環境保全・バリアフリーに貢献する新機能自動ドア「NATRUS+e W」の提供を開始

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ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村和正)は、電力消費を削減し、バリアフリーにも適した自動ドア『NATRUS+e W(ナトラス プラスイー ダブル)』の発売を開始します。
当社は、2011年に自動ドア業界で初めて*、センサーによる動線判断技術で不要な開閉を減らす自動ドアを開発し、2018年に『NATRUS+e』を発売しました。今回新たに発売する『NATRUS+e W』は、近赤外線方式と画像方式の2つのセンサーを組み合わせた動線判断機能を持つ『Image Sensing W』を搭載しています。当社従来製品に比べ新製品では動線判断エリアが約4倍に拡大し、通行者の動きをより的確に判断します(当社調べ)。ドアを通行する人のみに開閉し、不要な開閉を防ぐことで外気の流入を削減し、室内にいる人の快適性を保ちながら空調効率を高め、電力消費の削減に貢献します。

さらに、通行する人や物のベクトル(速度と方向)に基づき、ドアに到達するまでの時間を予測するため、車いすやベビーカーに対しても適切なタイミングでドアを開閉し、通行者にとってのストレスを低減します。誰にとっても使いやすい自動ドアを提供し、建物のバリアフリー化にも貢献します。

当社は省エネや環境負荷の低減に寄与し、誰もが使いやすいバリアフリーの建物用自動ドアの提供を通じて、SDGs目標「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献してまいります。

*当社調べ

【ムダ開き削減、通行性改善の効果検証について】

『NATRUS+e W』の有効性について検証するため、新東名高速道路のサービスエリア「NEOPASA駿河湾沼津下り」 入口に本製品をデモ設置しました。従来は通行者が多く、ムダ開きが頻繁に発生していましたが、設置後は当社従来センサー*1を使用した自動ドアと比べて、ドアの開放時間が約21%削減され、通行性も約20%の改善*2が見られました(当社調べ)。

*1 センサーエリア内への物体の進入を検知するとドアを開く信号を出すセンサー

*2 通行状況に合わせて従来センサーよりも早くドアを開いた割合

                                                以上
 

【ナブテスコについて】 https://www.nabtesco.com/

2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。

自動ドア事業は、1956年に初の自動ドア国産機を手がけ、主力製品である建物用自動ドアで国内市場シェア約55%を有する。国内では「NABCO」、海外では「GILGEN」の自動ドアブランドを展開し、保守サービスを行う販社ネットワークをグローバルに構築している。また、駅での乗降客の安全や列車の定時運行を確保するためのプラットホームドアも提供している。生産拠点は兵庫県神戸市、米国:ウィスコンシン州、スイス:ベルン州、中国:北京市。
 

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