また、普段着る衣類の収納については、洋服ダンスと整理ダンスの「タンス派」が約3割に対し、ウォークインクローゼットとクローゼットの「クローゼット派」が約半数に上り、衣類をぎゅうぎゅうに詰めたり、季節外の衣類と同じ場所に収納しているなど、衣類の傷みに繋がりかねない衣類管理をしている人が多いことも分かりました。
一方、季節外の衣類に関しても十分に手入れが行き届いている人は少なく、特に若い世代ほど洗濯やクリーニングを行わない傾向がありました。衣替えの必須アイテムである防虫剤も、使用者のうち正しく使用できている人は約3割にとどまり、防虫剤の十分な効果を得られていない人が多い可能性が浮き彫りになりました。
エステーは調査結果を踏まえ、令和の生活スタイルに合わせた、適切な防虫剤使用を含む「新たな衣替え」・衣類の正しい保管方法を提案することで、生活者が大切な衣類を長く着られるように応援したいと考えております。
【調査概要】
■調査内容:令和の衣替え実態調査
■調査期間:2023年3月13日~3月14日
■調査対象:20~69歳までの男女1212人
■調査方法:インターネット調査(自社調査)
※本文中のグラフの構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計が100%にならないものもあります。
調査結果 サマリー
●「季節の変わり目の一斉衣替え」を行っているのは4人に1人以下!
大部分が「徐々替え」をする人・入れ替えはしない人に
「面倒」「持っている衣類が少ない」「気温の変化が大きく一度にしまえない」などの理由が上位に
●普段着る衣類の収納は、クローゼット派が約半数・タンス派は約3割
収納場所でのあるある1位は「ぎゅうぎゅう詰め」 衣替えが上手くいっていない可能性も
●「季節外の衣類」の適切な保管・お手入れを行えていない人が多数
特に若い世代ほど、洗濯やクリーニングを行わず、防虫剤も使用していない傾向に
●防虫剤使用者のうち、正しく使用できている人は約3割にとどまる
適切な使用期間・量・種類を把握しないと、十分な効果を得られないリスクも
「季節の変わり目の一斉衣替え」を行っているのは4人に1人以下!
大部分が「徐々替え」をする人・入れ替えはしない人に
「面倒」「持っている衣類が少ない」「気温の変化が大きく一度にしまえない」などの理由が上位に
衣替えを行うタイミングについて質問したところ、従来のように「季節の変わり目に一斉に衣類を入れ替えている」と回答した人は22.9%と、4人に1人以下に留まりました。
一方で、「気温や状況に合わせて、徐々に入れ替えをしている」と回答した人、いわゆる「徐々替え」での衣替えを行う人が40.9%と最も多く、次いで「入れ替えはしない」と回答した人が35.9%という結果となりました。
「従来の衣替え」をしていない理由としては、「面倒だから」が46.3%と最も多く、次いで、「持っている衣類の数が少ないため、従来の衣替えをする必要がないから」が25.8%、「近年は気温の変化が大きいので、一斉に衣替えをするのが難しいから」が23.2%と上位に挙がりました。生活スタイルの変化や気候の変化が影響している可能性が考えられます。
普段着る衣類の収納は、クローゼット派が約半数・タンス派は約3割
収納場所でのあるある1位は「ぎゅうぎゅう詰め」 衣替えが上手くいっていない可能性も
普段着ている衣類の収納場所について聞くと、「ウォークインクローゼット」(16.8%)と「クローゼット」(31.3%)を含む「クローゼット派」の人が約半数(48.1%)に上り、「洋服ダンス」(9.0%)と「整理ダンス」(18.3%)の「タンス派」は約3割(27.3%)に留まりました。特に、昨今ウォークインクローゼット付きの住居が増えている傾向もあり、クローゼット派が台頭してきていることが伺えます。
また、約5割の人が収納場所に衣類をぎゅうぎゅうに詰めて収納していることも判明。ぎゅうぎゅうに詰めると整理整頓ができずに衣類の管理がしづらくなり、また空気の入れ替えもできず、衣類の傷みに繋がるリスクが懸念されます。
次いで「処分できない衣類がある」「普段着ている衣類と季節外の衣類を同じ場所に収納している」が続き、衣替えと衣類の管理が上手くいっていない実態が見受けられます。
「季節外の衣類」の適切な保管・お手入れを行えていない人が多数
特に若い世代ほど、洗濯やクリーニングを行わず、防虫剤も使用していない傾向に
次に、 「季節外の衣類」の長期保管方法について聞いたところ、「洗濯をしてからしまっている」と回答した人が72.2%いる一方で、「虫干し」(15.4%)や「収納場所の掃除」(12.0%)、「収納場所の空気の入れ替え」(9.6%)まで十分に手が回っている人は少ないことが明らかになりました。
また世代別に比較してみると、若い世代になればなるほど洗濯やクリーニングを行わない傾向にあり、防虫剤の使用についても世代を追うごとに使用率が上がる結果となりました。
防虫剤使用者のうち、正しく使用できている人は約3割にとどまる
適切な使用期間・量・種類を把握しないと、十分な効果を得られないリスクも
続いて、普段主に使用している収納場所での防虫剤の使用実態について調査したところ、防虫剤使用者のうち、正しく使用できている人は約3割にとどまることが判明しました。「使用前に収納場所に対する必要な量を確認していない」(23.7%)、「季節の変わり目などにも見ておらず、現在交換する必要があるか把握していない」(23.9%)、「効果が切れたままの状態で放置している」(15.8%)など、せっかく防虫剤を使用していても適切に用いないことで十分な効果を得られていない人が多い可能性が浮き彫りになりました。
防虫剤売上金額№1ブランド「ムシューダ」シリーズについて
「ムシューダ」は、1988年に“ニオイがつかない防虫剤”として誕生し、以来、住環境やニーズの変化に合わせて進化を続け、現在、防虫剤のトップブランド(※)として生活者の衣類を守り続けています。
(※) DS:(株)インテージ SRI+M/推計販売規模(金額) 期間:2022年1月~12月(累計)、カテゴリー:防虫剤(人形用含む)
現在では“引き出し・衣装ケース用”、 “クローゼット用”、 “ウォークインクローゼット専用”など多様化した収納空間に合わせた幅広いラインナップを展開しています。
また、近年では、防虫成分と植物由来香料を配合した香りつき防虫剤「ムシューダ BOTANICAL」やフレグランスオイル配合の香水調の香りの「ムシューダ Premium Aroma」も発売し、シリーズを拡大してきました。
防虫加工した不織布とUVカット加工の特殊フィルムで大切な衣類を一着ずつ守る「ムシューダ防虫カバー」シリーズは、収納空間になじむデザインを採用し、“スーツ・ジャケット用”と“コート・ワンピース用”を展開しています。
「ムシューダ」は、これからも大切な衣類を衣類害虫などから守ることで、衣類を長く着続けることができるようなサポートをしていくと同時に、より消費者にとって使用しやすい商品開発を進めていくことで、さらなる市場の活性化を目指します。
【ブランドサイトURL】 https://mushuda.st-c.co.jp