事業承継に取り組む経営者と後継者向けのコミュニティ「承継学アカデミー」開始!

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「いい会社をのこしたい」という想いをお持ちの経営者と、後継者向け”家族視点”の承継学講座「承継学アカデミー」スタート!

「伝統とは、灰を崇拝する事ではなく、炎を絶やさない事である」をコンセプトに,非営利型株式会社Daidai(共同創業者:関清一郎、廣川克也、松本純、関尚子)は、次世代によりよい未来をのこすための新しい取組みをスタートいたします。

【背景と目的】

いま、後継者不在の問題が社会課題になりつつあります。事業承継分野で有名な2025年問題では、経営者が70歳以上の企業が約245万社まで増加し、そのうちの約127万社が後継者不在による廃業・倒産の危機に直面するであろうと予測されています。
 
もし、この事業承継問題に何の対策も講じられず127万社が廃業となれば、約650万人の雇用が失われて約22兆円ものGDPが消失するという大変な経済的損失を被ることになります。

一方、性急な第三者承継(M&A)を推し進めることによるさまざまな弊害も露呈し、円滑な事業承継が滞ったり、承継後の軋轢が発生するなどの事象も増えています。

私たちDaidaiが運営する「承継学アカデミー」は、会社の親子・夫婦・親族に焦点をあて「ファミリービジネス×事業承継М&A×幸せ視点の経営」領域で、実践重視の学びの場を提供するために設立されたコミュニティです。

【我々の想い】

現在の事業承継の主流は、ファミリービジネスの経営の肝とされる経営、株主、家族から構成される“スリーサークル”のうち、経営と株主を中心に考える“お金視点の事業承継”です。

私たちは地域の文化や雇用を支える企業をM&Aの商品としてしか見ない現行の商習慣に大きな義憤を感じ、起業に踏み切りました。

もちろん、M&Aという手法はとても良いものですが、そこに至るプロセスがスリーサークルの家族、その背景にある地域の視点を無視したものになっていることや、短期主義であることが、事業承継M&A後の問題を誘発する原因と考えています。

私たちの特徴は、“家族視点の事業承継”です。家族視点というのは経営・株主を無視することではなく、家族の幸せを起点に本来必要とされるスリーサークルのバランスをとるという意味です。私たちは、「家族視点の承継学講座 承継学アカデミー」を通じて、事業承継に新たな選択肢を提供いたします。

【承継学プログラムの内容】
我々は、現経営者と後継者(親子、夫婦、兄弟)の同じ空間での対話と学びが何よりも大切だと考えております。
①適切な承継に向けた学びの場「承継学講座」②後継者の方々のコミュニティ「承継学ゼミ」を提供します。

具体的なプログラムや講師陣は改めてお知らせさせて頂きますが、事業承継分野で著名な経営者や後継者の方々に賛同頂いております(講師は確定していますが、現状では個別の所属や氏名は控えさせていただきます)

【承継学のDaidai特設サイト】
http://shoukeigaku.com/

【事前セミナーのご案内】
「家族視点の承継学」をテーマにした各種イベントに、特別ゲストをお迎えして、以下の通り開催予定です。

・プレセミナー第1回目
2022年9月3日(土)10:00〜11:30@オンライン(zoom)
『日本の伝統とファミリー企業の精神性』 株式会社和える 代表取締役 矢島里佳氏
https://peatix.com/event/3335777

・プレセミナー第2回目
2022年9月10日(土)19:00〜20:30@オンライン(zoom)
『ファミリー企業の魅力と可能性を考える』株式会社みやじ豚代表取締役社長 宮治勇輔氏
https://peatix.com/event/3336798

【共同創業者プロフィール】
・関清一郎
広島県出身。2006 年横浜国立大学経営学部卒業。同年横浜銀行入行。税理士法人山田&パートナーズ出向を経て、2016 年事業承継コンサルティング会社の青山財産ネットワークスに入社。日本M &A センターとの合弁会社事業承継ナビゲーターにて、事業承継後の経営者・家族向け相談業務の責任者を務める。株式会社日本M&Aセンターと株式会社きんざいが創設した認定制度「事業承継シニアエキスパート認定資格」の講師やファシリテーターとしての経験豊富。2020 年12 月に、家族視点の事業承継を「対話」を通じてプロセス支援する会社kamakura kazoku を夫婦で設立。日本全国にkazoku 顧問先を持つファミリーファシリテーター業務に従事。

・廣川克也
三井住友銀行(1993-2004)、北海道大学(知的財産本部:2004-2005)を経て、慶應義塾大学インキュベーションマネージャーとして着任(2005-2016)、起業支援、起業教育を担当。2012 年一般財団法人SFC フォーラムを設立、事務局長就任。2017 年SFC フォーラムファンドを設立、ファンドマネージャー就任。大企業勤務、中央官庁勤務、数度の転職と起業、投資家、上場企業役員経験を持つ。NEDO メンター/カタライザー、IPA 認定メンター、日本総研未来クロス 認定メンター、山形大学客員准教授、山梨県知事アドバイザー(リニアやまなしビジョン検討会議委員)、株式会社キングジム社外取締役など兼務。

・松本純
会計士/税理士。熊本出身。2007年横浜国立大学経営学部卒業。同年PwCあらた有限責任監査法人入所。2012年PwCアドバイザリー出向、戦略コンサルタントとして東証一部上場企業の国内事業立て直しと海外展開の戦略立案支援を担当。2013年から2015年まで休職し、夫婦で世界50か国をバックパッキング。2016年よりベンチャー企業に就職、翌年取締役就任。2017年から鎌倉市御成町にて自身が理想とする循環型社会の一つのモデルとしてGELATERIA SANTiを開業。2020年3月社会起業家のサポートをライフワークとして、鎌倉総合会計事務所開業。NPO法人七条保育所監事。

・関尚子(旧姓畠山)
神奈川県出身。2004 年明治大学政治経済学部卒業。同年横浜銀行入行。 綱島、日吉、本店営業部などに所属し、家族向け相談業務に10 年携わる。育児3 人介護2 人に向き合うため、退職。家族か仕事ではなくすべてを一体化できるワークライフインテグレーションとなる生き方をしたい、 また、元経営者の一人娘としての原体験を形にしたいと家族で対話を重ね、夫婦起業を決意。神奈川県の起業家支援拠点HATSU 鎌倉の起業支援プログラムに採択され、2020 年12 月に夫婦で「家族のchief happiness officer 」を目指す姿にkamakura kazoku を起業。経営者夫婦との2on2 MTG や、経営者奥様との1on1 MTG に強みをもつファミリーコーチング業務に従事。

【代表者メッセージ】

はじめまして。
私は承継学のDaidai代表を務める関清一郎と申します。

私自身、経営面や株式面を重視するあまり、家族面を犠牲にした生き方をした苦い原体験がございます。
またお客様のファミリー企業様との承継現場でも自らの力不足を痛感する場面がございました。
具体的には、家族視点の欠けた株主視点・事業視点の事業承継後に関わらせて頂いた経営者ご家族様の事例です。
社長であり家長である経営者様がご先祖様に毎日手を合わせて後悔なされていた姿は、今でも忘れられません。

こうした原体験から“家族視点”の事業承継の重要性を痛感し、経営者や後継者の方々に二度と同じような経験はして頂きたくないという思いから、後継者同士学び合うコミュニティを仲間とともに設立しました。
コロナ禍の大変ないま、事業承継の様々な課題にも取組む経営者とご家族様のお役にたちたいという一心で、誠心誠意努めて参ります。

私たちの新しい挑戦に、どうぞご期待ください。

関 清一郎

【お問い合わせ】
非営利型株式会社Daidai(担当:橋本)
メール info@shoukeigaku.com

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