昆虫食はもう嫌!? HEDASが新たに始める虫食とは?

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EMOの研究開発を主とする当社では、食肉に関するサステナビリティな新たな試みとして虫食の普及と繁栄のためのプロジェクト「日夲仔虫(Nippon Shichu)」の計画を暖めています。

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当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「HEDASymphony株式会社」の夢です。

 

プロジェクトの発端

一時期、昆虫食ブームが取り上げられ、こおろぎを使用したお菓子やフリーズドライした昆虫を自販機で販売するお店が登場したりして、テレビや雑誌、食品などで昆虫食が話題になりました。しかし、疑問として残るのが、あくまで「ブーム」であり、物珍しさや興味、あるいは罰ゲームといった一時的なものに過ぎず、人々は結局、牛肉や豚肉・鶏肉などの食肉に戻っていくという一過性の食べ物としての昆虫食という位置づけが、どうしても疑問に思ったのがこのプロジェクトの始まりでした。

昆虫食=乾物を払拭する
そもそも、昆虫は硬い殻で覆われており、エビやカニと同じように剥くという行為をしないと食べられないはずなのに、それをそっくりそのままの状態で販売するから得体の知れないものになってしまう。だったら幼虫は?そう、当社が考えている虫肉とは幼虫であり、そのイモムシを使うからこそ、できるプロジェクトだと考えています。鳥のささみやお刺身のように、ダイレクトに肉としての美味しさを虫で表現することができれば、食卓に虫肉が普通に出てくる日常が当たり前のようになっていくと当社は考えています。

食肉問題とは?
食肉の問題は今に始まったことではありませんが、国連でも話題になっているほどの国際問題になっています。今後、環境問題等で食肉価格が高騰し、安易に食べられなくなる日がくるかもしれません。肉の消費量が増えれば、牛・豚・鳥などの家畜の数も自ずと増えていきますが、それは、本来の自然にいる動植物の楽園を破壊し、環境問題に発展していきます。それでは虫はどうでしょうか?手のひらに乗るくらい小さな家畜です。排泄物も一般的な家畜より排出されず、飼料や飼育面積も少なくていい。牛のゲップのような、環境破壊に関わる有害物質も出ない。そんな虫こそ、これからの食肉の選択のひとつとして選ぶことは、究極のエコだとは思いませんか?

乾物ではない、「生」の虫=イモムシを、虫肉として販売する
いま市場に出ている昆虫食の大半は乾物であり、または原型のない状態(粉砕処理)したものとなっていますが、やはり、昆虫というマイナーなもの・人々が口にしない・得体の知れないものを食べる、という行為自体がタブーのようになっているこの世の中では、昆虫のイメージをまずは変えないと虫肉の導入は難しいと考えた当社は、昆虫食ではなく、虫の子の意味の仔虫(しちゅう)という言葉を使い、つまりはイモムシの畜産と食材としての新たな虫食としての地位を築こうと考えているのです。

「日夲仔虫」というブランドに込めた願い
当社の虫食ブランド「日夲仔虫(Nippon Shichu)」は、日本からこの虫肉を発信したいという想いと、「Shichu」という単語で昆虫食ではなく、虫肉という食肉ジャンルの確立を目指す意味があります。また、日本ではなく、日夲と旧字体とすることで、当社のEMOみを醸し出し、虫食という、一般とは少し違ったものを受け入れるという想いが込められています。

 

本当にイモムシを販売するの?
はい、もちろんです。昆虫の中で、とりわけ旨味成分の高い幼虫として知られる天牛の仔虫を、当社は選びました。肉として厚みがあり、ジューシーで、旨味が強く、食べ応えのある天牛は、虫肉としてぴったりと考えています。

どんな販売をするの?
畜産として天牛を交配し、その仔虫を育て、虫肉として加工し、すぐさま急速冷凍して細胞にダメージを極力与えずに半生状態でパッケージして出荷します。皆様の元へは冷凍されたお肉をお届けいたします。解凍したら、そのままお刺身に。または、衣をつけてフライにするのもいいですね。当社はあくまで虫肉という食材を提供するので、料理のバリエーションは、皆様でお考えください!

値段は?
ブランドとして確立するためには、まずは他の肉と差別化しなくてはいけないと当社は考えます。虫肉=コストがかからないから安い肉、という考えは全くなく、高級品というわけではないけどちょっとしたお祝いやご褒美に食べるような、お魚のお刺身のような位置づけで開発し、ひと切れあたり100〜500円ほどになるのではと思います。

食の安全性は?
これはどんな食べ物にも当てはまるかと思うのですが、虫だから病原菌や寄生虫が多いとか、そんなことは肉や魚にだって言えること。安全に消費者の元へ提供することも、今後の研究開発の課題となるかと思います。

市場までの道のり
通常の畜産とは違い、設備が整えばすぐに始められそうですが、当社はあくまで研究開発企業。資金面はもとよりまだまだリリースには課題があり、いまは研究段階。しかし、当社の「夢」としてこういったプロジェクトも研究しているんだよ、ということを知って欲しかった経緯があり、今回の賛同といたしました。

おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。ビジュアルや付け足しのような昆虫食は、もうおしまい。これからは、食肉の一つの選択肢としての虫肉を。新たにHEDASが手がける日夲仔虫にご期待ください!

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「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
 

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