オランダ・Circularise社への出資参画について

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旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「当社」)は、本年11月、Brightlands Venture Partners, 4 Impact VC、NESTEと共同で、ブロックチェーン技術を活用したデジタル製品パスポートおよびサプライチェーン管理システムを開発するオランダのスタートアップCircularise B.V.(以下、「Circularise社」)への出資参画を決定しました。

Circularise 社は、サーキュラーエコノミーの実現に不可欠である、サステナビリティ関連情報の共有することの重要性に着目し、2016年に設立したベンチャー企業です。同社は、ブロックチェーンと「ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)※1」を活用した「Smart Questioning」技術※2をベースに、匿名性と透明性を両立させた信頼性の高いサプライチェーン管理システムを開発しています。これらの技術を用いることで、サプライチェーン上の各ステークホルダーの情報の機密性が保たれたまま、原料、リサイクル履歴、バイオマス・リサイクル比率、カーボンフットプリント、第三者認証などさまざまな情報のサプライチェーン上での追跡が可能になります。

当社グループは、『中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~』にもとづき、Circularise 社への出資を通じて、信頼性と透明性を担保したサプライチェーンのデジタルプラットフォーム構築に参画し、カーボンニュートラルでサステナブルな世界の実現に貢献します。

※1 ゼロ知識証明:ある知識を持っていることを、その知識に関する情報を一切開示せずに証明することができる技術
※2 「Smart Questioning」技術:ブロックチェーン技術とゼロ知識証明技術を利用してCircularise社が独自開発した技術

【Circularise B.V.の会社概要】
会社名:Circularise B.V.
本社所在地:Wilhelmina van Pruisenweg 35, 2595 AN, Den Haag, Netherlands
代表者:Mesbah Sabur、Jordi de Vos
設立:2016年7月
事業内容:ブロックチェーンを活用したサプライチェーンのトレーサビリティプラットフォーム
主に、デジタル製品パスポートおよびマスバランス管理台帳システム
ウェブサイト:https://www.circularise.com/

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