「産経新聞社×ワークス・ジャパン 24卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング」の調査結果を発表

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コロナ世代がいよいよ就活本番!堅実な企業選びが主流
 産経新聞社と人事コンサルティングのワークス・ジャパンは、2024年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生を対象に、就職希望先調査を実施した(有効回答数:2万1840票)。文系総合では「総合商社」「生命・損害保険」「銀行・証券」が、理系総合では「IT・ソフトウェア」「メーカー」が上位を占めた。新型コロナウイルスの感染拡大により、学生生活が制限され就職活動に不安を覚える学生が多いなか、インターンシップの早期開催やプログラムの充実を図った企業が支持を集めた。

【調査サマリ】
1.大手企業を中心とした堅実な企業選びが主流

2.文系総合では「総合商社」「生命・損害保険」「銀行・証券」が上位

3.理系総合では「IT・ソフトウェア」「メーカー」が上位に

4.学生に寄り添った情報発信やコミュニケーションが重要に

  
 

【調査概要】
2024年卒大学生就職人気企業ランキング
●調査対象:2024年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生 
●調査期間:2022年5月9日~11月30日 
●調査方法:就職対策サイト「キャンパスキャリア」およびワークス・ジャパン主催の各種イベントでアンケート告知を行い、WEB上のアンケートフォームで回収。就職を希望する企業ランキングは第1志望から第5志望までの選択方式で、第1志望には5ポイント、第2志望には4ポイント、第3志望には3ポイント、第4志望には2ポイント、第5志望には1ポイントを配分して集計。
●有効回答数 21,840票
※調査開始時点

【キャリアイメージの見える化を図る企業が、コロナ禍で悩む学生の支持を集める】
 2020年4月、社会が著しい変化を見せるなか大学へ入学した24卒学生。オンライン中心の授業、学校イベントの中止などから成長実感を得にくく、就職活動において自身の経験不足を懸念する学生が多い。また、オンライン化が進むなかで、自分なりのキャリアイメージを描きにくいという声も聞かれており、企業側も試行錯誤が求められる世代となっている。

【就職人気企業ランキング結果/文系総合】

▼21〜100位はこちら
https://campuscareer.jp/ranking

文系総合では「総合商社」「生命・損害保険」「銀行・証券」が上位

文系総合ランキングで1位となったのが、伊藤忠商事。
 学生自身が成長を実感できることをインターンシップのコンセプトとしており、業務の疑似体験を通じて、伊藤忠商事ならではの成長やビジネスの醍醐味を感じられるプログラムを提供する。総合商社では4位に住友商事、5位に三菱商事、8位に三井物産もランクイン。住友商事は対面のイベントを積極的に開催し、社員と交流できる機会を設置。三菱商事も「MC Academia」と呼ばれる社員とのコミュニケーションプログラムを用意しており、 学生がキャリアイメージを描きやすい工夫が支持につながったといえる。
 
昨年に引き続き、生命・損害保険、銀行・証券の人気も高い。
 
2位は、インターンシップの開催時期を前倒しにした損害保険ジャパン。業界や企業の在り方について理解を深められる構成となっており、もともと業界への関心がそれほど高くなかった学生でも気軽に参加できる。東京海上日動火災保険は3位。部門別や地元就職向けプログラムで、多様な働き方のニーズに応えている。グループ企業共通の人事体制へ移行したみずほフィナンシャルグループは7位、三菱UFJ銀行は10位となっている。
 
 そのほか、総合コンサルティングのアクセンチュアが6位、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズが9位となるなど、昨年9月に実施した中間発表で上位となった企業が、就活本番目前においても支持を獲得している。

【就職人気企業ランキング結果/理系総合】

▼21〜100位はこちら
https://campuscareer.jp/ranking

理系総合では「IT・ソフトウェア」「メーカー」が上位

理系総合では、多様なインターンシップの開催とDX加速で活躍する企業に軍配が上がった。
 昨年のランキングから1位と2位が入れ替わり、トップに立ったのはNTTデータ。チームでのアイデアソンと、現場のプロジェクトへの配属という2軸のインターンシップを開催しており、ITの最前線を体感することができる。また、YouTubeやWEBマガジン「Up ToData」を通じて、日ごろから企業の取り組みやキャリアなどの情報発信にも力を入れ、ネット世代にアプローチしている。

 バラエティに富んだインターンシップを開催するのが、2位のソニーグループと6位の富士通。ソニーグループは長期有給インターンシップや約2週間の職場密着、1dayの見学会、富士通は分野やテーマ別の24種類のプログラムからなる「Field Learning」を開催するなど、幅広い学生にマッチする施策が支持につながった。

 前述の3社ほか、5位に富士フイルム、9位に日立製作所、 10位に村田製作所がランクインするなどDXという新潮流で活躍を見せる企業が目立つ。そんな企業をサポートするコンサルは、業界を問わず多様なスキルを蓄積できることもあってか、3位に野村総合研究所(NRI)、8位にアクセンチュアがランクイン。また、4位はトヨタ自動車、7位はパナソニックと、昨年に引き続きメーカーの人気も堅調だ。

▼理系専攻別・大学別・業界別ランキングはこちら
https://campuscareer.jp/ranking

【総括】
大手を中心とした堅実な企業選びが主流

 5つのカテゴリー(文系総合、理系総合、理系専攻別、大学別、業界別)で実施した就職先希望調査で人気を集めたのは、大手企業を中心とした堅実な企業だった。文系では、「総合商社」をはじめ、「生命・損害保険」、「銀行・証券」。理系総合、また理系専攻別においても「IT・ソフトウェア」、「メーカー」などが多くの学生から支持を集めた。
それは、早期化する就職活動やコロナ禍という不安に寄り添い、企業独自の取り組みが際立った結果ともいえる。

▼キャンパスキャリアとは
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▼会社概要

■株式会社ワークス・ジャパン
所在地 東京都千代田区鍛冶町2丁目2番2号 神田パークプラザ7階
HP http://www.worksjapan.co.jp/
設立 2010年7月7日
資本金 1億1,250万円(2021年5月末現在)
代表者 清水信一郎
事業内容 企業人事部向けコンサルティングとサービス提供、採用プロモーションの企画・立案、Web、映像、パンフレット等、各種ツールの企画・制作 、採用業務支援システム事業、適性アセスメント事業、学生就職支援・キャリアデザイン事業など

■株式会社産業経済新聞社
所在地 東京都千代田区大手町1丁目7番2号
HP    https://www.sankei.jp/
設立 1955年2月15日
資本金 31億7,219万8,500円
代表者   飯塚 浩彦
事業内容 産經新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、 雑誌「正論」など各種媒体を発行、産経ニュースほか各種デジタルサイトの配信、イベント事業など

 

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