今後は、この夏の実証や実績作りを進め共同で普及に取り組みます。
「SPACECOOL×ルーフシェード」は、倉庫などの建築物の折板屋根上面を、本素材を活用したシート(以下、「本シート」)で覆うことで、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却技術の原理により宇宙に熱を逃がすことで、建築物内の温度上昇を抑制することができます。加えて、本シートと折板屋根の間の空気層が熱伝導を低減させ、風の流れにより熱を排出することで、建築物の冷却用空調機の使用電力量を削減し、省エネルギーやCO2削減効果が期待されます。
また、都市などの密集したエリアでは、本素材によって屋根が冷却されるため、ヒートアイランド現象の抑制にも貢献できます。
-SPACECOOL×ルーフシェードの概要
工場や倉庫に多く設置される金属製の折板屋根は、夏場の日射により蓄熱することで温度上昇し、室内が暑くなる、空調エネルギーが増加する、音鳴りすることなど、様々な課題を抱えています。
金属製の折板屋根の上面を、ゼロエネルギーで冷却できる本シートで覆うことにより、屋根の表面温度を大幅に低減することができます。また、施工も容易で、低コストで設置することもできます。(図1)
-問い合わせ先
【SPACECOOL問い合わせ先】
・お問い合わせ先フォーム:https://spacecool.jp/contact/
・見積依頼フォーム: https://spacecool.jp/estimate/
【日本ワイドクロス問い合わせ先】
・お問い合わせ先フォーム:https://www.sunsunnet.co.jp/widecloth/contact/index.php
【石川テント問い合わせ先】
・お問い合わせ先フォーム:https://www.i-tent.com/contact
-放射冷却素材「SPACECOOL」について
本素材は、直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却技術の原理により宇宙に熱を逃がすことで、エネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却*3素材です(図4)。
本素材を開発した大阪ガスによる2020年夏の実証実験においては、直射日光が当たった状態で、本素材の表面温度が外気温より最大約6℃*4低くなったことを確認しており、世界最高レベル*5の放射冷却性能を実現しています。(図5)
*3:大阪ガス独自の放射冷却技術を用い、太陽光の入熱を抑え、熱放射による出熱(熱せられた物体の熱が電磁波・光として運ばれる現象)を大きくした材料設計により実現
*4:大阪市此花区の大阪ガスエネルギー技術研究所にて計測(計測時の周囲気温は約35℃)。
放射冷却素材を施工した鋼板の裏面温度を測定。
*5:公開されている論文を用いた当社および大阪ガス調べによる。
-会社概要
【SPACECOOL株式会社】
会社名 | SPACECOOL株式会社 |
設立 | 2021年4月1日 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCH内 |
代表者 | 宝珠山卓志 |
事業内容 | 放射冷却素材SPACECOOL®の製造・販売 |
株主 | WiL Fund II, L.P. 51%、大阪ガス株式会社 49% |
ホームページ | https://www.spacecool.jp/ |
【日本ワイドクロス株式会社】
会社名 | 日本ワイドクロス株式会社 |
設立 | 1973年8月 |
本社所在地 | 〒799-0113 大阪府柏原市本郷3丁目784番地 |
代表者 | 代表取締役社長 廣橋 寿祥 |
事業内容 | 農業用・工業用・産業用・土木用・園芸用の各種ネット、クロスシートの製造・販売 |
ホームページ | https://www.sunsunnet.co.jp/widecloth/index.php |
【有限会社石川テント】
会社名 | 有限会社石川テント |
設立 | 1989年 |
本社所在地 | 〒582-0001 愛媛県四国中央市妻鳥町2935番地4 |
代表者 | 代表取締役社長 石川 浩 |
事業内容 | 各種テント製品、パイプ組み立てテント販売、大型テント倉庫、野積シート、室内装飾、自動車諸車シート、袋物加工、日除け製品、シート製品、ビニールカーテン、高速シートシャッター |
ホームページ | https://www.i-tent.com/ |