■サクセッションプランとは / 開発の背景
サクセッションプラン(後継者育成計画)は、将来のCEO・重要なポジションの交代を見据えて後継者候補を育成し、必要な資質を備えさせるとともに、後継者として最も適切な人材を選出する一連の中長期的な取り組みです。サクセッションプランにおける取締役の選解任基準は、株主や投資家の要請に直接応えることだけではなく、社内の人材育成やキャリアパスの整備を通じて企業価値の持続的向上に効果を発揮します。コーポレートガバナンス・コードが策定されて以来、上場企業はサクセッションプランおよび選解任基準などに関する取り組みを強く要請されています。ステークホルダーに約束したサクセッションプランの運用主体は取締役会であることから、現経営陣が積極的に関わることで価値判断の統一を図ることができ、長期的な企業価値向上にも寄与します。
■「サクセッションプラン策定・運用支援コンサルティング」について
フェーズ1では現状の取締役指名・育成施策の状況の整理を行ったうえで、全体の方針・骨子を策定します。フェーズ2では、運用機関の立ち上げを行い、求める役員像に照らし合わせて、それらの人材をどのように選抜・選解任を行うかの詳細設計を行います。フェーズ3では一連のサクセッションプランの運用を行います。育成については、研修だけではなく、配置・異動や内省を通じた成長を促す施策、人材プールにおける評価・入れ替えの検討を行います。仕組みとして設計するだけではなく、経営システムとして有機的に機能させ、ベクトル・価値判断の統一と理念の体現者を育成。さらに、後継者候補として高いパフォーマンスを発揮する能力開発だけではなく、人間性・パーソナルな一面も向上させることで、真の経営人材を育成します。
長年トップマネジメントアプローチに強みがあり、経営者・リーダー人材の育成に豊富な実績を持つ当社だからこそご提供できるコンサルティングメニューです。
■ブランドマネージャー プロフィール
タナベ経営 九州本部 HR 本部長代理 古田 勝久
自動車部品メーカー、食品メーカーの人事部門にて採用・人材育成・人事労務業務を経て、タナベ経営へ入社。現場で培ったノウハウをもとに、戦略的な人事・組織の実現に向けて経営的視点からアプローチし、九州の上場企業・中堅企業の成長を数多く支援している。主な著書「経営者のための『戦略人事』入門」(ダイヤモンド社)。
- 株式会社タナベ経営 概要
■タナベ経営について
タナベ経営は、1957年(昭和32年)に創業し、今年創業65年を迎える日本の経営コンサルティングのパイオニアです。「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念のもと、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」の創造をミッションとしています。
グループで約580名のプロフェッショナル人材を擁し、「経営者・リーダーのパートナー」として大企業から中堅企業まで約11,000社の支援実績があります。
経営コンサルティング領域としては、戦略策定支援(上流工程)から、デジタル技術も駆使した現場における実装・オペレーション支援(中流~下流工程)まで、企業経営を一気通貫で支援できる経営コンサルティング・バリューチェーンを全国地域密着で構築しています。
そして、コンサルティングスタイルとしては、「All for the Client-すべてはクライアントのために」という徹底したクライアント中心主義のもと、経営コンサルティング・バリューチェーンにより、個社の経営課題に合わせて複数名のプロフェッショナルコンサルタントを選定してチームを組成する「チームコンサルティング」を推進しています。
〈経営コンサルティング・バリューチェーン〉
・ストラテジー&ドメイン
・M&Aアライアンス
・コーポレートファイナンス
・ブランド&マーケティング
・マネジメント&オペレーションズ
・クリエイティブ&デザイン
・HR
・リージョン(全国10地域:札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡、那覇)