・走行時に二酸化炭素等の排気ガスを排出しないゼロエミッション・ビークルとして営業エリアの一部の環境保全や2050年カーボンニュートラル実現に貢献
・災害時などに電気を供給する機能を活かし、今後地域の防災/BCP拠点としての活用を検討
現在、地球規模での気候変動が懸念されている中、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減はCSR(企業の社会的責任)として近年求められている課題です。今回導入するEV路線バスは、走行時に二酸化炭素等の排気ガスを排出しないゼロエミッション・ビークルとして当課題解決に大きく寄与するものであり、さらに2050年カーボンニュートラル実現に向け、当社の取り組みとして大きな一歩と捉えています。当社では本EV路線バスの導入を契機として、営業エリアの一部の環境保全に貢献し、サスティナブル(持続可能的)な経営をさらに推進していきます。
また、本EV路線バスはバス自体が大型の電源施設と見ることもでき、災害時などに電気を供給する機能も有していることから、お客様をお運びする以外の有効な利用策が見込まれます。東京電力ホールディングス株式会社と連携し、当社のバス営業所へEV各設備を導入し、地域の防災/BCP拠点として活用することを検討しています。加えてEV路線バスを再生可能エネルギーで充電することで、さらなるカーボンニュートラル化を目指してまいります。
≪大型EV路線バス(電気バス)の導入について≫
1.運行開始日
2023年3月上旬
2.導入車両概要
《車種》 BYD製大型路線バス「K8」 ノンステップバス
《車長》 10.5m(当社大型路線バスと同じ) 《車幅》 2.50m
《定員》 81名(座席26+跳上席4+立席50+運転席1)都市型仕様
《航続距離》 220km(フル充電時、エアコン未使用の場合)
《充電時間》 3~3.5時間(急速充電)
3.導入営業所、台数
・五日市営業所 2両
・五日市営業所青梅支所 1両
4.運行エリア
あきる野市、檜原村、日の出町、青梅市、八王子市、福生市、羽村市、昭島市 等
(運行路線例)
・武蔵五日市駅~数馬、都民の森
・武蔵五日市駅~日の出折返場~福生駅
・武蔵五日市駅~楢原町~JR・京王八王子駅
・秋川駅~(ひよどり山トンネル)~JR・京王八王子駅
・小作駅西口~友田~河辺駅南口
・小作駅東口~三ツ原循環(東廻り、西廻り)
(注)大型EV路線バスで運行する便の案内は致しません。お問い合わせ頂いても回答いたしかねますので予めご了承ください。
【参考】東京電力ホールディングス株式会社との取り組みについて
東京電力ホールディングス株式会社はEV路線バス運用に対応した受電設備や充電器の供給、車両のゼロエミッション支援を実施していることから、当社は同社と協力し、社会インフラの一員として地域に求められる役割を果たしていくことを目指します。