- ゲーム依存とは? どうしたら回復できる?
ゲームを過剰に使用して生活に支障を来してしまう「ゲーム依存」。
ゲームを楽しんでいる人はたくさんいるのに、度を越してコントロールができなくなってしまう人との違いはどこにあるのでしょう。依存は理解されにくい病気で、一度依存状態に陥ってしまうと、本人の意思に任せていても回復は難しいものがあります。
スマホやネット環境はさらに普及し、必須の存在となっています。誰もが使っているインターネット技術ですが、多くの人が便利に活用する一方で、のめり込んでバランスを失い、リアルの生活が破綻するほど没頭してしまう人がいます。
ゲーム依存に陥ってしまう事情や環境は人それぞれです。
本書は、依存症治療専門の医療機関である久里浜医療センターで長年患者・保護者のカウンセリング、支援にあたってきた著者が、その経験から、多くの事例から個人を特定できないようにはしてあるものの、キーとなるエピソード・エッセンスを抽出してマンガによるケーススタディとして紹介。それらのポイントを解説することで、さまざまな家族模様から見えてくる悪循環からの脱却のヒントを探ります。
ゲーム依存は理解されにくい。家族のほうが悩んでいるケースも多い。
ゲーム依存は家族の問題でもある。放置せず、なんとかしようと働きかけを行っている家族も多い。効果があるかないかは家庭によって異なるため、対処に悩んでいるケースは多い。
基本的な知識も詳しく紹介。
それぞれのケーススタディには著者による、ポイント解説。
いろいろなケースを見ることで、依存による影響を理解することができる。
ゲーム以外の治療事例もあり、家庭ごとのゲーム・スマホ使用のルールを考える際の参考になる。
- 商品情報
マンガ ケーススタディ ゲーム依存
A5判 160ページ 2色刷り
定価1870円(税込)
ISBN978-4-86513-926-6 C0077
2023年3月発刊
商品紹介HP
https://www.sociohealth.co.jp/book/detail/30210926/
著者
三原聡子(久里浜医療センター 主任心理療法士)
法政大学卒業後、埼玉県内の精神科病院を経て、2009年より独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター勤務。臨床心理士、精神保健福祉士、公認心理師。筑波大学大学院博士後期課程修了。生涯発達科学博士。2011年、ネット依存専門治療外来の開設時よりネット依存の治療・研究に携わる。国内外の学会においてネット依存に関する発表を多数行う。
もくじ
第1章 ゲームに依存する子の相談が増えている
ゲーム依存とは
なぜ依存するのか
ゲームに依存する道筋は人それぞれ
第2章 ゲーム依存かなと思ったら
家族だけで抱え込まない
専門家に相談しよう
受診と診断
ゲーム依存の治療とは?
ケーススタディが役に立つ
第3章 ケーススタディ ゲーム依存
マンガでみる15人のゲーム・スマホ依存とそれから
その人にあった支援が大切
第4章 家庭での取り組み
家庭での取り組み
リバウンドに備える
長い目で見る
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ゲーム・スマホ依存から子どもを守る本 樋口 進(著)
https://www.sociohealth.co.jp/book/detail/30210728/