メディアのプロと一緒に学ぶ!「途上国ニュースの深読みゼミ」(3月、4月、6月)、途上国に特化した非営利メディア「ganas」が開催します

この記事は約10分で読めます。
途上国・国際協力を専門とする非営利メディア「ganas」(運営:NPO法人開発メディア)はこの3、4、5月に、メディアのプロと一緒に学ぶ!「途上国ニュースの深読みゼミ」をオンラインで開講します。斜め読みではなく「深読み」すると、「見えなかった(気づかなかった)ことが見えて世界のつながりが浮き彫りになる」といま一番人気のプログラム。

突然ですが、皆さん、ご存じですか?

「トルコは植毛大国。国を挙げて植毛ツーリズムに力を入れている」
「世界のモバイル決済額の7割がアフリカに集中している」
「アフガニスタンで違法薬物の価格が急上昇している」
「“米国の裏庭”とかつていわれたラテンアメリカのGDP上位6カ国はすべて左派政権となった」
「仮想通貨の保有率が最も高いのはタイ」
「インフレを理由にアメリカ人がメキシコへ“移民”し始めた。リモートワークで仕事する」

こうした驚きの情報は、実は日本の新聞に載っています。上の6つはほんの一例にすぎません。

確実に言えるのは、新聞を毎日読み続けることで知識が積みあがっていき、世界の流れや世界のつながりが見えてくること。メディアのプロ(四半世紀上の経験)と一緒に、新聞記事を深読みしてみませんか?

「日本のメディア(新聞)は途上国をほぼ取り上げない」との声もありますが、十分かどうかはさておき、実は日本でも“読み切れないほど大量の途上国の情報”が日々出回っています。つまり日本語のニュースをフォローするだけでも、途上国(世界)の動きはある程度わかるわけです。

もちろん自分で独自に調べて情報を得ることも大事。ただ現実として、世界およそ200カ国のさまざまなことを一人で調べられますか? 途上国を、世界を知りたかったら、新聞を読まれない手は絶対にありません。皆さんの周りで、新聞を読まないのに世界情勢に詳しい人はいますか?

「途上国ニュースの深読みゼミ」では、1980年代後半から途上国(とくに東南アジアとラテンアメリカ)をウォッチしてきたganas編集長が毎週、ホットな記事を1本厳選し(背景事情も説明します)、それをもとに参加者の皆さんで、「ほー!と思ったこと」「記事の中で気になったこと」「その場で調べてわかったこと」「こんなふうに読み取れるかも、と感じたこと」「もっと知りたくなったこと」「今後の予測」などを言い合います。2時間かけて深読みしていきましょう。

選ぶ記事は、地域はアジアから中東、アフリカ、ラテンアメリカまで、分野は政治から経済、社会まで全般(ニッチな記事に注目します!)。さまざまな地域と分野を見たほうが「世界全体の動きがわかりやすい」(この国・地域はこうだ、というステレオタイプの思考に陥りにくい)というのが理由です。

途上国を少しでも知りたいなと思ったら、現地に行く/住む(もちろんとても重要!)だけでは不十分。日ごろからニュースを読み、その内容を掘り下げて考えていきましょう。これを10年、20年、30年と続けると、見えてくるものがあるのです。さあ皆さん、2023年は“途上国ウォッチャー”への第一歩を踏み出しませんか?

「メディアは信用できない」という声に惑わされず、まずは新聞を手に取り、一緒に記事を読んでみましょう。自分が新聞離れしてきたことを10年後、20年後に後悔しないように。知れば知るほど(キリはありませんが)、世界はとっても興味深いのです!

■場所

ご自宅(Zoomでつなげます)。海外在住者歓迎。

■日時

①3月(5期):3月6、13、20、27日(いずれも月曜)20~22時
②4月(6期):4月4、11、18、25日(いずれも火曜)20~22時
③6月(7期):6月1、8、15、22日(いずれも木曜)20~22時

*参加するタームを上の3つからお選びください。各ターム計4回のプログラムです。
*新聞を購読する必要はありません(特別に、現時点で可能な無料で読める方法をお教えします。ただしちょっとした手続きが必要)。
*最初はganas編集長が記事を選びますが、慣れてくれば参加者の皆さんが選ぶ記事も大歓迎。
*参加者の皆さんで意見を言い合う記事は前日にお知らせします。事前に軽く調べておくと良いかもしれません。
*やむなく欠席される場合は、その回の録画を視聴できます。
*詳細は参加が確定した方にご連絡します。
*新型コロナの状況にもよりますが、ご希望があれば、オフ会を首都圏で開きます。

■途上国ニュースの深読みゼミの4大メリット!

①日本にいても途上国のおもしろさを味わえる!

「その国のことはその国に行かないとわからないよ!」。この言い方は半分ホントで半分ウソです。行けばわかることもあれば、わからないこともありますから。逆に言えば、日本語で情報をとれるようになる(とる習慣がつく)と、日本にいながら、1つの国だけでなくいくつもの途上国の動きがわかります。

もちろん英語やフランス語、スペイン語、アラビア語などができればベター。ですが日本語のニュースだけでも、読み切れないほど大量のニュースが毎日流れています。「途上国ニュースの深読みゼミ」でぜひ、そうしたニュースの一端に触れてみてください! 驚くほどおもしろいニュースにも出合えます。

②深読みで「世界のつながり」を実感できる!

ニュースは流し読みではなく、“いろんなこと”を意識して(調べながら)読むと、「世界はこうつながっているのか!」といっそう深く理解できます。そのやり方も「途上国ニュースの深読みゼミ」で学びます。知れば知るほど、途上国のニュースに対する理解度や感度(おもしろく感じるアンテナ)がアップします。

こうなると、世界の流れやつながりがわかって楽しいですよね。皆さんもぜひ、途上国ウォッチャーへの一歩を踏み出してください! 途上国を知れば知るほど、悲しいかな、日本がいかに世界から遅れているかを実感します。

③途上国へ行ったときに「見える景色」が変わる!

いろんな国へ行ったときに役立つのが、途上国ウォッチャーとして蓄積してきた知識や見方(視点)です。たとえば、アフリカのどこかの国を訪問して、「渋滞がすごい。バイクがすごい」と驚くよりも、「東南アジアと違って、ホンダのバイクが少ない。本当に中国やインドのバイクだらけだ。ホンダのバイクが東南アジアを席巻できるのも時間の問題かも。家電はもう日本メーカーの時代は終わったし。ラテンアメリカはどうなのだろう?」と頭を巡らせてみる。ちなみに実は日本にはすでに、中国やインド、タイなどのバイクが輸入され、人気を得ています!

ひとつの国だけではなく、別の国と比べてみる。複眼の視点で世界をとらえると、見える景色は変わるのです。周りからも一目置かれます。

④途上国好きの仲間と途上国トークで盛り上がる!

ganasが主催する各種プログラムには毎回、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどに興味がある方(年齢も10代から60代までの男女)が集まります。それだけに、ひとつの記事をみんなで深読みすると、いろんな見方が出てくることも。その流れで、マニアックな途上国トークで盛り上がるのも楽しいです。

途上国(世界)は多様ですし、なにしろ変化が激しい。また途上国ウォッチャーになれば、ご自身の経験と知識のレベルも少しずつ上がっていくので、話のネタが尽きることはありません(見えなかったことが見えてくる)。アジアやアフリカ、ラテンアメリカのお酒と料理を飲み食いしながら、途上国トークをしましょう(オフ会をやりましょう)!

■費用

・一般:1万1000円⇒早割1万円
・学生:1万円⇒早割9000円
・「ganasサポーターズクラブ」のパートナー/サポーター:9000円⇒早割8000円

*2月24日(金)までのお申し込みは「早割」として1000円割引(受講料の入金が完了していること)。
*リピーターの方はganasサポーターズクラブ(途上国に特化した情報を発信する非営利メディアのganasを支えていただく応援団)に入るとお得です(プログラムのお申し込みと同時に新規入会しても、パートナー/サポーターの費用で受講できます)。
*受講者の都合により入金後に辞退されても返金いたしません。ご了承ください。

■〆切

①3月(5期):3月1日(水)
②4月(6期):3月30日(木)
③6月(7期):5月27日(土)

*先着順。ただし定員に達し次第、締め切ります。
*2月24日(金)までのお申し込みは「早割」として1000円割引(受講料の入金が完了していること)。
*お申し込みは受講料のご入金をもって完了いたします。

■定員

各回10人程度(先着順)

■申し込み方法

メディアのプロと一緒に学ぶ!「途上国ニュースの深読みゼミ」(3月、4月、6月)の申込書
日時は、3月(5期)は3/6、13、20、27(すべて月曜)、4月(6期)は4/4、11、18、25日(すべて火曜)、6月(7期)は6/1、8、15、22(すべて木曜)。時間はすべて20:00~22:00です。Zoomでつなげます。

*上のリンクをクリックして、申込書(グーグルフォーム)にご記入ください。完了されましたら、その旨をメール(devmedia.ganas@gmail.com)でもお知らせいただくと確実です(お申し込みの際にメールアドレスを誤って記入されますと、こちらからのメールが届きません)。
*追って受講料の振込先を案内させていただきます。
*お申し込みはご入金をもって完了します。

■過去の受講者の声

「講師(ganas編集長)が選んだ記事がすごく良かった! 自分の目に普段とまっていないものばかりだった」

「セレクトされた記事には、考えさせられるテーマが含まれていて、興味が深まり、また活発な意見交換もできた」

「ひとつひとつの記事をていねいに読むことで、途上国の背景についてイメージがつかめた」

「ニュースを読む際に意識すべき『新しい視点』をもつことができた。具体的には、その出来事が起きている国・場所がどんな環境に置かれているのかを理解すること、記事にはライターの主観が入っているから反対側からも考えてみること」

「知り合いにも勧めたいプログラム。途上国に興味がなくても、ニュースの深読みのやり方がわかるようになる。(世界のさまざまなことに興味をもつ)良いきっかけになると思う」

「記事はちらっと読むだけでは本当の意味ではわかっていないということを痛感した。今後は深める習慣をつけていきたい」

「学びが多くてチャレンジングだったが、やりがいもあって楽しかった」

「(記事の中に出てくる)単語を調べながら、ニュースを読んだのは初めて。ニュースひとつで、その国のことだけではなく、さまざまな国のことも知れたり、また未来の予測までできたりすることがおもしろかった」

「海外のニュースに興味のある人に勧めたい」

■こんな人におススメ

・途上国ウォッチャーになりたい!
・新聞をほとんど読まない/新聞をあまり信用していない!
・途上国(世界人口の8割が途上国に暮らす)が好き。いろいろ詳しくなりたい!
・日本にいながら途上国に詳しくなる方法を知りたい!
・ニュースを深読みするコツを学びたい!
・「複眼の視点」で途上国をとらえたい(他人があまり気づかない途上国のユニークな一面を発信したい)!
・ニュースのおもしろさがいまひとつわからない、のが悩みだ!
・途上国が好きな人たちとつながりたい!
・メディア/記者志望!
・NGOや学生団体に所属していて、途上国についての知識を日々深めたい!
・JICA海外協力隊に参加したい!

■講師

長光大慈(特定非営利活動法人開発メディア代表理事、ganas編集長)
上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、およそ50カ国の渡航経験をもつ。青年海外協力隊のOBでもある。ハンモックのコレクター。メディアの仕事を始めて四半世紀以上。

■主催

特定非営利活動法人開発メディア(途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」の運営団体)

・website:https://www.ganas.or.jp/
・Facebook:https://www.facebook.com/ganas.or.jp/
・Twitter:https://twitter.com/devmedia_ganas
・Instagram:https://www.instagram.com/devmedia_ganas/
・LINE:https://page.line.me/ganas
・email:devmedia.ganas@gmail.com

タイトルとURLをコピーしました