展示会場では、光の演出で空間をデザインし、グランプリに輝いた作品の魅力をお届けいたします。
今年で14回目の開催となる本コンペティションは、「半住半働~2刀流の部屋~」をテーマに、住まいという枠組みをとりはらい、「半住=半分くらい住んでいる」というキーワードから広がる新しい暮らしをイメージする1R(24㎡)の空間デザインを募集。一次審査を通過した6組にて最終プレゼンテーションを行い、グランプリ作品を決定いたしました。 「半住半働~2刀流の部屋~展」では、グランプリに輝いた作品の実物大展示のほか、優秀作品の模型も展示されます。
また、今回は会場に建築・インテリア・空間デザインを学ぶ現役学生を招き、審査委員長 谷尻 誠氏の講義をはじめ、グランプリ受賞者による公開プレゼンテーション等の実施も予定しています。この模様は、毎週金曜日に放送中のディスカバリーチャンネル「IMAGINEZ大学 with Discovery」にて放送を予定しております。
- 「半住半働~2刀流の部屋~展」概要
■開催日時:2022年11月18日(金)~11月20日(日)11:00 – 20:00 ※11月18日(金)のみ18:00まで ■会場 :スパイラルガーデン(スパイラル 1F) ■住所 :東京都港区南青山5丁目6-23 ■入場料 :無料 【入場に関する注意事項とお願い】 |
- 作品紹介
■グランプリ作品
・作品名: 「二重の栖」 / 作者:三浦一輝さん 京都府立大学大学院
作品の特徴
「二重の栖」これは住処の中にできた住処、あるいは住処を纏う住処のようなものです。半住半働というテーマに対し、働くことについて考えました。そこで、他者や外の世界が意識されることが重要であると考え、「仕事は社会とつながる窓」という言葉のように木の構築物を介入させました。それは既存の「住」空間をシームレスなU字型空間に変容させ、新たな暮らしと生活風景を作り出します。緊張感とは断絶された暮らしが周囲にありながら、働く住人の振る舞いは外にあらわれ、外を行き交う人々の存在をおおらかに受け止める寛容さが社会に醸し出されます。
本提案はシンプルな操作・小さな変化により大きな変化を生み出したものです。「働くこと」と「住むこと」がワンルームの中で曖昧に溶け合い、おおらかな関係性を持った新たな住まいは住人の生活をより一層豊かなものに変えていくでしょう。
グランプリ受賞者コメント
この度は素晴らしい審査員の方々のもと、グランプリに選んでいただき、大変光栄に思います!
審査会は自分の考えに対し、様々な客観的意見を頂ける刺激的なものとなり、より思考を深めることができました。加えて、実物大展示していただけるという貴重な機会にもつながり、この提案が未来を思考するきっかけになれば嬉しいです。自分自身もこの先の住まいの在り方を模索し、デザインすることを楽しみたいと思います!
- ディスカバリーチャンネル「IMAGINEZ大学 with Discovery」
ディスカバリーチャンネル「IMAGINEZ大学 with Discovery」は、衛星テレビおよびケーブルテレビネットワークチャンネルであるDiscovery ChannelとデザインアソシエーションNPOの共同プロジェクトとして、デザインやアートを中心とするクリエイティブ部門の番組です。
幅広い分野で活躍するゲストを招きここでしか見られないスペシャルトークを展開します。 未来を担う若者に向けてクリエイティブに関する刺激やヒントを与える事で社会発展への貢献を目的として放送している番組です。
■放送日時
毎週金曜日 20:00~21:00
■出演者
・MC 茂木健一郎(脳科学者)・トラウデン直美(モデル・タレント)・マンスリーゲストとその愉快な仲間たち