本書は、彼女が将来に不安を抱いた高校時代のモラトリアム期をきっかけに「当たり前」を手放した人生の経験を惜しげもなく公開した内容になります。
高3の春にロサンゼルスの「Le Lycee Francais de Los Angeles」高校へ転入を決意。20歳で卒業し、帰国後は「関西学院大学」に進学するも自主退学。米国の名門大学「UCバークレー」に進み、卒業後は米系投資銀行に就職。業界でも有名な“バリキャリ金融女子”として活躍し、2021年8月、オンラインサロン「Holland Village Private Salon」（ホーランドヴィレッジプライベートサロン)を開設し、わずか1年でサロン会員数が1万人を超えるオンラインサロンとなっています。「その当たり前ってほんとにあってる？」そんな新鮮かつ斬新な考察は、サロン内に留まらず、この度、初の書籍出版となりました。
当たり前を手放し、フレキシブルに捉えることができたらあなたの人生はきっともっと豊かになる。 仕事、恋愛、育児…バリキャリ金融女子と言われた彼女が綴った言葉とは。
- 河村真木子 コメント
まえがきにも記させていただきましたが、日々「フレキシブル」に物事を考えて、「当たり前」を疑ってみること、そして「誤解を 恐れずに伝える」ことで、人生はどんどん「気楽」になっていった実感があります。今何となくモヤモヤしている方に手に取っていただきたい一冊です！
- 目次（一部抜粋）
第一章 仕事
・責任感やキャパ超えで苦しむあなたへ
・（営業は）鬼チェースが基本
・自分のために動いてもらう
第二章 社会
・同調圧力のパワー
・時代に合わない風習はやらなくてもいい
第三章 お金
・ローンは組めるだけ組む
・仮想通貨に対する考え方
第四章 恋愛・結婚
・結婚はしなくてもいい
・日本以外の恋愛市場にも目をつける
第五章 子育て
・子どもは親が褒め倒す
・教育は世界を基準に考える
第六章 自分革命
・「フレキシブル」が求められる時代
・誤解を恐れずに言う ～リスクは取るもの
- 書籍内容（一部抜粋）
「フレキシブル」が求められる時代
（前略）
30代半ば、仕事が落ち着いてきた頃から毎週末のように海外に出かけるようになりました。金曜日の夜便で出て、月曜の朝に羽田に到着。その足でオフィスに直行する生活です。体力的にはキツかったのですが、それ以上に日本以外の海外を肌で感じて、見て、見聞を広げたかった。それに加えて、海外特有の「フレキシブル対応」が、私の中でリラクゼーションにつながっていました。本当にちょっとしたことなのですが、マニュアル社会から離れることで、「息が吸える」感覚が確かにあったのです。ガチガチのマニュアル対応で作る組織はもう古いと感じます。
なぜならそれは、経営側がラクに回したいだけの一方通行感がお客様にバレているからです。それがバレると冷める。で、そんな対応の場所や店には行きたくないなと思う人が、増えていると感じます。
2021年から始めた私のオンラインサロンでは、「フレキシブル対応」をどうしても文化として取り入れたくて、できる限りフレキシブルな運営を実装させています。それは「全員に平等に対応できなくても仕方ないから、目の前にいる困っている人を助ける」みたいなことです。例えば、オフ会のキャンセルポリシーがあっても、できる限りの手を尽くし、ドタキャンせざるを得なくなったメンバーさんからキャンセル料を取らないために事務局が走り回り、対応できるようにしています。「キャンセルポリシーがあります」と言ってマニュアルどおり運営するのは超簡単。でも今の時代、そんなのは全然求められていないと感じています。求められているのは、マニュアルではなく人間の頭を使った対応。
（中略）
「毎回同じことができないかもしれません、でも全力で対応します」。それが私たちのサロンのスタンスで、それに賛同してくださる方々と、さらにフレキシブルで人間味のある組織を作っていきたいと思っています。
- 書籍概要
書 名：『超フレキシブル人生論“当たり前”を手放せば人生はもっと豊かになる』
定価：1,760円（税込み）
判型：四六版
発売日：2022年10月28日（金）
出版社：扶桑社
- 著者プロフィール
河村真木子(かわむらまきこ)
1976年奈良県生まれ。
親の転勤で千葉県、大阪府、シンガポールで幼少期を過ごす。
1994年、高校三年生の春にロサンゼルスの高校へ転入を決意。
帰国後、関西学院大学に入学するも自主退学し、渡米。
2000年カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、米系投資銀行に就職。
2021年8月よりオンラインサロン事業をスタート。
現在はオンラインサロン「Holland Village Private Salon」の運営に専念。
その他、炭酸パックブランド「Carrie」の開発・販売を展開。
