階の一体感を確保します。名称の通りの大きな「ひな壇」があり、大会議を行うだけでなく、向きを変えて座るとデスクとしても利用できるため突発的なミーディングにも対応可能なフレキシブルな空間となっています。
また、「ひな壇」スペースに併設した「屋台」のよう休憩スペースには、自然と人が集まり社員同士が気軽にお茶したり雑談のできるマグネットスペースの役割を持たせました。
2.体調管理は仕事の一つ!社員食堂兼カフェ
昼には社員食堂として、それ以外の時間帯は一般開放する予定のカフェでは、自由に社員同士はもちろん構造設計者が集う拠点としてコミュニケーションを図ります。
また、さくら構造では「体調管理は仕事の一つ」を企業バリューとして掲げており、健康を意識したメニューを提供予定です。
2階にはトレーニングジムを構え、仕事の前後や合間に体を鍛えられるスペースを確保します。デスクワークで運動不足になりがちな状況を、ジムで鍛えることで疲れにくい体を目指します。
【お問い合わせ】
さくら構造株式会社 担当:今井翔也
Mail: kozo@sakura-kozo.jp
Tel: 011-214-1651(平日9:00~18:00)
HP: https://sakura-kozo.jp/
【会社概要】
会社名:さくら構造株式会社
札幌本社:〒001-0033 北海道札幌市北区北33条西2丁目1-7 SAKURA-N33ビル3F
東京事務所:〒110-0015 東京都台東区東上野2丁目3番7号 山本ビル2F
大阪事務所:〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町1丁目2番2号 花房ビル6F
代表者:代表取締役 田中 真一
設立:2006年6月
URL:https://sakura-kozo.jp
事業内容:構造設計、耐震診断、免震・制振・地震応答解析、建築総コスト最適化、構造コンサルティング、次世代構造解析ソリューショSAVER SYSTEM、構造設計サブスクリプションサービスMy構造設計室