あなたはいくらまで出せる?サブスクが自由裁量所得に占める割合とは?

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株式会社モニタス(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国20代~30代の独身・有職者2,000名を対象に実施した「サブスク利用と支出に関する調査」の結果をご報告いたします。
少し前までは動画や音楽を1つずつ購入するダウンロード課金型サービスが一般的でしたが、近年は商品やサービスを所有・購入するのではなく、一定期間利用できる権利に対して料金を支払うサブスクリプション型のサービス(以下サブスクと表現)を利用する人が増えています。
様々な種類・ジャンルのサブスクが登場してきましたが、現在どんなサブスクがどれくらい利用されているのでしょうか。サブスクへの支出割合やこれからの課題に焦点を当ててみていきます。

■サブスクに月額いくら使っている?
 現在、サブスクを利用していると答えた人の割合は48.4%で、約半数。サブスク利用者のうちサブスクに使用している金額が3,000円未満と回答した人が約75%、5,000円以上と回答した人は約10%という結果となりました。

■自由裁量所得※1に占めるサブスク利用金額の割合は?
20代~30代独身・有職者全体でみる1ヶ月あたりの平均自由裁量所得※1は52,580円。そのうちサブスク利用サブスク利用金額の平均は1,256円であり、平均自由裁量所得に占める割合は2.4%という結果となりました。
サブスク利用者おいては、1ヶ月あたりの自由裁量所得※1とサブスク利用金額は、それぞれ61,235円と2,659円。自由裁量所得に占める割合は4.3%となりました。性年代別にみると、利用者においては20代、30代ともに女性よりも男性の方が1,000円ほど利用金額が大きい傾向にあります。

■サブスクのジャンル別利用率は?
サブスク利用者において、利用率が最も高いサブスクサービスのジャンルは、「映画・ドラマ・動画配信」で74.6%。続いて高いのが「音楽配信」で47.1%となり、上記2コンテンツが大部分を占めるという結果になりました。
それ以降も「ゲーム」「本・雑誌・漫画」が続き、上位の傾向より現状はエンタメ系のコンテンツの利用が主。ライフスタイルや学習関連などのジャンルでは、まだ浸透していないようです。

■サブスクを選ぶにあたっての重要なポイントとは?
数ある中のサブスクを選ぶ際に重視するポイントは何なのでしょうか。
最も多かった意見は「価格の安さ」でした。従来のダウンロード課金型に比べて、より多くのものを安価に購入できるようになりました。続いて、「サービス、コンテンツの豊富さ」「サービス機能・品質」が上位でした。価格面だけではなく、そのコンテンツの「数」や「質」にこだわって選ぶ人が多いようです。
一方で、「知名度」や「利用者が多い」などの、サブスクの中身とは関係ない抽象的な理由で選ぶ割合は低いことが分かりました。

■サブスクにあといくらまで出せる?
今後新たにサブスクを利用したい意向について、今後サブスクを新たに利用したい人の割合は約6割。
新たにサブスクを利用したい人が最も利用したいサブスクにいくらまでなら出せるかについて詳しく見てみると、2,000円未満と回答した人が約60%、5,000円未満まで広げると実に85%ほどでした。
一方で、新たにサブスクを利用したいものがないと回答した人の割合が約4割。5,000円以上かけようと思う人は10%ほどということが分かりました。

■サブスクを利用しない理由とは
サブスクを利用しない人の理由は何なのでしょうか。最も多かった意見は「値段が高い」でした。サブスクを選ぶにあたって重視するポイントでも最も多かったのも価格面となっており、価格にあった内容・サービスなのかが非常に重要なポイントになっているようです。
続いて、「特にメリットを感じない」「興味を引くものがない」という意見が上位となっています。サブスクというコンテンツ自体に魅力を感じていない人が多いことが分かりました。
また、「利用していなくても固定費がかかる」「知らないうちにお金がかかりそうで怖い」など、サブスクならではの意見も一定数見られました。

《総論》
今回の調査では、サブスクの利用率は約半数で、利用者におけるサブスク支出割合は1ヶ月あたりの自由裁量所得61,235円に対して約4.3%(2,659円/月)であること。そして、その主な利用先が動画や音楽を中心としたエンタメコンテンツへの支出となっていることが分かりました。
現状サブスク市場は、商品やサービスを、所有・購入型からサブスク型に提供方式を変えることも含め余地が大きく、カテゴリごとに消費者を理解し、認知・利用のきっかけを作ることができれば、サブスクの市場はさらに大きくなることが予想されます。
飲食、コスメ、ファッション、学習などサブスクの選択肢が増えている中、比較的自分のために自由に使えるお金が多めだと思われるこの層において、エンタメコンテンツの次に浸透するのはどんなサービスなのか、目が離せません。

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【調査概要】『サブスク利用と支出に関する調査』
調査対象:全国20代~30代の独身・有職者を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2022年9月2日(金)
有効回答数:2,000名 

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◇本件に関するお問い合わせ先◇
株式会社モニタス 広報室
Email: press@monitas.co.jp

 

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