日本潤東株式会社との中国における在宅治験に関する協業開始のお知らせ

この記事は約4分で読めます。
株式会社DCT Japan(本社:東京都中央区、代表取締役社長:武藤 真祐、以下「DCT Japan」)と日本潤東株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:東山 建一、以下「日本潤東」)は、中国での分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial、以下「DCT」)におけるホームナーシング事業において、協業を開始します。
両社の提供するホームナーシング関連業務の連携により、グローバル製薬企業を中心として拡大する中国における在宅治験の需要に応えるとともに、日本・中国間の医療連携により、よりコンプライアンスの高いDCTの実現に貢献します
  • 協業の背景と目的

新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、医療機関への来院に依存せず、試験に参加する被験者の居宅やその他の場所(療養施設等)で行うDCTの取り組みが日本のみならず、その他のアジア諸国においても加速しています。
米国のリサーチ会社であるGrand View Researchのデータでは、2022年から2030年までのグローバル全体のバーチャルクリニカルトライアルにおける市場の年平均成長率を5.7%と予測する一方、日本を含めたアジア圏の年平均成長率はこれを上回る6.8%としており、特に中国はその人口や地形的要因から最も大きな成長が期待されております。
そこで今回、独自の訪問看護師ネットワークを全国で構築し、日本国内で複数の在宅治験を支援しているDCT Japanと、中国全土において医療機関と提携し、治験等の臨床試験の支援や中国の患者を日本の医療機関で治療・検査する医療ツーリズム事業を展開する日本潤東との提携により、両社の強みを組み合わせた質の高いホームナーシングサービスの提供を開始いたします。
 

  • 両社の役割

DCT Japanは、日本を含めたアジアリージョンのハブとして、中国における在宅治験の全体マネジメント(業務手順のハーモナイゼーションを含めた在宅治験のインフラ整備支援、現地看護師に対するトレーニング支援・業務品質管理、製薬企業等の治験依頼者に対する窓口対応等)を行い、日本潤東は、現地看護師の選定・教育、治験実施医療機関との折衝・立ち上げ、ホームナーシング業務の実施等を行います。
 

  • 今後の展望

今後は、ホームナーシングサービスに加え、DCTにおけるその他のサービス(サテライト医療機関によるDCT支援、DCTプラットフォームのローカライゼーション・導入等)の展開を進め、中国におけるより一層のDCTの普及に貢献していきます。

  • 会社概要

名称   :株式会社DCT Japan
本店所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目27番5号YAMATO B.L.D
代表   :代表取締役社長 武藤 真祐
事業内容 :DCT(Decentralized Clinical Trial, 分散型臨床試験)事業
      主にナーシング、オンライン診療、ePRO 、サテライト医療機関の構築等
設立   :2022年2月
HP     :https://dctj.co.jp/
 

名称   :日本潤東株式会社
本店所在地:〒651-0084 兵庫県神戸市中央区磯辺通1-1-18
代表   :代表取締役 東山建一
事業内容 :日本・中国における開発支援業務、医療コーディネート、医療技術交流支援/健康関連製品提供
設立   :2003年12月18日
HP     :https://rundo.co.jp/

【本件に関する問い合わせ先】
株式会社DCT Japan
広報担当:pr@dctj.co.jp

タイトルとURLをコピーしました