岐阜県関市の小学校で初となるツメキリ授業 岐阜県関市立金竜小学校で貝印ツメキリアドバイザーが伝授正しい爪の切り方体験学習会

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日本三大刃物の産地である岐阜県関市は、貝印の拠点でもあり工場やグループ会社が多く存在します。関市の小学生を対象に地元企業や刃物の産地について知っていただく機会を作り、また、学ぶ機会が少ない爪の切り方について関市の小学校では初となる”正しい爪の切り方体験学習会”を行いました。

体験学習会では、貝印認定資格を有するツメキリアドバイザーの山田 規光久が、金竜小学校5年生・6年生を対象に”つめとツメキリ”をテーマに、爪についての基礎知識と正しい爪の切り方を伝え、実際に自身の爪を切る体験を実施しました。
小学校高学年になると児童自身で爪を切るようになり、以降は人生の大半を自身で爪を切るのが日常になります。しかし、児童、保護者ともに爪や爪の切り方について学ぶ機会が少なく、自己流の方法で爪を切っている実情があります。そのため深爪、伸ばしすぎをはじめとする爪のトラブルにつながるケースもみられます。
今回の特別授業は児童本人が、爪とツメキリについて正しく理解し知識を身に付けながら、安全かつ衛生的な爪について考える機会を提供したいという想いから実施しました。

貝印は今後も、日常をより良いものにするための無数のアイデアと、デザインへのこだわりが詰まった刃物・製品を通じて、常に「問い」に向き合い暮らしのお困まりごとを解決し、日常を豊かにするための取り組みを続けてまいります。

  • 「“つめ と ツメキリ について学ぼう”ツメキリアドバイザーが伝授する正しい爪の切り方体験学習会」概要

■日時 :2023年2月16日(木)、17日(金) 8:30~12:00
■場所 :岐阜県関市立金竜小学校(岐阜県関市上白金482番地1)
■講師 :山田 規光久(やまだ きみひさ)
■内容 :特別授業”つめ と ツメキリについて学ぼう“爪のことどれくらい知ってる?/ツメキリ体験/振り返り
 

  • 体験学習会について

体験学習会のきっかけ
貝印は岐阜県関市で創業し、製造工場や本社を構えており、関市の子どもたちに地元の産業と魅力を伝えたいという想いから、関市教育委員会へはたらきかけ、大人を含め正しい爪の切り方を知っていただく機会を創出すべく、今回の特別授業を実施しました。

特別授業”つめ と ツメキリについて学ぼう“爪のことどれくらい知ってる?
■爪について
ツメキリアドバイザーの山田から、「爪はなぜあるのか」や「爪は何でできているのか」などの基礎知識や「伸びすぎの危険
性」や爪を切る正しいタイミングについて説明しました。
「爪はなぜあるのか?」という質問について、児童からは「指を守るため」や「爪に菌が入らないようにするため」という回答が出ました。
大昔、人は動物と同じように爪で食べる物を取ったり、身を守るための道具として爪を使っていました。爪は指先を守ったり、小さな物を持つなど細かな作業をするのに必要な体の一部分です。爪が無いと鉛筆などを上手に持つことができないという例を挙げました。

次に爪は髪の毛と同じ皮膚の仲間でタンパク質を中心とした成分で出来ていること、爪には血管や神経が通っていないので切っても血が出たり痛みを感じないため、髪の毛と同じように切ることができることや、水分を吸収する働きがあるのでお風呂やプールに入った後などはふやけて軟らかくなってしまうと伝えました。そのため、長い時間お風呂やプールに入っていると、指と同じように爪も水分を吸収して軟らかくなりますので、折れたり、割れたりしないよう気を付けましょうと説明しました。

1日にどのくらい伸びるのか、伸びすぎの危険性についても説明しました。手の爪は1日に0.1ミリ、1週間に約1ミリ伸びます。手の爪がすべて生え変わるのに約5カ月かかります。足の爪は手の爪の半分ほどのペースで伸びます。爪を切らずにいると、伸び続けてしまい怪我等のリスクが高まってしまいます。爪の長さの世界記録は両手の10本の指の爪の合計で13メートル以上ですという話もあり、児童からは驚きの声が挙がりました。
爪が伸びすぎると怪我のリスクが高まり、運動や遊ぶときに、お友達を怪我させてします可能性もあります。また、自分自身の爪が割れたり剥がれたりすることもあります。爪が伸びすぎないよう注意してくださいと安全な学校生活を送るためのアドバイスを送りました。

説明終了後には「何で爪の先は白いのか」、「爪の中はどうなっているのか」、「世界記録の人はどのくらいの期間で伸ばしたのか」など児童からたくさんの質問が挙がりました。

 ツメキリ体験
爪に関する基礎知識を身に付けた後は、実際に児童自身でツメキリの体験を行いました。
山田からツメキリやヤスリの使い方、爪の切り方について説明しました。

■ツメキリのポイント
①指先と同じくらいの長さに切る
②爪の切り口が直角になるように切る
③爪先の真ん中から左右バランスよく少しずつ切る

■ツメヤスリのポイント
①爪の切り口に直角になるようにヤスリを当てる
②爪の両端から真ん中に向けてやさしくゆっくり行う
③一番端はヤスリを小さく動かし丸みを付けるように整える

説明終了後、初めて爪を切る児童もみられ、心配そうな顔をしながら爪を切り始める児童もいました。

振り返り
参加した児童へお願いとして、「今日の爪とツメキリの授業で勉強したことをよくおさらいしてちょうど良い爪の長さで毎日安全な生活をしてください。正しい爪の切り方を知っているだけでなく毎回やり続けることが大切です。出来れば、家族の人にも正しい爪の切り方を教えてあげてください。」と話しました。

児童からは「爪が大昔からあると思っていなくて、すごく驚きました」「正しいツメキリの方法が分かったので自分で試していきたいです。」「山田さんのお話しを聞いて、今までは切りすぎたり長かったりしたので、今後はしっかりとした長さで切りたいです。」などしっかりと授業に取り組んだ様子がうかがえました。

授業のおさらいを行い、貝印から授業で使ったツメキリがプレゼントされると、児童からすごく嬉しいという声もあがり、賑やかに授業を終えました。

ツメキリアドバイザー 山田 規光久より
金竜小学校の児童みなさんがとても元気よく、積極的に興味を持って質問や反応をしてくれたので楽しみながら授業を行うことができました。刃物の街である関市で児童に授業を行うことが出来て、嬉しいです。
来年度以降は関市の全小学校で実施していきたい、今後は今回の授業で学んだ知識を家族や周りの人にも伝えていって欲しいと話しました。

講師プロフィール

山田 規光久(やまだ きみひさ)
貝印株式会社 マイスター推進部 ツメキリアドバイザー

1994年貝印株式会社入社
貝印のツメキリ、包丁、カミソリの営業部所属を経て現在マイスター推進部に所属。
貝印株式会社の社内資格である、包丁マイスター資格と、ツメキリ・ハサミのアドバイザー資格を保有。JNECネイリスト技能検定3級を取得。
国内だけでなく、海外に向けても刃物の選び方、使い方、お手入れの知識を広めるため包丁・ツメキリの講習、実習を開催。
 

  • 貝印のツメキリについて

特徴
・ツメキリ製品の細部に宿る、「野鍛冶の精神」
刃物の町・関市に誕生した貝印は、創業以来、刃物にずっとこだわり続けてきました。その歴史は100年以上にわたり、その間、多くの刃物製品を世に送り出しています。ただきれるだけではなく安全にこだわり、技術の研鑽を重ねてきました。刃物の技術を突き詰めてきた「野鍛冶の精神」をもとに、貝印では日常生活に身近なツメキリにおいても、あらゆる技術と経験をつぎ込んでいます。

・切れ味を左右する「かぶり」の微調整は職人の手で。
ツメキリは上刃と下刃が噛み合って爪を切るという構造ですがよく見ると上刃と下刃とが若干ズレています。その理由は、常に上刃と下刃がぶつかり合う構造にすると刃が傷み、耐久性が落ちてしまうためです。
さらに、爪を切った際の「二段打ち」と呼ばれる現象を防ぐため、他社製に比べて貝印のツメキリはかぶりを少しだけ広くとっています。貝印ではかぶりに細心の注意を払い、今でも職人の手で微調整を行なっています。

・切れ味の良い刃物が人の生活を豊かに、安全にすると信じて。
野菜を切ったり、ヒゲを剃ったりと、人々の生活をより便利にする一方、刃物が「切れる」ということは今でも一歩間違えれば人を傷つける道具になりかねません。貝印は切れ味と安全性が同居した製品は、人々の生活をより豊かにすると信じ追求してきました。過去にはメッキによる環境汚染に配慮し、金属テコからプラスティックテコに変更したことや刃体を鉄からステンレスに変更したことで、環境汚染への配慮だけでなく、切れ味の向上を果たしました。さらには製造工程に電解研磨を取り入れることで、さらなる切れ味の向上を実現させました。正しい使い方の講習を開催するなど啓蒙活動も活発に行っており、市場に対して常に研究・開発を繰り返してきた貝印のツメキリは、現在、国内シェアナンバーワン※の売上を誇っています。
※メーカー売上金額・数量ランキング 2021年1月~12月 SOOパネルデータ

・ルーペ付きや握りやすいグリップなど、あらゆる方が便利に使える道具を世の中へ。
オーソドックスな製品のみならず、個々のお客さまの生活スタイルに合わせた積極的なものづくりは、メーカーとしての使命と考えています。視力が落ちてきたり、腰を曲げるのがつらかったり、あるいはおなかの大きくなった妊婦さんなど、さまざまなお客さまにこだわりある製品を届けたいという想いから、手元を明るく見やすいものにしたLEDルーペ付きツメキリや、グリップを握りやすく滑りにくい仕上げにしたツメキリなども販売しています。刃物は人々の生活をより豊かにする道具。それをひとりでも多くの人に味わっていただきたいという貝印の思いを込めた製品です。

 

本授業使用ツメキリ

製品名    :ニュースタンダードツメキリS(ホワイト、ブルー、ピンク)

価格      :495円(税込)
本体サイズ:66×15×17mm
重量 :26g

【貝印グループについて】
貝印グループは、1908年に世界三大刃物の街として栄える岐阜県関市で創業しました。刀鍛冶から家庭用刃物に転向した野鍛治が多くいたこの街で、創業者の初代遠藤斉治郎によるポケットナイフの製造がはじまりです。生活に密着した刃物であるカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリや、ビューティーケア、包丁など調理・製菓、美粧、医療の領域を中心に1万点にもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までを行い、今年2023年に115年目を迎えます。

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