株式会社グリーンメチル(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:小林良太)は、医療従事者に向けたコーチング・組織支援事業を新たに立ち上げ、2026年1月より、4つの専門プログラムを順次提供開始いたします。医師個人の意思決定支援から、医療現場の教育・組織支援までを視野に入れ、診療の外側で生じる課題に対し、段階的に選択できる支援の枠組みを整備していく取り組みです。

■ 社会背景(業界の背景)
日本の医療現場では、診療技術や専門知識の高度化が進む一方で、医療提供を支える運営・組織・経営といった周辺領域の負荷が、年々大きくなっています。
診療報酬制度の制約、医師やスタッフの確保・定着の難しさ、患者ニーズの多様化など、現場が向き合う条件は複合的であり、単一の工夫や努力だけで対応することが難しくなっています。
こうした中で、実際の医療現場からは、次のような声が聞かれることも少なくありません。
「開業当初は強い想いを持ってスタートしたが、日々の診療や運営に追われる中で、このままの形で続けていくことが本当に良いのか、はっきりしない不安を感じている」
「今の組織をもっと良くしたい、変化を起こしたいという思いはあるが、何から手を付ければよいのか分からない」
「保険診療だけでは、将来的に経営が成り立ちにくくなっていくことを感じており、何らかの対応が必要だと考えている」
このように、医師には診療に加えて、経営判断、人材マネジメント、チーム運営、組織の方向性づくり、さらには自身の働き方や今後の在り方に関する選択など、明確な正解が存在しない意思決定が同時並行で求められる場面が増えています。
一方で、医学教育や既存の研修は、診療技術や専門知識を中心に設計されていることが多く、こうした診療の外側で生じる判断や、組織をどのように導いていくかといったテーマについては、体系的に整理し、考える機会が十分に用意されているとは言い難い状況です。
その結果、医師や医療機関が、必要に迫られて独自に学び、独自に試行錯誤し、個人や限られたメンバーで抱え込んでしまう構造が生まれやすくなっています。
■ 課題
こうした構造の中で、医師が抱えやすい課題は「能力不足」ではなく、意思決定の負荷が過剰な状態になりやすい点にあります。現場では例えば、以下のような状況が起きがちです。
・経営判断や人材マネジメントについて、相談できる相手や整理の場が限られ、判断が個人に集中しやすい
・「組織を変えたい」という意志はあっても、変え方が言語化されず、施策が場当たり的になりやすい
・忙しさの中で意思決定が連続し、振り返りや再設計の時間が確保しづらい
この状態が続くと、医師本人はもちろん、チームや組織においても「判断の基準」「役割の境界」「コミュニケーションの型」が曖昧になり、運営が属人的になりやすくなります。
つまり、医療現場の疲弊は、個々の努力の問題というより、支援が点で存在しても、体系として接続されにくいことから起きる面がある。グリーンメチルはそのように捉えています。
■ グリーンメチルの支援アプローチ
グリーンメチルは、医療現場の課題に対し「単一のサービスで一律に応えることは難しい」と考えています。医師個人の意思決定の課題、クリニック組織の課題、業界全体の構造的課題は、性質もスケールも異なるためです。
そこで同社は、医療従事者を取り巻く課題を「レイヤー別(個人/組織/社会)」に整理し、それぞれに最適化した支援プログラムを体系的に設計する、というアプローチを採用しています。
個人レイヤー:医師が思考・意思決定に向き合うための支援
組織レイヤー:医療現場で人と組織が機能するための教育・組織支援
社会レイヤー:学会や外部パートナー等との連携も視野に入れ、知見や教育の普及・実装を目指す取り組み
重要なのは、これらを「全部盛り」で押し付けるのではなく、現場のフェーズや課題の所在に合わせて、必要な支援を選べる構造にすることです。
また設計にあたっては、認知科学・行動心理学“等”の知見も参照しつつ、現場で運用できるか/継続できるかという観点を重視しています。
■ 4つの専門プログラムと接続設計
本事業では、4つの専門プログラムを段階的に提供します。
各プログラムは単体でも利用でき、必要に応じて組み合わせ可能な設計です。
1.ドクターパーソナルコーチング(個人レイヤー)
医師が、日々の診療とは別に「考える時間」を確保し、思考・価値観・意思決定の基準を整理していくための個別支援です。診療外の判断(働き方、キャリア、経営判断の優先順位など)を、感情論ではなく“言語”として扱える状態を支援します。
2.ドクタープロコーチングアカデミー(組織レイヤー)
医師が患者・スタッフと向き合う際に、単なる説明ではなく「相手の理解・納得・行動」に配慮した対話を組み立てられるよう、対話の前提・構造・実践を学ぶ教育プログラムです。医療現場のコミュニケーションを、経験と勘だけに依存させないための“型”を提供します。
3.クリニック経営変革プログラム(組織レイヤー)
理念・戦略・収益モデル・人材育成を切り分けず、一本の軸で接続して設計することを目指す、経営層向けの組織支援です。運営が属人的にならないよう、判断基準・役割・運用の土台づくりから伴走します。
4.教育コンテンツ開発・普及の取り組み(社会レイヤー)
学会や外部パートナー等との連携も視野に入れ、医師向け教育コンテンツの開発・普及を目指す取り組みです。
■ 本事業で目指す状態/期待される変化:例
本事業は「成果を断定する」ものではなく、医療現場の意思決定と運用を支えるための枠組みとして、次のような状態を目指します。
・医師が、診療以外の意思決定(経営・人材・キャリア等)においても、判断軸を整理しやすい状態を目指す
・組織運営が属人化しないよう、役割・対話・運用の土台づくりを支援する
・個人支援と組織支援を接続し、現場の課題に応じて段階的に取り組みを設計できる状態を目指す
※得られる変化・成果は、受講者および組織の状況や取り組み内容により異なります。
■ コメント
取締役COO 匂坂仁哉
医師は、診療技術や医学的知識だけでなく、経営判断やスタッフ、患者との向き合い方、さらには自身のキャリアや生き方に関する問いなど、明確な正解がない問題に日々直面しています。
しかし現実には、それらを安心して考え、言語化し、整理できる“支援の場”は、提供主体や形態が限られており、十分に整備されているとは言い難い状況です。
私たちは、医師を「支えられるべき存在」として扱いたいわけではありません。医師が医療現場の中心で意思決定を担い続けるからこそ、意思決定の負荷を下げ、判断の質を保ち、組織として運用が回る土台をつくる。そのための“整理の技術”と“実行の設計”が必要だと考えています。
今回の4プログラムは、答えを一方的に提示するのではなく、医師や組織が自分たちの状況を捉え直し、言葉にし、選び直し、必要な行動に落としていくための枠組みとして設計しました。
現場は常に忙しく、理想論だけでは前に進みません。だからこそ、現場で実行し続けられる粒度にまで落とし込み、段階的に取り組める形で支援を提供していきます。
本記事は全体像を示す第1弾です。今後は各プログラムの設計背景や具体内容について、順次発信してまいります。
■ Meditech Hub(メディテックハブ)とは
「Meditech Hub(メディテックハブ)」は、AI技術と多層バイオデータ解析を基盤に、
分子栄養学・精密医療(Precision Medicine)・機能性医学の知見を統合した次世代型AI診療支援プラットフォームです。
医療現場で課題とされてきた「診療の属人化」「教育・運用負担」「業務効率の低下」、さらに自由診療・栄養療法導入における「専門人材の不足」「学習コスト」「経営リスク」など、複合的な課題の解決を目的に設計されています。
電子カルテを基盤に、特許技術(特許第7457420号)に基づく血液栄養解析、治療ロードマップ、PHR連携、サプリ管理、患者フォローなどを一元的にクラウド提供。
診療の再現性と効率性を高めながら、持続可能な医療経営を支援します。
さらに、血液・尿・毛髪・唾液・DNA・便などの多層バイオデータを統合的に整理・分析し、個人の健康状態を多角的に理解できる環境を提供。
AI技術と医療DXの融合を通じて、医療現場の標準化と継続的発展を目指しています。

本リリースに関するお問い合わせ
お問い合わせフォーム:https://greenmethyl.com/contact/
企業情報
社 名:株式会社グリーンメチル
所在地:〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-378
代 表:小林 良太
設 立:2021年2月1日
資本金:8,730万6316円(資本準備金を含む)
事業内容:医療クラウドサービスの開発、運営、運用
HP:https://greenmethyl.com/


