・日本を代表する航空会社が、フォワーダーに卓越したエンドツーエンドの予約体験を提供するデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために、デジタル予約プラットフォーム選択
・JALCARGOがアジア環太平洋地域における主要航空会社の5番目としてcargo.oneプラットフォームに参入することで、cargo.oneのアジア太平洋地域における主導的地位を強化
・現在cargo.oneは日本の航空貨物スペースのデジタルチャネルの一旦をを担い、日本の主要航空会社3社すべてのスペースを提供
東京・ベルリン、2022年7月27日 – 日本航空(JAL)の貨物部門であるJALCARGOとcargo.oneは本日、デジタル航空貨物予約によって航空会社のスペースを世界有数の市場に提供する事を可能にする、国際的な提携を発表しました。 JALCARGOは、ビジネスのデジタル化促進のパートナーとしてcargo.oneを選びました。 今月からcargo.oneは日本のフォワーダー向けにも利用可能になり、シームレスなデジタル予約体験と、効率と競争力の向上機会を提供しています。 世界中のフォワーダーにとって、cargo.oneは航空貨物をデジタルで予約するための最良の方法です。
日本向けの航空貨物量は世界的に見ても多く、東京の空港は一貫して積載トン数でも世界のトップクラスの航空貨物ハブとして機能しています。JALCARGOは日本を代表する航空会社として、2021年に74万トン以上の航空貨物を輸送し、優れた国内ネットワークを提供しています。 cargo.oneを使用する何千ものフォワーダーは、たった数クリックで即座にリアルタイムのJALCARGOの容量を検索、予約、修正、追跡できるようになります。
JALCARGOはデジタル化を促進するために、世界をリードする多くの航空会社での技術的および商業的成果と、信頼性が高く楽しいデジタル予約体験をフォワーダーに提供する比類のない能力を評価し、cargo.oneと提携しました。両社は、絶え間ないイノベーションと顧客ニーズへの強いコミットメントで実績を上げています。
日本航空の執行役員貨物郵便本部長である岩越宏雄氏は、次のように述べています。「優れた顧客体験を提供することは当社の事業戦略の重要な要素です。cargo.oneは、我々が掲げる顧客重視とサービスレベルに対する高い評価だけでなく、市場の要求を満たしてゆくという私たちの目標と起業家精神も共有しています。 cargo.oneのサービスに参入することで、JALCARGOはオンラインでの差別化とデジタルでの成功の新たなステージに進み、さらに有利な立場にいると言えます。」
デジタルセールスをグローバルに獲得するために、航空会社は最良のオファーの可視化と顧客中心の事業展開を戦略の中心にする必要があります。cargo.oneは提供品質を最適化し、業界をリードするデジタル購入の流れを構築することにより、JALCARGOチームが市場のニーズを十分に活用できるようにします。
「日本を代表する航空会社から信頼できるパートナーに選ばれたことを光栄に思います。チームと協力してJALCARGOのデジタル戦略を推進することを楽しみにしています」と、cargo.oneの創業者兼共同CEOであるMoritz Claussenは述べています。 「このパートナーシップにより、cargo.oneのアジア太平洋地域での主導的地位がさらに強化され、世界中のフォワーダーに独自の高品質のデジタルサービスを提供することが可能になります」と彼は付け加えます。
日本の航空会社の貨物スペースのデジタル窓口として、cargo.oneはオンラインの顧客ニーズを最大限に満たすよう、JALCARGOを含む航空会社に対して専門的なご提案をさせて頂いております。 航空会社はデータ分析プラットフォームであるcargo.one360からの、偏りのない純粋なデータから読み取れるグローバルな洞察を活用することができます。 さらに、cargo.oneのグロースマネージャーはJALCARGOのデジタルパフォーマンスを向上させ、市場の需要を割り出し、そこから得られる学びを収益とスペース管理に活かすためのサポートをします。
cargo.oneを通じたJALCARGOが持つ貨物スペースの予約は、この夏ヨーロッパ市場から開始します。 この提携は2022年にアジア太平洋地域の航空貨物市場への参加を大幅に拡大するためのcargo.oneの動きの大きなステップです。
- JALCARGOについて
JALは1951年の創業以来、旅客便と貨物便の両方を利用した質の高い貨物輸送サービスを提供してきました。 今日まで、JALの貨物事業部門であるJALCARGOは、お客様に比類のないサービスを提供し、社会の発展に貢献するために着実に取り組んできました。
2020年から2021年にかけてのコロナウイルスのパンデミックの状況下で、JALは顧客のニーズを満たすために医療製品や日用品を輸送するのに、国際線および国内線で旅客機を使用した貨物便を積極的に運用しました。
今後、成長する医薬品やヘルスケア製品のサプライチェーンをサポートするために、JALは2022年冬にメインハブである成田国際空港に新しい製薬専用温度管理施設(GDP / CEIV準拠)を設立します。
- cargo.oneについて
2017年設立のcargo.one(Cargo One GmbH)は、航空貨物スペースの予約およびマーケティングプラットフォームで、数十の航空会社から即座に予約可能な見積もりを提供することに重点を置いており、世界中で3,000以上の営業所で使用されているこれまでにないサービスです。認定されたフォワーダーは、リアルタイムで検索、比較、予約を行い、その場で予約確認を受け取ることができます。デジタルファースト企業として運営するcargo.oneチームは、国際的なビジネス経験、B2Bテクノロジーの変革に関する専門知識、および航空貨物市場の知識を活用しております。
cargo.oneは、ヘルマンワールドワイドロジスティックス株式会社、アジリティ株式会社、ダクサー、フレックスポートなどの主要企業を含む、数千のフォワーダーのユーザーベースを提供し、ルフトハンザ、IAGカーゴ、シンガポール航空カーゴ、エアカナダ、LATAM、TAPポルトガル航空、フィンエアー、エティハド、全日空、日本貨物航空株式会社などの数十のグローバル航空会社と提携しています。2020年にAir Cargo News賞を受賞、World Cargo Awardsでは2021、2022と2年連続で『航空貨物業界の情報技術』賞を受賞しました。さらに、2022年のInternational Awards for Excellence in Air Cargoでは『航空貨物の革新的なロジスティクスソリューション』賞も受賞しています。
cargo.oneは、Bessemer Venture Partners、Index Ventures、Creandum、Next 47、Point Nine Capital、そしてルフトハンザ・カーゴを含む国際的に著名な投資家からこれまでに6,500万ドル以上の資金を調達しています。