プロファウンドヴィジョン株式会社(本社・東京丸の内、以後PVと略す)は、日本のICT人材不足解消の一助として開発を進めていたICT人材を海外から導入するためのマッチング・ポータルサイト「FiTE」(ファイト)の開発を完了、運用を開始することを発表しました。なお、パキスタンにおいては日本での人材募集の登録開始に先立ち、9月末から、我が国で就労を希望する応募者の登録を開始しており、これまでに2千人を超える応募を受け付けています。
パキスタンでは、2018年に政府が「デジタル・パキスタン政策」を発表。デジタル技術の導入と革新的な応用の拡大に向け積極的にデジタル時代への対応に取り組んでいます。一方で、ICT人材の育成にも力を入れ、国内の大学・高等教育機関から毎年4万人に及ぶ ICTエンジニア人材が輩出されています。「FiTE」を運営するPVでは、プログラミング等の専門教科はもとより、英語が公用語であること、理数系教育プログラム(STEAM)の進んだパキスタンICTエンジニアの高いポテンシャルに着目、海外ICT人材募集先としてパキスタンを選び、この5月には現地法人をカラチに設立、理系学部を持つパキスタンのトップクラスの大学や教育機関と人材紹介に関するMOU(Memorandum of Understanding・合意文書)を8校と交わし、各大学・教育機関の卒業生たちの積極的な応募を呼びかけて来ました。
先月、9月28日にはPV役員がイスラマバードにあるパキスタン全土に広がる高等教育機関 244校を所管するHEC(Higher Education Commission、高等教育委員会)にHEC会長 Dr. Mukhtar Ahmed(ムクタル・アフメド)氏を訪問。会談の席では、PV側からFiTEの活用により日本での就労機会が開かれる高い可能性を紹介、その有効性に賛同いただいたHECからはFiTE活用のためのMOU締結に向けての検討開始が伝えられ、若きパキスタンICTエンジニアの日本企業受け入れに大きな前進が約束されました。
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