「購買効果検証パッケージ」は、TOKYO FMのCDP(Customer Data Platform)を利用して、radiko聴取データ等と、購買データを掛け合わせて分析することにより、音声広告の接触者の購買率が、広告非接触者の購買率や一般的な購買率と比較してどの程度高まったかを数値でレポートいたします。
これまで、ラジオを含む音声広告の効果は可視化が難しいと考えられてきました。
TOKYO FMはradiko聴取データ等を用いたCDPによる音声広告効果検証基盤を構築、TOKYO FM/JFN38局のラジオ、およびTOKYO FMが運営するオーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee(オーディー)」などの音声広告が商品購買につながるデータ実証を重ねてきており、そのノウハウを蓄積してまいりました。
この度、TOKYO FMは音声広告の効果を可視化しレポートする「購買効果検証パッケージ」を商品化、購買促進を目的としてTOKYO FM/JFN38局にご出稿いただく広告主に対し、出稿提案時のプランニングにおいて最初から組み込むことができる標準的なセールスメニューとして提供していくことといたしました。
1.TOKYO FMの音声広告が購買リフトアップにつながることのデータ実証例
TOKYO FMのワイド番組Skyrocket Company内、毎週月曜日18:15~18:25に放送している株式会社桃屋の提供コーナー「桃屋の秒メシ!」では、株式会社桃屋の各商品について、簡単に食べられるレシピを紹介することで、エンターテイメントを通じた音声広告展開を実施、購買促進を狙っています。
TOKYO FMは、本コーナーの取扱広告代理店である株式会社博報堂DYメディアパートナーズの協力のもと、音声広告効果検証基盤を用いて、本コーナーの広告出稿効果を検証いたしました。
その結果、本コーナーで取り上げた株式会社桃屋の各商品について、「ポイントカード会員平均」と比べて、本コーナーの聴取者は購買率が高く、「ライトリスナー」よりも「ヘビーリスナー」の購買率はさらに高まっているため、フリークエンシー効果も明瞭に出ています。
●音声広告購買効果検証実施番組
「桃屋の秒メシ!」
(TOKYO FM ワイド番組Skyrocket Company内のコーナー、毎週月曜日18:15~18:25放送)
https://www.tfm.co.jp/sky/momoyabyoumeshi/
●音声広告購買効果検証対象期間
2021年10月4日~2022年2月28日
●音声広告購買効果検証における聴取データ区分
(1) ライトリスナー
「桃屋の秒メシ!」をradikoで期間中1回聴取した聴取者の聴取データ
(2) ヘビーリスナー
「桃屋の秒メシ!」をradikoで期間中複数放送回聴取した聴取者の聴取データ
※ライブ聴取データおよびタイムフリー聴取データの両方を利用
※無料会員のエリア内聴取データおよびプレミアム会員のエリアフリー聴取データの両方を利用
2.音声広告の購買への寄与を可視化する「購買効果検証パッケージ」
「購買効果検証パッケージ」は、TOKYO FMの音声広告効果検証基盤を用いており、ラジオの同時再送信サービス「radiko」等の聴取データと、購買データを突合させることにより、番組およびCMの聴取有無による購買率の差を分析するもので、実データ同士の突合という精度と信頼性の高い手法になります。
TOKYO FMはJFN38局のキーステーションであり、全国ネットで番組およびCMを放送することができます。全国ネットの番組およびCMにおいて「購買効果検証パッケージ」を追加した場合、地域毎の購買率の違いなども検証することが可能です。
また、TOKYO FMが運営するオーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee(オーディー)」の聴取データを用いることにより、ポッドキャストで配信した場合の購買効果検証も実施できます。
3.購買効果検証の対象商品
「購買効果検証パッケージ」は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売しているような、比較的低単価の食料品や日用品を対象にしています。
【飲料】
ビール、発泡酒、ノンアルコールビール、ハイボール、サワー、コーヒー、カフェラテ、炭酸飲料、お茶
ジュース、牛乳、豆乳、スポーツドリンク、水、など
【食品】
菓子、スイーツ、おにぎり、パン、サンドイッチ、弁当、総菜、漬物、調味料、カレールー、シチュールー、
パスタソース、レトルト食品、乳製品、ハム、ソーセージ、肉まん、から揚げ、など
【日用品】
洗剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯磨き粉、ハブラシ、ティッシュー、トイレットペーパー、
紙おむつ、食品ラップ、ペットフード、など
※「購買効果検証パッケージ」で検証可能な商品の詳細はお問い合わせください。
4.TOKYO FMのCDPによる音声広告効果検証基盤
TOKYO FMは、ラジオ放送を含むオーディオコンテンツビジネスのデジタルトランスフォーメーションを推進する一環として、TOKYO FM/JFN38局およびInterFM897のradikoによるラジオ聴取データのみならず、TOKYO FMのWebサイトアクセスデータ、デジタルオーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee」のアクセスおよび聴取データなど、TOKYO FMが保有するほぼ全てのリスナーのデジタルデータをCDP(カスタマーデータプラットフォーム)に格納し、横断的分析と外部データとの突合を行うことによって、リスナーおよびユーザーの拡大戦略と、番組提供およびCMの獲得といった放送営業およびデジタルオーディオコンテンツビジネスの拡大戦略を立案等、さまざまな施策を行っております。
CDP活用の一例として、TOKYO FMはラジオ放送を含む音声広告の効果検証基盤を構築いたしました。TOKYO FMの音声広告効果検証基盤は、スポンサードのラジオ番組、デジタルオーディオコンテンツ、およびCMを聴取したリスナーを特定することができます。そのリスナーの聴取データを外部データと突合することで、行動追跡によって行動変容をデータによって実証し、または聴取者と非聴取者に対してモニターアンケートを取ることによって態度変容をデータによって実証します。これらの実証により、広告主の期待する広告効果を数値化することが可能です。従来のパネル調査の手法と比べ、聴取の有無と、購買・来店・サイト来訪といった行動の有無の判定について、モニターの回答ベースではなく実データを用いるため、信頼性が高まっております。
TOKYO FMは、音声広告の効果検証基盤を活用し、広告主の求める広告効果レポートとマーケティング分析といった期待に応え、また音声広告の価値実証を示すことで、ラジオ放送を含むオーディオコンテンツ事業の拡大を目指してまいります。
- 【オーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee(オーディー)」について】
TOKYO FMは、放送のみならずデジタル領域においてもオーディオコンテンツを提供し、オーディオコンテンツ事業者としてのビジネス拡大を戦略上の柱にしております。これまでTOKYO FMは、放送とデジタルプラットフォームが連携した様々なデジタル体験をリスナーに提供してまいりましたが、さらに放送とデジタルの最適な形での融合により、オーディオコンテンツ事業者としてのデジタルトランスフォーメーションを加速するため、株式会社ジャパンエフエムネットワーク(JFNC)と共同で、オーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee(オーディー)」を展開しております。
AuDeeは、スマートフォンアプリとWEBサイトの両方でサービスを展開、インターネット用に特化した配信専用の「オンデマンドオーディオコンテンツ」を中心に、TOKYO FMおよびJFNCが制作する人気番組のスピンオフオーディオコンテンツ、広告主のブランド向上とエンターテインメントを兼ね備えた「ブランデッドオーディオコンテンツ」など、700番組を超えるオーディオコンテンツを配信する他、番組発の記事コンテンツを含め、TOKYO FMとJFNCのデジタルコンテンツが集約されたプラットフォームです。また、2021年秋にはデジタルオーディオアドにも対応することを予定しており、ブランデッドコンテンツと併せてデジタルオーディオ領域での事業拡大を目指します。
TOKYO FMは今後も、オーディオコンテンツ事業者として、ラジオ放送というオフラインメディアとオンラインメディアとのハイブリッドを加速し、TOKYO FMおよびJFNネットワークのデジタルトランスフォーメーションを推し進めることで、デジタル領域においてもオーディオコンテンツによるエンターテインメントをリスナーに提供してまいりますとともに、広告主とリスナーの強いエンゲージメント構築に貢献してまいります。
【AuDee(オーディー)】 <スマートフォンアプリケーション>
iOS https://apps.apple.com/jp/app/id1089137028?mt=8
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=mobi.gsj.park
<WEBサイト>
https://audee.jp/