「ウェルネステレワーク」の実証を実施しました

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  • ウェルネステレワークについて

茅野市は「ウェルネステレワーク」について、従来のワークとバケーションの造語「ワーケーション」とは別
に、茅野市の自然環境や農作物の豊かさを生かした「研修型養生プログラム」として位置付けています。仕
事への集中力を高めると同時に、ストレスの蓄積を抑え、心身を十分に回復させる休息をとる方法を学ぶ
プログラムを目指しています。

茅野市は、首都圏から約2 時間でアクセス可能な位置にあり、標高1,200m 以上の豊かな自然環境の
観光エリアを複数有しています。その観光エリアの一つである「蓼科(たてしな)」は、泉質や効能の違うい
くつかの源泉があり、古くから養生の地として知られていました。また、当市には茅野駅に直結するコワー
キングスペース「ワークラボ八ケ岳」を始め50 近くものテレワーク関連施設が点在しています。この地域資
源を生かして、企業等の健康経営に対応する研修プログラム「ウェルネステレワーク」を確立して、観光閑
散期にも新たな交流人口・関係人口を創出することを目指しています。

「ウェルネステレワーク」について、令和3年度にも実証実験を行い参加者から効果を実感する感想等が
聞かれていましたが、一方でその効果について定量的なデータ等で立証できていない、といった課題があ
りました。

今回、課題であったプログラムの有効性について、参加者にご協力いただき各個人の測定したデータか
ら立証することに挑戦しました。

オープニングセッションオープニングセッション

  • 実証プログラムについて

(1) 実施日 令和4年11 月9 日(水)~11 日(金) 2 泊3日
(2) 会場
蓼科 東急ホテル(宿泊先、各講座等の実施)
ワークラボもりぐらし、ワークラボ八ケ岳(テレワーク等の会場)

テレワーク中の運動(散歩)テレワーク中の運動(散歩)

(3) プログラム概要
参加前
・事前講座(オンライン)
1日目/11 月9 日(心身を整える)
・オープニングセッション
・ウェルネスアクティビティ
2 日目/11 月10 日(集中する/よく休む)
・個人フィードバック
・セッション
・ウェルネス食
・テレワーク(各自)
3日目/11 月11 日(変化を見る)
・個人フィードバック
・ウェルネス食
・クロージングセッション
・テレワーク(各自)

 

ウェルネス食ウェルネス食

ウェルネス食ウェルネス食

(4) 参加者 東京、大阪等の企業から4社8名
(5) プログラムの効果の確認について
・データ測定 ウェアラブルデバイスを使用して各個人のバイタルデータを常時測定
・取得データから以下の項目について可視化
参加者の仕事への集中度、交感神経副交感神経の活性度、睡眠の質、歩数、脂肪燃焼度
・プログラム中の講座、食事、アクティビティ等を通して、可視化された項目から自己の変化等に気付き、
効率的な学びを得ることができる。

  • ウェルネステレワークプログラムについて

(1) プログラム監修
一般社団法人 統合医療チームJIN(代表 須田 万勢(諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科医長))
(2) プログラムにおける5つの柱
「食事 / 運動 / 睡眠 / 呼吸 / 入浴 」
生活の中で意識的にコントロールすることが可能な、上記の「5つの柱」にアプローチするセルフケアを
学び、個々がプログラム終了後に持ち帰れる「生きた知識」を身につける。
(3) 商標登録
「ウェルネステレワーク」は、茅野市の商標登録として出願中です。
(4) 今後について
地域の観光関連事業者や今回の実証(参加、データ測定等)にご協力いただいた企業等による共同
体の構築、プログラム内容の磨き上げ、商品化を検討しています。

テレワークテレワーク

  • ウェルネステレワーク会場

ワークラボもりぐらしワークラボもりぐらし

ワークラボ八ヶ岳ワークラボ八ヶ岳

 

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