【NPO法人テラ・ルネッサンス】ウクライナ戦争の影響により食料難にあるアフリカ ウガンダ共和国で緊急食料配布を実施

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認定NPO法人テラ・ルネッサンス(本部:京都府京都市、理事長:小川真吾、以下 テラ・ルネッサンス)は、ウクライナ戦争に伴う食料価格高騰の影響で、深刻な食料難にあるウガンダ北東部・カラモジャ地域において緊急食料配布を行いました。カラモジャ地域では旱魃(ひでり)の影響もあり、餓死者が出るほどの状況に陥っています。

 

 現在、アフリカではウクライナ戦争の影響で食料価格が高騰し、燃料や日用品などの生活必需品も軒並み価格が上昇しています。テラ・ルネッサンスが活動を行うウガンダ共和国のカラモジャ地域では、人々が十分な食料を確保することができず、特に高齢者や子どもだけで暮らす世帯などの脆弱な人々は、命の危機に直面しています。

 なかでも、カラモジャ地域コティド県では、人口の45%にあたる95,000人が深刻な食料不足に陥っており(引用:Integrated Food Security Phase Classification, 2021)、今年2月からの5か月間で、626人が飢餓により命を落としています(引用:コティド県 2022)。その多くは、高齢者や乳幼児です。食料を購入できないために雑草を食べて飢えを凌ぐなど、深刻な食料難を引き起こしています。

 このような状況を受け、テラ・ルネッサンスは、2022年10月18日から19日にかけて、緊急食料支援を実施しました。食料配布の対象は、チャイルドマザー、シングルマザー、障害者、高齢者、未亡人、HIV/AIDS患者、最貧困層などの社会的脆弱層163世帯です。食料配布を実施するなかで、辺境に住んでいることを理由に、これまで援助機関からの食料配布を受け取ったことのない最脆弱世帯が存在することもわかりました。

 テラ・ルネッサンスでは、ウクライナ戦争の影響を直接的に受けているカラモジャ地域で、最も脆弱な状況にある人々を取り残さないよう、これからも支援を続けていきます。

<支援実施概要>
期間:2022年10月18日、19日
場所:ウガンダ共和国 カラモジャ地域 コティド県 コティド準郡およびロキテラエブタウン
対象:社会的脆弱層(チャイルドマザー、シングルマザー、障害者、高齢者、未亡人、HIV/AIDS患者、最貧困層 など)163世帯
物資:メイズ、豆、食用油、塩、小魚の5点セット

詳細な報告・写真等:https://www.terra-r.jp/blog/20221026.html

 

  • 認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて

『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「エクセレントNPO」組織力賞ノミネート(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日社会福祉顕彰、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長 :小川 真吾
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)

事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
 

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