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そこで、今回のセミナーでは、ブランディング含めた動画制作の重要性をテレビ目線(編集目線)から投げかけ、視聴者は目が肥えてきているという流れも踏まえ、企業動画・マーケティングにおいてもテレビの視点がこれから大切になってくることをお伝えしました。
<登壇者>
- 株式会社 morich 代表取締役 森本千賀子氏
- 株式会社オルタスジャパン 企画実現部 制作・営業チーム チームリーダー兼新企画担当 プロデューサー 澤田 祥江氏
- 株式会社IDEATECH 代表取締役社長 石川 友夫
■前半:テレビ映像制作集団から見る、共感される動画とは?
株式会社オルタスジャパンのプロデューサー澤田氏に、テレビ番組の企画者・制作者視点から共感を呼ぶ動画・映像制作のポイントをお話しいただきました。
- Question:現在、YouTubeが全盛のなか、企業動画も多く出て来るようになりました。一方で、企業動画は企業の主張目線が強く、なかなか刺さる動画になっていないのではないか、とも感じています。テレビのようなマスメディア映像制作という観点では、どのように構成を作り、共感を呼ぶ映像を作っているのでしょうか?工夫やポイントなどはありますでしょうか?
澤田氏
テレビの場合、番組によって異なりますが、制作会社が企画を考える時に「視聴者が今まさに求めていることは何か」をリサーチした上で企画をし、局に提案をしています。つまり、制作側は、常に「視聴者がどんな情報が欲しいと思っているのか」という視点で進行していくのです。一方で、一般企業が制作されたものを拝見すると、自分の会社の事を押しすぎてしまい、結果会社の自慢ばかりのように聞こえてしまい、視聴者として「知りたいのはそれではない」と感じることが多くあります。企画の段階から、視聴者がどんな情報が欲しいのか、何を目的に見ているのかということにフォーカスをした上で企画立案し、制作を進めていくことが効果的だと考えています。
例えば、車で移動中の経営者に車内でインタビューするシーンがありますが、「単純にシーン変わりするから」と言う理由で撮影されているように思っているかも知れませんが、違います。車の中でインタビューを撮影することによって、「ここでしか聞けない話を話している」ということを暗に伝えることができたり、前後のシーンにおいて伏線になったりするなど、様々な意味を表現するためにとても必要なシーンであり、1つ1つのシーンの表現にそれぞれの意味があるのです。このように、シチュエーション一つとっても、何となくそれらしい映像を撮るのではなく、意味や理由を持って撮っているかどうかで、動画の出来が大きく変わってきます。
プロではない一般の人もソフトの進化で手軽に映像を制作できるようになった今、視聴者も目が肥えています。制作者側が手を抜いてしまうと、視聴者にはそれがすぐに伝わってしまうのが現状です。「視聴者が何を求めているのか」、そして「会社として何を伝えたいのか」という2つの柱を心がけ、それらを伝えるためにはどうしたらいいのかという手法論を考えるプロセスが重要です。
石川
私は事業会社出身という経験を活かし、現在はPR支援をしていますが、企業は自社の主張ばかりになってしまい、顧客側は「自慢話はもういいよ」となってしまうケースが多く見られます。テレビの制作現場で求められているものは、「撮れ高」だけではありません。公共の電波を利用する訳ですので、CMのような一方的な伝え方ではなく、視聴者に伝わり、共感され、刺さるリアリティーや、ドキュメンタリー力が求められていると言えるでしょう。
■後半:ドキュメンタリー出演者から見る、テレビの効果
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」、テレビ東京「ガイアの夜明け」に出演し、多くの反響を得た森本氏に、取材を受ける側として意識されていることをうかがいました。
- Question:テレビ取材が入ることになり、出演前に意識したことはありますか?
森本氏
「視聴者の方が何を期待しているのか」ということに尽きます。視聴者が番組を見て、ただ良かったなと思うのではなく、アクションに繋げていただきたいと考えていたので、どういう目的で、どういう気持ちで映像を見たいと考えているかということを意識しながら撮影に臨みました。
澤田氏・石川
そんな心構えの方はいらっしゃらないですね。
森本氏
私は、テレビに限らず、取材を受ける場合は、最初に必ず、取材する方の目に視聴者さんや読者さんがきちんと見えているかどうかを確認した上で、制作物を目にした時、視聴者の方々に、どう感じてもらいたいのか、どのようなアクションをとっていただきたいのかといいうことを伺います。「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」のお話をいただいた際は、撮影開始前にディレクターさんと、自分の話よりもストーリーがいいのではないかなどの打ち合わせを重ねました。そのような心構えでいるためか、撮影しやすいと言っていただくことが多いです。見ていただく方の時間や撮影陣の貴重な時間を無駄にしたくないという想いが強いのだと思います。
石川
日々、お忙しく過ごされているからこそ、撮影もお仕事の一環として捉えられて、効率化を強く意識されているということかもしれませんね。映像制作の世界では、演者が周りが見えずに突っ走るようなことがよくありますよね。
澤田氏
ありますね。どうやって止めるのかというのも探り探りだったりします。
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- セミナー概要
開催日:2022年10月26日(水)13:00〜14:00
会場 :オンライン(Zoom)
URL:https://research-pr.jp/seminar/221026
- 会社概要
会社名 :株式会社IDEATECH
代表者 :代表取締役 石川友夫
所在地 :〒107-0061 東京都港区北青山2-7-26 メゾン青山1001
設立日 :2010年2月
事業内容:PRコンサルティングサービス、リサーチPR「リサピー®︎」事業、
レポートPR「レポピー®︎」事業
URL :https://ideatech.jp