選出された6組は、2月14日(火)豊田市内のものづくり創造拠点SENTANで行われた最終審査会に進出し、大賞1組、準大賞1組がそれぞれ選出されました。大賞は、鬼木 利瑛さんのビジネスプラン「日本の歴史文化を詰め込んだ、職人技光る「こふん弁当箱」を世界へ!」が、準大賞は、鈴木 達己さんのビジネスプラン「ものづくり現場の労働力減少対策と工程品質ロス削減」が受賞しました。
- 大 賞:鬼木 利瑛さん「日本の歴史文化を詰め込んだ、職人技光る「こふん弁当箱」を世界へ!」
▼ビジネスプランの概要
オリジナル〈前方後円墳型のこふん弁当箱〉を使って地域を活性化し、全国各地の古墳、木材、職人さんとコラボ。海外観光客へのおもてなしにも活用し世界へ日本の歴史と文化を発信していきます。
▼受賞した鬼木 利瑛さんのコメント
思いを持って丁寧に取り組んできた事業で大賞を受賞でき本当に嬉しく思います。
古墳、bento、木工というアナログですが、日本の素晴らしさを世界へ発信する素晴らしいツールと信じて頑張ってきました。今後も丁寧なものづくりを心がけながらも、販路や可能性を広げて発展させていき地域に貢献していきたいです。
引き続きよろしくお願いいたします。
▼審査員のコメント
ビジネスモデルに古墳保護団体への寄付を含めるなど、様々な方向から考えている点が良かった。プロダクト開発においては、どこかでその価値を信じきれなくなる瞬間が必ずやってくるものであるが、そこを乗り越えて完成までたどり着いた点も素晴らしい。
- 準大賞:鈴木 達己さん「ものづくり現場の労働力減少対策と工程品質ロス削減」
▼ビジネスプランの概要
非破壊金属物性計測センシング技術を応用。ものづくり工程毎の硬度・歪など品質計測データから品質の見える化を実現。品質ロス削減と、ものづくり技術伝承でSDGsに貢献します。
▼受賞した鈴木 達己さんのコメント
弊社ビジネスプランを評価いただきありがとうございます。
『非破壊金属物性計測センシング技術』は、ものづくり企業を対象とした、金属硬度を破壊せずに測定できる新技術です。製品も完成し、製造業の労働力不足・生産性向上・品質ロス削減に貢献できる技術として有効活用していただきたいと考えます。
今後は製造工程のソリューションDX化のツール活用と規格化を目標に、金属評価のデファクトスタンダードを目指します。
▼審査員のコメント
今まで使われていない技術要素を転用して課題を解決しようとしている点や、将来的なグローバル展開も見据えている点が良かった。また、製造業が多く集まる豊田市においてインパクトを与える可能性のある内容であった点も良かった。
- SENTANビジネスプランコンテスト結果
大 賞:鬼木 利瑛さん「日本の歴史文化を詰め込んだ、職人技光る「こふん弁当箱」を世界へ!」
準大賞:鈴木 達己さん「ものづくり現場の労働力減少対策と工程品質ロス削減」
入 賞:内藤 優星さん「オンライン対戦型プログラミング学習サービス「STREAM LAB」
入 賞:渡邉 一史さん「おみせんきょ」
入 賞:大日方 慶尚さん「はじめのい~っこ」
入 賞:松井 徳仁さん「TANBO」
※各人の発表動画はSENTANのHP(https://onl.bz/gDiBSUP)に掲載しております。
■ものづくり創造拠点SENTANについて
ものづくり企業や起業を志すものづくり団体による新たな事業展開及びイノベーション創出の促進並びに時代を担うものづくり人材の育成を図るための施設です。
施設には、アイデアを形にできる試作開発の場である「ものづくりスペース」、企業等の新たな価値を生み出す「交流スペース」などを設置しています。また、ものづくり企業の技術・経営等の課題解決を支援する「とよたイノベーションセンター」、子どものものづくり学習を支援する「ものづくりサポートセンター」を集約しており、ものづくり企業等への総合的な支援体制を整備するとともに、子どもから大人まで切れ目のない、ものづくり人材の育成を図ります。
▼詳細ページ
https://toyota-sentan.jp/
■ お問合せ
事務局:有限責任監査法人トーマツ 名古屋事務所
mail:sentan_matching@tohmatsu.co.jp