ICJ2号ファンド|多言語モバイル金融サービス「G-Bank Technologies」へ出資

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ベンチャー・キャピタルであるインクルージョン・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:服部結花、以下インクルージョン・ジャパン)は、日本で働く外国人が、銀行口座の開設から、日々の送金などを多言語、モバイル完結でサービス提供するG-Bank Technologies(本社:エストニア、代表取締役CEO:Raul Allikivi、以下G-Bank)への出資を実施いたしました。
インクルージョン・ジャパンは、ESG/SDGs(持続可能な開発目標)の担い手としてベンチャー企業に注目しており、ICJ2号ファンドを通じて、ESG/SDGsの達成に寄与するベンチャー企業の株式への投資を進めています。投資先の事業を通じた社会・環境面のインパクトと経済的なリターンを両立させるため、投資先のESGマネジメントも重視し、よりよい社会の実現に向けた協働を目指しています。

 

  • G-Bankが提供する「GIG-A」の詳細

G-Bankは、多言語かつモバイル完結で金融サービス体験を提供するプラットフォーム「GIG-A」を開発しています。日本での生活には銀行口座が欠かせませんが、日本では銀行口座は開けても十分な金融サービスを受けられていない約2,000万人の「Underbanked層」がいます。その中でも特に日本で生活する外国人材は、口座開設時の言語対応や、母国への送金などで生じる高額な金融費用の経済的負担があり、少子高齢化が進む日本で貴重な戦力となってゆく外国人材の金融包摂は1日も早く解決すべき課題です。

「GIG-A」は、日本の銀行口座の開設から、その後の日々のバンキング(送金など)を多言語、モバイル完結で提供するプラットフォームです。ユーザーは月額固定の手数料を支払うことで、金融費用を抑えながら生活を向上させていく仕組みを作ります。同時に日本の銀行が直面する外国人材の金融包摂と金融犯罪の抑制との両立という課題の解決に向け、一部の銀行との協議を進めて参りました。

その先駆けとして、東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下の株式会社UI銀行(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中俊和 以下UI銀行)とAPI連携することで契約を締結することとなりました。今後、より多くの外国人が日本でストレスなく働けるようになるよう、さまざまなステイクホルダーとの協業・サービス拡充を進めていきます。
 

  • 取締役 寺田知太のコメント

日本で働く外国人労働者の方々は、今後の日本の成長を支える大きな希望の一つであると考えます。エストニア出身で自らも日本で働き、金融サービスの「不」を痛感してきたシリアルアントレプレナーのRaulさん、メガバンクの実務に非常に精通している阪本さん、グローバルのFinTechアプリ開発をリードしてきたRaitさんというチームでこそ、日本の外国人向けネオバンクというフロンティアを切り開くことができるに違いないと確信し、出資させて頂くことになりました。より多くの外国人の方が日本で気持ちよく働き続けることができるよう、ICJ2号ファンドとして、微力ながら支援させていただきます。
 

  • 企業概要

インクルージョン・ジャパン株式会社
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-1 アイオス五反田駅前ビル903
代表者:服部結花
設立日:2011年11月11日
会社HP:https://www.inclusionjapan.com/
 

  • インクルージョン・ジャパン株式会社

インクルージョン・ジャパンは、事業会社にて事業立ち上げ経験のあるメンバーが、投資先のハンズオン支援に加えて、大企業のコンサルティングを実施する、日本でも類を見ないベンチャー・キャピタルです。事業立ち上げから経営支援、人事管理、クリエーティブ表現までを一貫して提供できる体制を整えており、幅広い事業規模と領域の事業創造と事業成長に貢献します。

ベンチャー投資では、2021年3月にIPOしたスキルマーケット「coconala」をはじめ、月面資源探索ベンチャー「ispace」やなどに投資をしており、経営層のよき理解者として、事業成長に尽力しています。

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